解釈の相違

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またか、そう思わせる記事だった。

少し前の記事だが、横浜佐々木で虎黙らせた! 1710日ぶりSを参照して頂きたい。 佐々木が日本のプロ野球に復帰し初のセーブを阪神相手にあげたという記事である。 問題は後半にさしかかったあたりの佐々木のコメントの部分にある。

「ノドがカラカラで…。監督から(登板前に)声をかけられたけど(気持ちが試合に)入っちゃってたからよく覚えてないんだ」

以前から私は、不用意にコメントを補足するべきではないと考えている。 今回のコメントにしても、佐々木は
「ノドがカラカラで…。監督から声をかけられたけど入っちゃってたからよく覚えてないんだ」
としか言っていない。

素直に解釈するならば、以下のようになるだろう。

1.佐々木はそのときどうしようもないくらいノドがカラカラだった。 それを察した監督は、すかさず「佐々木、これを飲め!」と佐々木のノドに青汁を流し込んだ! あまりの衝撃的な味に、その青汁は全量佐々木の気管に入ってしまった! 壮絶にむせる佐々木に対し、監督は「そんなに喜ぶなんて、うれしいなぁ。もっと飲むか?」 と声をかけたが、 佐々木は青汁が気管に入っちゃってからよく覚えていない。

2.佐々木は監督にホの字(死語)であり、その憧れの監督と二人きりのシチュエーションに緊張しきってしまった佐々木は、ノドがカラカラになってしまっていた。 監督は佐々木に「佐々木・・・いいだろ?」と声をかけられたのだが、既に何かがどこかに入っちゃっていたからよく覚えていない。

ということで、記事に記者の主観がある程度入るのは仕方ないわけだが、 それによってり真実がねじ曲げられてしまう可能性を私は危惧するし、 更に言えば、私のようなものは記者にならなくて良かったなと、そういうことである。