「★★★」カテゴリーアーカイブ

感想メモ:天才ハッカー安部響子と五分間の相棒

★★★☆☆

ねずみ小僧的ハッキング集団を描いた、
サイバーミステリーもののライトノベル。

サイバー犯罪をするには、匿名性の確保が第一。
相当周到に準備をしないと、
簡単に個人が特定できてしまうのが、
SNS全盛の現代社会。

うわー、確かにこうされたらこうなるなー、
でもお話でしょ?とか思っていたが、
巻末の用語説明を読んだところ、
現実に起きている内容も
多分に含まれていたという。
恐ろしい・・・

ラノベなので、気軽にさーっと読める。
作者さんは、他にもサイバーミステリーものを
書いているらしい。おもしろかったので、
他のも読んでみようかなと。

ちなみに、天才ハッカーの安部さんのキャラクターは、
なんとなくビブリア古書堂の栞子さんを連想させられた。

感想メモ:スマホに満足してますか?

★★★☆☆

テレビのリモコンは、
「見たい番組を見る」という目的を
達成できるのであれば、
あの形である必要はない。

同じように、電車の切符も、
ポイントカードも、
そもそもの目的を考えれば、
あの形である必然性はないものだ。

冷静に考えると、
「設計がおかしいだろう」
と思われる場合であっても、
自分の使い方が悪いのだ、と
謙虚に使ってしまっていることは多いようだ。

著者は、携帯の予測変換と、
スマホのフリック入力の開発者の増井さん。
同じ人が開発したというのも驚きだが、
彼は日々こんなことを考えているようだ。
おもしろい。

ユーザは自分が何を望んでいるのか
わからないのが普通であり、
基本的な使用に関して
ユーザに意見を求めることはできません。

何かを設計する人には、
将来のユーザが満足するであろう
新しいインタフェースやデザインを
発明する能力が必要なのです。

あと、これは発想がすごい。ステキだ。

面白いページを見たとき
「おおっ」と身を乗り出して体重計に
4キログラム以上の重みがかかると、
現在見ているページがブックマークされる
ようになっています。

どうも、枠にはまった発想しか
しなくなっているな、と反省した。
もっといろんなことを考えて、
遊んでみようと思った。

頭に刺激的を与えてくれる本だった。

感想メモ:日本の弓術

オイゲン ヘリゲル
岩波書店 1982-10-16
¥ 518

★★★☆☆

河合隼雄氏の推薦図書シリーズ。

日本にやってきたドイツ人の哲学者が、
日本文化への理解を深めるため、
弓術の師に弟子入り。

「弓を腕の力で引いてはいけない。
心で引くこと」
「手は離そうと思わない」

「あなたは無心になろうと努めている。
つまりあなたは故意に無心なのである。
それではこれ以上進むはずはない」

「矢は中心から出て中心に入るのである。
それゆえあなたは的を狙わずに
自分自身を狙いなさい。」

日本人であれば、なんとなく
ああ、そういうものなのかな、
と受け入れそうなところもあるが、
ドイツ人は、理論こそが考え方のベースにある。
それはそれは、難題だっただろう。

著者は、結局5年以上弓術を学び、
免状を授かるに至っている。

その過程をたかだか60ページほどで辿るのは、
ほんの表面をなでたに過ぎないのだろう。
それでも、興味深い本だった。

オイゲン ヘリゲル
岩波書店 1982-10-16
¥ 518

感想メモ:心の扉を開く

河合 隼雄
岩波書店 2006-03-24
¥ 1,944

★★★☆☆

心の扉を開いてみると、
自分の心の深いところに
自分の知らない世界がある。

こういうものを読めば、
そういう世界の理解が深まります、
という本を河合隼雄氏がピックアップし、
解説をしている本。

紹介されている本は、
村上春樹から、吉本ばななから、
夏目漱石からユングから、
児童図書や絵本までと、幅広い。

河合隼雄氏といえば、ユング派の有名な心理学者。
それでも「そういう世界」があることはわかるし、
それで良くなる人もいるのだが、
わからないものはわからない、
と言い切っている態度が誠実だと感じた。

以下、読もうと思った本

オイゲン ヘリゲル
岩波書店 1982-10-16
¥ 518
モーリス・センダック
冨山房 1975-12-05
¥ 1,512
よしもと ばなな
新潮社 2006-06-28
¥ 464
カール・グスタフ・ユング
みすず書房 1972-06-20
¥ 3,024
白洲 正子
講談社 1992-03-04
¥ 1,015
E.B. ホワイト
あすなろ書房 2001-02-10
¥ 1,620

読もうと思っただけで、
全部読むかはわかりませーん。

 

河合 隼雄
岩波書店 2006-03-24
¥ 1,944

感想メモ:ゼロ―――なにもない自分に小さなイチを足していく

★★★☆☆

ご存知ホリエモンのベストセラー。
やっと読んでみた。

理屈で正しいと思えることも、
受け入れられるかどうかとは別問題である。

という事実を身をもって味わったホリエモンが、
メディアのバイアスを通してしか、
接することがなかったであろう人々に対して、
直接意見を発信し、理解してもらう。
そういう目的で書かれた本だと感じた。

内容としては、ホリエモンの生い立ちや内面が、
エピソードとともに語られている。
自身は「天才ではない普通の人」と評するが、
やっぱり普通ではない。

言葉の端々から、
ビジネスで人並外れた結果を出す理由が、
感じられた。

歯を食いしばって努力したところで
大した成果は得られない。
努力するのではなく、その作業に
「ハマる」こと。なにもかも
忘れるくらいに没頭すること。
それさえできれば、英単語の丸暗記だって
楽しくなってくる。

なにかを待つのではなく、
自らが小さな勇気を振り絞り、
自らの意思で一歩前に踏み出すこと。
経験とは、経過した時間ではなく、
自らが足を踏み出した歩数によって
カウントされていくのである。て

チャンスを見極める目なんて、必要ないのだ。
少しでもおもしろいと思ったら、
躊躇せず飛び込む。
そうしないと、せっかくやってきた
チャンスは流れる桃のように過ぎ去ってしまう。

人生の中で、仕事はもっとも多くの時間を
投じるものの一つだ.
そこを我慢の時間にしてしまうのは、
どう考えても間違っている。

その、仕事に対する姿勢や考え方に、
多くの人が見習うべき点があるように感じた。

感想メモ:仕事は輝く

犬飼ターボ
飛鳥新社 2014-07-24
¥ 1,300

★★★☆☆

「仕事がつまらん」
社会人なら誰しも、一度や二度は
こう感じたことはあるだろう。

そんな人に、物語形式で、
仕事がつまらないと感じたときの、
仕事への取り組み方のヒントを教えてくれる。

著者は、「成功小説」というジャンルで
執筆を残している、犬飼ターボ氏。
個人的に、犬飼氏の本では、
「オレンジレッスン」が記憶に残っている。

心に残ったのは、以下の部分。

仕事でやりがいを感じながら結果を出すために、
絶対に外せない3点セットがあります。
セルフイメージ、カスタマー、ミッションの3つです。
簡単に言うと「どんな私」が「誰」に対して
「何」をするかという定義です。

「自分は専門家だ」と思うとそれだけで
仕事中の集中力が高まり、
通勤時間などでも自主的に
スキルアップすることが
当然だと思うようになります。

ほとんどの人が、
失敗を自分のせいにして、自らを責め、
それが改善を苦しく難しくさせています。
楽に結果を出している人は自分責めをしません。

本のサイズもコンパクトで、
ページ数も少なく、楽に読める。

確かに、仕事つまんねーとか言ってるときに、
500ページとかある本を読む人は
少ないかものかもしれない。

仕事だるー、という人にオススメです。

犬飼ターボ
飛鳥新社 2014-07-24
¥ 1,300

感想メモ:「体の痛み」の9割は自分で治せる

★★★☆☆

固くなった筋肉が一番ゆるむ姿勢を探し、90秒キープする。
これで狙った筋肉のこりがほぐれる、というセルフケア方法。

しかし、なぜそれで筋肉がほぐれるのだろう?

筋肉にまったく負荷がかかっていない状態を
作りだしてあげれば、守るしくみが解除されて、
本来のやわらかさに戻ります。

ということだそうだ。

他にも、体についての情報がたくさん。

神経とは、神経伝達物質を運ぶ
『コード』のようなもので、
神経そのものが痛みを感じることはない

腰痛に関連する筋肉が固くなる
→猫背になる
→肩コリ、首コリが起こる

もむ、叩く、こするなどすれば、
筋肉はより一層守ろうとして固くなります。

整体やマッサージに行くのもいいが、
自分でケアできれば、その方がカンタン。
仕組みは簡単なので、練習してみる価値はありそうだ。

体のコリが気になる人にオススメです。

感想メモ:足が速くなるこけし走り

★★★☆☆

「こけし走り」と言っても、
両手を「気をつけ」の状態にしたまま、
膝を伸ばしたままピョンピョンと
走っていくわけではない。

こ:骨盤
け:肩甲骨
し:姿勢

で「こけし」走りなのだ。

ただ、メニューがたくさん紹介されているので、
どれをすればいいのかと迷いそう。
一番大事なのは、「姿勢」。
P18の、

  • ツイスト
  • ケンケン
  • ホッピング

をやってみるだけでも、
体の使い方が変わるのではないかと思います。

子供の足を速くしたい、
体の使い方を教えてあげたい、
というお父さんお母さんにオススメです。

感想メモ:裸足ランニング―世界初!ベアフット・ランナーの実用書

★★★☆☆

日本の裸足ランニングの第一人者、
吉野氏の裸足ランニング指南書。

カカト着地には、重心が内側にかかる
プロネーション(回内)という動作がつきものだ。
過度のプロネーション(オーバープロネーション)は、
シンスプリント(スネの鋭い痛み)の原因になる(p18)

シューズには、このオーバープロネーションを
防ぐ工夫がされているものもある。
しかし驚いたことに、この保護機能が逆効果になっている
可能性があるというのだ。

ところがこれがさらに強いプロネーションを
生み出すことが指摘され始めた。
シューズがケガの原因を作り出し、
助長している可能性があるというのだ(p18)

こんなショッキングな話もある。

ハイチのランニングクラブでは、
シューズと裸足のランナーがほぼ同数いるという。
そこでは、ケガをするランナーは、
シューズを履いているランナーだけだというのである(p22)

シューズが悪いというのではなく、
身体に負担がかかる走り方でも、
シューズの保護機能によって走れてしまう
ということが問題の原因にありそうだ。

裸足ランニングには、この「カカト着地」を直し、
自然な身体の使い方を取り戻すエクササイズと
なりうるということだ。

走るときだけでなく、歩くときにも同じことが言えよう。
普通の人は走るよりも歩く方が圧倒的に多い。
歩き方に気をつけることが、とても大事である気がする。
しばらく研究してみようと思う。

自分の生活に取り入れるかどうかは、
本を読んで判断してください。

おもしろい本でした。

感想メモ:ビブリア古書堂の事件手帖

★★★☆☆

久しぶりにラノベなど読んでみるの巻。

古書がテーマの推理物、という硬派な感じ。

トリックのための人が死ぬようなものは、
なんとなく読めなくなってしまったのだが、
そんなこともなくスッと読めた。

やっぱりキャラ立てなんだろうなぁ、などと、
ちょっと横にズレた感想。

著者の本ラブな感じが伝わってきて好ましかった。
続きも読んでみようかな。