感想メモ:ライト、ついてますか —問題発見の人間学

ライト、ついてますか—問題発見の人間学
ライト、ついてますか—問題発見の人間学
  • 発売元: 共立出版
  • 価格: ¥ 2,100
  • 発売日: 1987/10

★★★★☆

 問題を解決するのは簡単ではないな、と心底思える本。

  • 問題を解決するには、まず「そもそも問題が何なのか」を理解する必要がある。
  • そしてその問題が、誰にとっての問題なのか?誰がそれを解決したがっているのか?を考える必要もある。
  • 問題を把握した、と思えたとしても、それは幻かもしれない。
  • それを子どもや外国人にも説明できなければ、問題を把握できていないのかもしれない。
  • また、問題解決を依頼する人自身が問題の原因なのかもしれない。
  • 人には問題があると、それを解決したいという欲求があるが、やっと問題を解決してから、その問題を解いて欲しかった人があまりいなかったことがわかることもある。

 
 というように、内容としては示唆に富むのだが、ちょっと読みにくい。目次が疑問文になっていることが多く、目次から内容の構成を予期できない。また、章同士にあまり関連がない場合も多く、ざっと読んでいても流れが頭に入ってこないので困った。もったいない感じ。読みにくさを考えると★3つかもしれない。

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