Movable Type

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重要】 Movable Type 新バージョンとパッチの提供について

Movable Typeのバージョンを3.32にするのをさぼっていたら、いつの間にか3.33になっていた。 一つ手間が省けたと喜んでバージョンアップしてみたが、全く見かけは変わらない。 セキュリティー上の問題を解決したらしい。

ということで、ここで私なりのMovable Typeのカスタマイズ法を記しておこうかと思う。

カスタマイズは最小限に

俺にも、テンプレートいじりまくってデザインカスタマイズしていた時期もありました・・・

でも、それって結局バージョンアップするたびに追加されていく新機能たちからは、 取り残されるハメに陥るのだ。 なぜかといえば、そういう新機能はデフォルトの状態でこそ、 きちんと機能するように作られているからであり、 様々な方向にカスタマイズしまくっているテンプレートに対しても、 きちんと機能するようには作られていないからだ。

例えば、バージョン3.3から導入された、デザインを手軽に変更できるStyleCatcherというものが あるが、 これなどはまさにデフォルトの状態のテンプレートしか動作は保証されていない。

従って、我々ユーザーサイドとしては、今後追加される機能に対応していくためにも、 テンプレートをいじるタイプの凝ったカスタマイズはしない方がいいというのが、 私の考えである。 ただ、カスタマイズしていい部分もある。 それが次に述べるWidgitだ。

Widgitはどんどん使う

Widgitというのは、ブログの右や左のカラムにたいてい付いている、 「最近のエントリー」とか「カレンダー」とか「最近のコメント」とか そういったやつのことで、Movable Typeではこういった一つの機能を「Widgit」と定義し、 Widgit Managerというもので管理できるようになったのだ。 簡単に表示非表示を切り替えられるし、自作も簡単。 ソースコードがあれば、他の人が作ってくれたWidgitの導入も当然簡単。

これは、製作者側から「カスタマイズはこれを使ってやるといいよ」 というメッセージであるので、どんどんこれでやっていくといいでしょう。

accesskeyは効かなくする

私は最近はOSXのFirefox上でエントリーを書くことが多い (一時mozexを使って外部エディターで編集しようとしていたが、 「Jedit X」のようにスペースを含むフォルダ名を受け付けないので挫折)。 私は「矢印キーを使ってカーソルを動かすのが嫌いな人の会」会員なので、 可能な限りControl+FとかControl+Nとかそういうのでカーソルを動かすことにしている。

しかしMovable Typeのテキストエリアで編集しつつControl+Nとか押すと、 他のショートカットが誤発動してしまうケースが発生する。 どれぐらいの人が困っているかは知らないが、とりあえず解決法を書いておく。

犯人は /tmpl/cms/ にある、下のやつらだ。 entry_actions.tmpl
comment_actions.tmpl
commenter_actions.tmpl
edit_entry.tmpl
これらのファイルにある、「accesskey="s"」みたいな部分を消せば、 Movable Type設定のショートカットが効かなくなってくれる。

とここまで書いて、昔にこの話を取り上げていたことを思い出した。
うむらうす:MT3.2 エントリー編集時の問題

ショートカットを有効にするか無効にするかを設定できればいいのに。 どうせこういうショートカットはあんまり使われてないだろうし。

('06 10/22追記)Firefox2.0からはショートカットキーがデフォルトではAlt+Shiftになったので、上の変更は必要なくなった。 参考:Firefox 2 ではAccesskeyの利用はAlt+Shift、Ui.key.generalAccessKey の値を 18 にすれば今まで同様 Alt で利用可能

スパムコメント、スパムとラックバック対策

これも前に書いた。これも毎回やり直さないといけないのでめんどい。
スパムコメント対策 (うむらうす)


ということで、Movable Typeをバージョンアップするたびに、 いろいろとカスタマイズし直さなくちゃいけなくて面倒くさいが、しょうがない。 なんとかならないもんですかね。