感想メモ:おとなの進路教室。

おとなの進路教室。
おとなの進路教室。
  • 発売元: 河出書房新社
  • 価格: ¥ 1,365
  • 発売日: 2007/03/16

★★★☆☆

著者は「おとなの小論文」の山田ズーニーさん。
ほぼ日連載のコラム+読者とのやりとり、という体裁。
テーマは、タイトルの通り「仕事」や「人生」といった深いもの。

コラムの集合体なので、すぐ読める。
語られている内容も、なるほどねぇと思わせる部分もあった。

しかし。

なぜだろうか。読み終えたときに残ったものが少なかった。
考えた結果、自分と根本的な考え方が違うからだろうという
結論に至った。語り口のベースに悲壮感を感じるのだ。
そのテイストが自分の信念と反するところだったのだと思う。
そしてそれは何が正しいというようなものではなく、好みの問題だろう。

そんな中で、参考になると感じたのは以下の部分。

「やりたいことが見つからない」というとき、問題は、
その答えをこばんだり、いつまでもそこにうずくまったり、
それでも「俺は何がやりたいんだろう?」といたずらに問いを握りしめ、
自分をもてあそんでしまうことではないだろうか?
はっきりと意味や成果が見える目標よりも、
「なんだかあけがわからないけれど面白い」
というものに自分をひらいておけ! いや、飛び込め!というのが
個人として仕事をし始めてから、自分の鉄則のようになっている。

語られているようなテーマに、今まさに直面している人は
参考になるところは多いだろう。
オススメ度は★3つです。
私にはちょっと合わなかったです。

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