プロバイオティクスって

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「プロバイオティクス」

こんな言葉を電車の中の広告で見かけました。

皆さんこの言葉は良くご存知だと思いますが、 念のために言葉の意味を説明しておこうと思います。

さて、長い言葉の意味をとらえる上では、 どこで区切るかということが大事になってきます。 この場合よくしてしまう間違いとして、以下のように切ってしまうことがあります。

プロ バイオ ティクス

この言葉はヨーグルトの広告に載っていた言葉であるのですが、 そのせいもあってこの単語に「バイオ」を見いだしてしまいがちです。 しかしこれは「バイオ」でひとかたまりなのではなく、 「バイ」で区切るべきなのです。 つまり、こうです。
プロ バイ オティクス

「バイ」の意味するところは、もちろん「2倍の」です。 バイリンガル、バイセクシャル、バイク、バイアグラ、など例を挙げればキリがありませんが、 これは日本語の「倍」を起源に持ちます(この文章6割ウソ)。

すると、バイの後に来る「オティクス」は当然名詞です。 2つあるものですから複数形であり、語尾の「ス」は複数形を表すもので単数形は「オティク」です。 また、語頭にある「オ」は丁寧にしているだけですから(e.g. 「おフランス」)、 この名詞の本体は「ティク」であることがわかります。

「ティク」は、もちろん「地区」が変化したものですから、 「オティクス」「2つの地区(丁寧に)」です。 (一説には「ティクビ」の複数形が「ティクス」だとする向きもあるそうですが、 本流ではないようです)

残るは最初の「プロ」ですが、これは普通に「プロフェッショナル」を縮めたものですので、

「プロバイオティクス」=「職業的な2つの地区(丁寧に)」

となりました。


ヨーグルトとなんの関係もないです。