腹話術とCD

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

腹話術師・いっこく堂が、紅白出場ねらう

人気腹話術師・いっこく堂(39)が、世界初の“腹話術CD”を発売することになった。タイトルは「傷だらけの私鉄沿線」。いっこく堂が西城秀樹と野口五郎の大ファンだったことから、記念すべきデビュー曲は両者の代表曲である「傷だらけのローラ」(西城)と「私鉄沿線」(野口)をミックスさせ、1曲に仕上げた。

腹話術とCDーーーー
かなり相性が悪い組み合わせである。

CDを聞いているときは、歌っているときに口が開いているか閉じているかなど、 聞いているほうにはわからない。 いっこく堂得意の、「声が遅れて聞こえるんです」の芸だって、 姿が見えなければ、声が遅れているかどうか確認する術は無い。 腹話術が「口が閉じているのに声が出る」という芸である限り、 CDを出そうとしたときに常についてまわる限界である。

しかし、いっこく堂はCDデビューを果たす。 これは、いっこく堂が「口が閉じているのに声が出る」 という限界を超えた芸を開発したと考えるのが自然である。

では、その芸は何か。

それはきっと「口が開いているのに声が出ない」に違いない。