私が石鹸を始めるまで
〜why handmade soap?〜


 現在のお肌に、満足していますか?
 こう尋ねられて、はっきりとYES!と答えることのできる人は少ないのではないでしょうか。目に見えるトラブルのある人はもちろん、一見美肌の持ち主も、実は乾燥がひどくて、などなど大満足には至らなかったり。「コレがいい!」という噂を信じて、日々新しい美容法や化粧品を渡り歩いてしまう人は多いのかもしれません。

 私もかつて、そんな一人でした。そしてある日ふと気づくと、母の方が肌が綺麗! 私の母は、美人だった割にはほとんど美容というものに興味のない人です。そして、私は顔以外の肌はいたって綺麗だったりします。これはなにかおかしい!
 そんなとき、私の友達が将来のハゲ対策として石鹸生活を始めていました。彼に薦められて石鹸生活を始め、そして自作もできることを知りました。

 私は、今でもお化粧が好きです。お化粧したほうがキレイになれるし、いい匂いのお化粧品は私を幸せにしてくれます。でも、化粧品の原価がとても安いことは周知の事実ですし、生産してから使用されるまでに時間がかかるために本来は不要な成分を添加しなくてはならないこともあるでしょうし、高価な成分をふんだんに入れることも、何が入っているかを把握することもできません。
 逆に、私は過剰にエコロジカルであること、お化粧をしないことを強要されることも好きではありません。新しいこと、素敵だと思えることを自由に選択したいと思います。

 石鹸作りは、ひところの流行を終え、一部の人々の間で確実に根を張ったように見えます。石鹸を自作することは、市販品に対する不信、エコロジー志向、「自分らしくありたい」という個性への信仰などの近年の風潮にマッチしているのでしょう。買うことしかできないと思っていた日用のコスメティックに、自作というひとつの選択肢を手に入れることができたことは、感慨深いことだと思います。

 ともあれ、今では自作石鹸は私の洗うライフに欠かせません。手作り石鹸を使って、私は髪や肌のトラブルが改善しました。何より、自分の好きな石鹸を製作し、それを使って毎日お風呂に入るのは、とても楽しいのです。カタログを見ては、今度はあれを買ってこんな石鹸をつくろう、と考えるのも、できた石鹸を友達にプレゼントして喜ばれるのも、自作石鹸のよろこびのひとつです。
 私は、他の人に石鹸を強要しません。でも石鹸作りを知らない人に、こんな楽しいことがあるんだよ、こんな素敵なものがつくれるよ、と教えてあげたいという気持ちは持っています。あなたが、石鹸作りに興味を持ち、その良さを感じていただけたら、とってもうれしいです。

 最後に、このサイトの制作・運営にあたり、さまざまなアドバイスを下さった先輩ソーパーのみなさん、素敵な画像を提供してくださったzeit-xさんと、励まし支えてくれた友人たちに深く感謝致します。ありがとうございます。これからもよろしくお願いしますm(_ _)m。

Copyright 2000-2003 RuRu. All rights reserved.