ゲーム業界がおもしろい

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NintendoDS、PS3、Wiiなど、ゲーム機のハードが火花を散らす年末であるところの今日この頃、 ゲーム業界のこれまでの流れについてとてもよい記事を発見。
FIFTH EDITION: 据置ゲームがこの世の地獄から生還するためにせねばならない事
FIFTH EDITION: SCEと任天堂の「いつか来た道」

ゲームウォッチ、ファミコンに始まり現在のPS3+Wiiまでの歴史がとてもわかりやすくまとめられていて、一読の価値あり。 「携帯ゲーム機におけるDSの一人勝ちはDQ9のDSでの発売発表により確定」 という意見には賛成。
『ドラクエIX』について任天堂の岩田聡社長も「感慨深い」と発言! / ファミ通.com
これで私もいずれDS買うかな。

さて、ちょっと考察。

PS3は、同じルール(同じコントローラー、入力情報など)の元で性能を向上させて行くという流れの上で、行くところまで行ってしまった到達点だ(いわゆる持続的イノベーション)。 しかしもう、ユーザーが利便性の向上を感じるスペックアップの域は、 既にPS2オーバーしてしまっていたのではないかと思う。

例えばデジカメも同じような状況で、 ユーザーとしては300万画素か400万画素でもう十分なわけで、 600万とか1000万画素とかは一般ユーザーが使いこなせる(利便性を感じる) スペックははるかに超えてきてしまっている。 どうせ画質は「スタンダード」とか「エコノミー」にして撮ってるわけだし、 ファイルを送ろうにもMB超えたらめんどくさいので、 どうせサイズ小さくして送るわけじゃないですか。 要は、全然活かしてないオーバースペック。 皆さん、10枚ぐらいしか撮れない超詳細モードで撮ったこと、ありますか?

そうすると、ネット上で送るのにちょうどいいくらいのサイズの 写真しか撮れないけど、ボタンが超少なくてえらく安い、 みたいな商品があったもいいんじゃないだろうか。 ま、素人が思いつくぐらいだから、きっとどこかにもうあるんだろうが。

そういうわけで、ゲーム機のハードの「同じ枠内でのスペックの向上」 という流れは、もう十分行き尽くしていたと思う。 それなのにそこから更に先に行ってしまったPS3。 しかし、技術屋がスペック上げる方向に向かうのは本能のようなものであり、 そこからスペックをあえて落とす方向に進むのは、 とっても難しいということもよくわかる。 しかし、DSやWiiはそれをやってのけた。

DSやWiiは、性能面ではPSPやPS3に劣るかもしれないが、安価で、 かつこれまでのルールを飛び越えた新ルールを取り入れることに成功した (いわゆる破壊的イノベーションというやつ)。 これは、形となってできている物を見てしまえば、 「おお、いいじゃないですか」などとは言えるものの、 世の中にない状態でそれを提案していくのは難いものだと思う。 「何それ」「使いにくい」「使い方わからない」「何ができるの?」 とかきっと散々言われるわけですよ。 そして、それがベストの形であるという根拠はない。 何しろまだ世の中にないわけだから。 しかし任天堂にはそれができた。 DSもWiiも同じ匂いを感じるので、トップが引っぱって行ったのかな、と思う。 ともあれ、新しいハードの開発に関して、任天堂は本当にすばらしい仕事をしたと思う。

あと、こちらの任天堂岩田社長のインタビューもおもしろいかもしれない。長いけど。
任天堂 岩田聡社長インタビュー(1)
任天堂 岩田聡社長インタビュー(2)
任天堂 岩田聡社長インタビュー(3)
任天堂 岩田聡社長インタビュー(4)

といいつつDSもWiiも持ってない。
早く品薄どうにかしてくれ。特にDSLite。