感想メモ:脳と気持ちの整理術―意欲・実行・解決力を高める

脳と気持ちの整理術

脳と気持ちの整理術―意欲・実行・解決力を高める (生活人新書)
脳と気持ちの整理術―意欲・実行・解決力を高める (生活人新書)
  • 著者: 築山 節
  • 発売元: 日本放送出版協会
  • 価格: ¥ 735
  • 発売日: 2008/04

★★★☆☆

自分をコントロールするのは難しい。
ふと気づくと、やろうと思ったこととは別のことをしていたり、
いつまでたってもやる気が出なかったり。

逆にいうと、自分をコントロールできれば、
成果はかなり高まるのではないか?
でも、どうやって?

そんな問いに答えるのが、この本。
ポイントは、脳の特徴を理解した方法をとること。
著者は、脳神経外科医で「脳が冴える15の習慣」の築山氏。

脳はやる気を失いやすいものだし、
見聞きした情報を忘れやすいものだし、
思考を混乱させやすいものだということです。
大切なのは、脳の機能的な制約を理解し、
それを補う使い方を心がけることです。

以下、メモした部分。

★作業興奮の活用。

「短期間の集中×多数」で脳は活性化される。
「テキパキと行動している状態」を意図的につくり出そう。

あえて簡単な作業を行うことで、
脳のウォーミングアップをする。

★脳の特徴

仕事や勉強のやり方に変化をつけよう。
同じことを続けていると、脳が早く疲れやすい。

脳に定期的に刺激を与えよう。

感情的な過大評価が、冷静な思考を難しくする。
たくさんの問題を脳の中だけで処理できると思ってはいけない。

★出力は大事

入力はただの入力。出力は「出力+再入力」
出力されたアイデアが次のアイデアを生む。
脳の中だけで考えていると「ひらめきの連鎖」が起こらない。

★夜の脳は疲れている

重要性アイデアをまとめたいときには目を休めよう。
夜はできるだけ早く寝て、日中にすっきりした頭で考えよう。

ちなみに、計画力についての部分は、
「気になっていることリスト」を作るなど、
GTDの手法に非常によく似ていた。

脳の特徴を知って、うまく付きあおう。
自分を飼いならすというイメージかな。
オススメ度は★3つです。

目次
第1章 前向きな自分をつくる(意欲を高めるための基本原則
「やる気が出ない」ときの対処法 ほか)

第2章 思考の整理術―計画・実行力を高める(「見えない敵」が脳を混乱させる
「気になっていることリスト」をつくろう ほか)

第3章 記憶を強化する技術(情報を覚えるためには努力が要る
「脳の中の小さな机」を意識しよう ほか)

第4章 アイデアを生み出す技術(創造力を高める生き方、考え方
「ひらめきの連鎖」を生み出そう ほか)

第5章 気持ちの整理術(脳を安定させる「感情のリスク・コントロール」
解釈を変え、不快をやわらげる方法 ほか)
脳と気持ちの整理術―意欲・実行・解決力を高める (生活人新書)
脳と気持ちの整理術―意欲・実行・解決力を高める (生活人新書)
  • 著者: 築山 節
  • 発売元: 日本放送出版協会
  • 価格: ¥ 735
  • 発売日: 2008/04

関連:


その他の書評などはこちら。
Socialtunes – haru

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です