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感想メモ:マインドマップ デザイン思考の仕事術

マインドマップ デザイン思考の仕事術 (PHP新書)
マインドマップ デザイン思考の仕事術 (PHP新書)
  • 発売元: PHP研究所
  • 価格: ¥ 840
  • 発売日: 2010/03/16

★★★☆☆

マインドマップはとても良いツールだ。
本物のマインドマップは、右脳を刺激するために
絵を使うことが強く勧められている。

しかし、絵を描けと言われても、絵心に自信がないと、
なかなか独創的なマインドマップは描きにくい。
では、誰もがデザイン性の高いマインドマップを
描けるようになるにはどうしたらいいだろうか?

その問いに答えようとしているのがこの本だ。
この本では、以下のことを学べる。
・よいマインドマップをたくさん見る
・コツを学ぶ
・テンプレートを使う

特にテンプレートは、どういう絵を描けばいいのか
悩んでいる人にとって良いツールになるだろう。
0から思いつくことはできなくても、
選ぶことなら簡単にできるからだ。

マインドマップは我流でやってみてるけど、
今一つこれでいいのかと悩んでいる・・・という人にオススメ。
オススメ度は★3つ。
デザイナーさんたちによるキレイなマインドマップだけでも
一見の価値ありです。

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感想メモ:マインドマップ会議術

マインドマップ会議術―会議の質を劇的に高める「1枚の地図」
マインドマップ会議術―会議の質を劇的に高める「1枚の地図」
  • 発売元: ダイヤモンド社
  • 価格: ¥ 1,680
  • 発売日: 2009/09/18

★★★☆☆

日頃参加する会議の進め方には何の不満もない、
という恵まれた環境にいる人は少ないだろう。

何かしら会議のあり方について疑問を持ちつつも、
どうすればよいかわからずに過ごしている。
という人が一般的ではなかろうか。

そんな中で、会議はマインドマップを使ってやると
いいですよ、という提案がこの本。
コンサルタント、ファシリテーターである著者が
自らの体験を踏まえてその理由とやり方を説明している。

内容が「5つの教訓」という形でまとまっていたので引用する。

  1. 「質の低い会議」は、個人とチームと「今」と「未来」を蝕んでいく
  2. ファシリテーションはテクニックに走ると、「落とし穴」に落ちる
  3. ファシリテーターは、”技”だ
  4. 「技」から「道具」へ。マインドマップがファシリテーターの代わりをしてくれる
  5. マインドマップ会議なら、「質の高い会議」が誰でも実現できる。

結果として参加、理解、納得、行動につながるとのこと。

本の後半では実際にどのように会議を進めていくのか、
どのようにマインドマップを作っていくのかなどが説明されている。

マインドマップは個人で作るものかと思っていたが、
こういう使い方もあると学んだ。

実際に使ってみて、その効果を体感してみたいのだが、
気になった点がいくつかある。
・本を読んだだけの素人がうまく会議を回せる?
・マインドマップを知らない年配の人が多い会議で、
いきなりカラフルなマインドマップが受け入れられる?

おそらく、受け入れる素地がない組織で定着させるには、
インストラクターかコンサルタントという形で専門家に
入ってもらうことが必要な気がする。
とりあえず若い人でやるミーティングで試してみるのが良いかな。
本のオススメ度は★3つとします。

マインドマップ会議術―会議の質を劇的に高める「1枚の地図」
マインドマップ会議術―会議の質を劇的に高める「1枚の地図」
  • 発売元: ダイヤモンド社
  • 価格: ¥ 1,680
  • 発売日: 2009/09/18

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感想メモ:考える力がつくフォトリーディング

考える力がつくフォトリーディング
考える力がつくフォトリーディング
  • 発売元: PHP研究所
  • 価格: ¥ 1,260
  • 発売日: 2008/12/18

★★★★☆

 子供もフォトリーディングを覚えるといいですよ!という本。

 フォトリーディングのやり方の説明自体は「あなたもいままでの10倍速く本が読める」と同じ。ただ子供が使うことを考えているので、読書感想文や教科書や新聞などが例に挙げて説明されている。

 私個人として、フォトリーディングはとても意味があると考えている。それは
「本は全部精読しなくてもいいのだ」という思い込みの解除にあったということを以前書いた。
フォトリーディング – 精読からの解放

 そういう意味では、子供のうちに「本は、全部始めから1行ずつ読まなくてもいいんだよ」ということを教えてもらえるのは良いことだと思う。私も、学生の頃にフォトリーディングやマインドマップを知っていたら、勉強の効率は大分違ったろうと思うので。ただ、お仕着せにならないように気をつけないと。

 著者の山口佐貴子さんは、実際に子供向けのフォトリーディングセミナーも開講されている。興味のある方は試してみると良いのでは。フォトリーディングの内容としては目新しい点はなかったが、理念は賛同できるので★4つ。

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感想メモ:できる子はノートがちがう!—親子ではじめるマインドマップ

できる子はノートがちがう!—親子ではじめるマインドマップ
できる子はノートがちがう!—親子ではじめるマインドマップ
  • 発売元: 小学館
  • 価格: ¥ 1,050
  • 発売日: 2008/12/06

★★★★☆

 子供がマインドマップを使うことで、勉強にやる気が出て成績も良くなるかも、という本。

 マインドマップを勉強に使うことは効果があると思うし、よいことだと思う。ノートを取るよりもマインドマップを描く方が子供も楽しいと思うので、どんどん広まるといいと思う。

 一方、本の後半で「子供がサッカー選手になりたいと言っています」とか「子供が言うことを聞きません」というようなことに対しても、マインドマップを描けばうまくいきますよ的な雰囲気になっているのはいかがなものかと感じた。

 うまくいくこともあるのかもしれないが、打ち出の小づち的に祭り上げてしまうのは良くない。あくまで発想を広げるためのツールとしての捉え方で良いのではないか。

 「子供の学習にマインドマップを使おう」という主旨自体には共感するので、★4つ。

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感想メモ:ザ・マインドマップ

ザ・マインドマップ
ザ・マインドマップ
  • 発売元: ダイヤモンド社
  • 価格: ¥ 2,310
  • 発売日: 2005/11/03

★★★★★

 マインドマップの元祖トニー・プザン氏による、マインドマップの公式紹介本。マインドマップの情報は溢れているので説明は省くが、非常に使えるので知っておいて損はないと思う。ただプザン氏によると「マインドマップとは呼べない、マインドマップ的なもの」も多いので、まずはこの本で本家の言う「マインドマップ」とはどういうものかを知っておくと良いだろう。

 本家のマインドマップは、色は4色以上、絵を使う、枝を自由な角度に伸ばす、など少々厳密。ただ、その方が脳へ定着しやすいということなのだろう。ただしいつでも丁寧にマインドマップを作る余裕があるとも限らないので、個人的にはわかった上で簡易版のマインドマップ的なものを描くのはありだと思う。

 試してみた感想としては、学生の時に知っていたら、ノートのとり方が全く違っていただろうし、理解の質も上がっていたろうに、と思う。勉強だけなく、様々な「考える」シチュエーションでマインドマップは非常に役に立つ。学生も社会人もとりあえず読むべき。★5つ。

 ちなみにプザン氏が認めるマインドマップ作成ソフトは「iMindmap」だけだそうだ。ただ、残念なことに、Mac版は現状使い物にならない。

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