キミとボクとで

聞いて感動したギャグを脚色。


意味もなく分厚い本がぎっしり詰まった本棚をバックに、 丸いレンズの眼鏡をかけた教授風のアフロ頭のおじさんがいるわけです。 彼は大きな机の向こう側に立っていて、最初はこちらに背を向けているのです。 そしてもったいぶった動きで振り向きながら、こう口を開くのですね。

「我が輩は、円周率である」

と。
彼は偉い教授なので、こっちとしてはどんな高度な話をしてくれるか期待していたので、 さっぱり意味がわからないわけです。 が、こっちの動揺をよそに、顔色一つ変えずにこう続けるわけです。

「名前はまだパイ」

まだパイって!「まだ」って何!?
あるじゃん立派な名前が!
それに我が輩は円周率って、何が円周率?
まさか知能指数?

とさまざまな疑問が頭をよぎり、混乱しつつこう返すわけですよ。

「ボ、ボクの名前は乙ですよ」

すると教授は意味もなく眼鏡を光らせてこう言うんです。

「では私とあなたでオッ以下検閲削除