感想メモ:どの子ものびる運動神経 指導者編

どの子ものびる運動神経 指導者編
どの子ものびる運動神経 指導者編
  • 発売元: かもがわ出版
  • 価格: ¥ 1,890
  • 発売日: 2004/07

★★★☆☆

前半が指導者としての心構え、精神面の教え方、立ち方、歩き方。
後半は身体ほぐしの理論と実際。
二人の著者がそれぞれ受け持ったようで、内容は別個な感じ。

前半は参考になる部分が多い。
特にインナーゲームは、精神集中の方法としておもしろい。

逆に、細かいことはあれこれ意識せずに、
ただボールがバウンドするのを「バウンス」、
ラケットに当たる瞬間を「ヒット」と声を出して数えるだけで、
驚くほど簡単にボールは相手コートに飛んでいくというのが彼の主張だ。
ところがグリップ、バックスイング、インパクトのタイミングなどを
細かく教えているのに、どういうわけだかあまり上手にならないのである。

これはつまり、複雑な複数の動きを瞬時にこなす運動をするときは、
なるべく気にすることは少なくすることが必要ということ。
ただ、ここまでやってもいいとは知らなかった。

本の後半は、様々な体操の紹介が主。
全部をこなすのはムリそうで、
どう適用するかは指導者に委ねられている状態。

おもしろそうなトピックはいくつか見られるのだが、
全般的に説明が不足している感がするのが残念。
オススメ度は★3つです。

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