感想メモ:永遠の0 (ゼロ)

永遠の0 (ゼロ)
永遠の0 (ゼロ)
  • 著者: 百田 尚樹
  • 発売元: 太田出版
  • 価格: ¥ 1,680
  • 発売日: 2006/08/24

★★★★★

特攻で祖父を亡くした姉弟が、
生前の祖父を知る人々を訪ね、
それぞれの口から、祖父についての様々な話を聞く。

彼がどのような人間だったのか、
何を考え、どう生き、そして、
どのような最期を迎えたのか。

最初は「憶病者」という言葉を聞き、
暗い気持ちになった二人だが、
話を聞くにつれ、その裏にある強い信念、
そして愛を知る。

不覚にも、読んでいる最中に、
何度も目から汗が出てしまった。
外で読んでいたので、困った困った。

改めて、どこに心を動かされたのか?
と振り返ると、ここ、というシーンがあるわけではない。

しかし、戦争という、現代の日常から遠く離れた状況で、
文字通り自らの命を賭して戦った人たちがいたこと。
命を落とした多くの人たちには、皆大事な人がいたであろうこと。
そういったことを思い馳せると、今、こうして生きていること自体が
幸せなことなのだと気づかされた。

久しぶりに小説を読んだけど、
今まで読んだ中でも5本の指に入る小説だった。
とてもおもしろかった。オススメ度は★5つです!

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