読書メモ:KJ法—渾沌をして語らしめる

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:
KJ法—渾沌をして語らしめる
  • 発売元: 中央公論社
  • 発売日: 1986/11

★★★★☆

KJ法の決定版

 KJ法について書かれた「発想法」「続・発想法」が1970年ぐらいに発刊されたが、この「KJ法は」1986年に発刊された、約580ページ+図表5枚の堂々たるボリュームの決定版(お値段6800円)。

 kJ法のやり方や精神については、前著の2冊の内容とほぼ同じだが、より発展させた形。KJ法の会議への適用やグループKJ法について、他にも取材方法としてKJ法と逆に発散志向のメモ+まとめ方法である、マインドマップに似た「探索ネット(通称花火)」など色々な内容がたっぷり書かれている。

 説明は尽くされている感があり、図表もふんだんに示されているため、KJ法の全容をつかむことができる。難点は手に取るのをためらわれるボリュームと、立派な価格か。KJ法を学ぶ必要がある人にとっては非常に価値があり、★5つ。普通の人には値が張りすぎるので★3つ。図書館で借りられるなら★4つ。

関連エントリー:

その他の書評などはこちら。
Socialtunes - haru