ヒゲそりとコンパス

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先日ドラッグストア、つまり薬屋でシェイバー、 つまりヒゲそりを売っているのを見たときのことです。

そのヒゲそりには、子供向けのおかしのようにおまけがついていました。 何がついているのでしょうか。キン肉まん消しゴムでしょうか。
・・・どうやら違うようです。
なにやら矢印がついていて、その一方が赤くなっています。 そうです。それはコンパス、つまり方位磁石だったのです。 ちなみに今「こんぱす」と打つと変換は「コンパす」となりました。 どうやら世間では「コンパス」という言葉よりも、 「す」という止め方あってもコンパの方が大事らしいです。 「今まさにコンパす」みたいに使うんでしょうかね。

さて、何がヒゲそりメーカーに「そうだ、ヒゲそりにコンパスを付けよう!」 と思い至らせたのでしょうか。 メーカー側も、消費者がそのおまけによって、ヒゲそりの商品価値が高まるようなものを、 そのおまけが付いていることによって、消費者がそのヒゲそりを選ぶようなものを、 おまけとして付けることを考えたはずです。

担当者がコンパス好きで、こう言ったのでしょうか。

「オッス!オレコンパス大好き! コンパスがないと眠れないし、いつもコンパスを身に付けてます! ほら。今もこことこことここにも持ってます。 あと主食もコンパスです。 だからヒゲそりのおまけもコンパスですよ。ね?」

ね?じゃねえよ。ということで光の速さで却下。

とすると、答えは一つ。 コンパスがヒゲを剃るときに役に立つと確信したのでしょう。 しかしどんなケースで、コンパスが役に立つのか?

ハァ、ハァ。
道を見失ってからどれくらいたっただろう。
どっちが街かもわかりゃしねえ。
しょうがねぇ、ここはヒゲを剃るしかないな。
ヒゲそり、ヒゲそり、と。
・・・これは、このヒゲそりに付いているものは!
コンパスじゃないか!!
これで街の方向がわかる!!助かった!!!

みたいな?