ウィンブルドンを見て

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私もスポーツメーンであるからして、ウィンブルドンテニストーナメントが行われていたりすると、 「すげー」とアホみたいに口を開けながらりりしく観戦したりしているわけです。 そこで今日は、ウィンブルドンを見ている人多しといえども、私しか気付かないだろうという点について書いてみる。

「選手たちは日本文化に敬意を払っている。」
これが結論である。 しかしこれだけでは意味はわからないだろうし、わかられてもそれはそれで恐いので理由を書いておこう。

選手たちは、渾身のショットを決めた後、ある言葉が口をついて出るケースが多々見られる。 といっても、「ウォァーン」とか「ンゥーヌ」とかそういった類いの、ボールを打つ瞬間に出る気合いの声ではなく、あくまで決まった後の雄叫びで、である。 そしてその言葉からこそが、彼らの日本文化への敬意が伝わってくるのである。

その言葉はこうである。
「クモーン!」

ちょっと考えればすぐに思い当たるが、これはまぎれもなく「公文式」を意味している。 公文式といえば日本が誇る自習形式の学習方法で、将棋の羽生善治や何を隠そうこの私もやっていたことでも有名である。 ちなみに公文式の名前は、前会長の公文公(くもんとおる)から取られているそうである(2へぇ)。

それにしても、この公文式が海外のトップのプロテニス選手の間にもこれほどまでに広がっていたとは驚きである。 確かに彼らのショットの正確さは、ボールのラケットへの入射角と反射角を瞬時に計算することなしにはありえないもので、 そこにこそ公文式で鍛えられた暗算の能力が垣間見られるのである。

そしてそれ以上に、ここまで適当なことを書くことができる自分が驚きなのだった。