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感想メモ:新・片づけ術「断捨離」

新・片づけ術「断捨離」
新・片づけ術「断捨離」
  • 著者: やました ひでこ
  • 発売元: マガジンハウス
  • 価格: ¥ 1,260
  • 発売日: 2009/12/17

★★★★☆

掃除で人生が変わる。

という話、個人的には信じる。
混沌は混乱を引き起こすし、片付けなくっちゃ~、
と思うだけで気力を浪費するし、セルフイメージも下がる。
整理整頓は善だと信じている。
この考え方が端的に表されているのが次の部分だった。

結局、ガラクタをひとまとめに表現すると「後ろめたさの集積」、あるいは「不安の集積」なんですね。
つまり、部屋にモノが堆積しているのに慣れきっているのは、
便秘で感覚麻痺を起こしていることと相似形なんです。
つまり、モノ一つ片づけることが、約束を守った自分となり、
信頼できる自分への信頼貯金となるのです。

そうなんですよね。
できた、ということが自分を信頼することにつながる。
内面、特に自己信頼感が変わることは行動にも現れるし、
行動を起こせば人生が動き出す、と。
決して誇張ではないと思う。

まず他人のことは置いておいて、自分のモノの片づけを楽しんでやることです。

人を変えようとするよりも、自分が変われば他人も変わると。
逆に、自分が変わらず他人を変えることは難しい。

断捨離の副産物はいろいろありますが「選ぶ力」が磨かれるというのもその一つです。

人生は、仕事もプライベートも変わらず、選んで決めることの連続だ。
だからこそ、選ぶ力≒決定力は、ものすごく重要なスキルだ。

と、概念的な話ばかりしたが、具体的な片づけ術も書かれている。

断捨離では、片づけを「必要なモノの絞り込み作業」としています。
断捨離では「そうじ」を、この「片づけ」と、収納術である「整頓」と、
「掃く・拭く・磨く」の「掃除」とに大きく、そして明確に、3種類に分けています。

この「片づけ」がキモだと。
他の本にある、整理整頓は捨てること、という話と共通している。
そうなんですよね。捨てる意志がないと、片づかない…

オススメ度は★4つです。同意できることばかりでした。
本当に大事だと思ってますよ?
なので、ちょっとずつでもがんばっていきたいと思います。ハイ。

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感想メモ:面白いほど成功するツキの大原則

面白いほど成功するツキの大原則―ツイてツイてツキまくる頭の使い方教えます
面白いほど成功するツキの大原則―ツイてツイてツキまくる頭の使い方教えます
  • 発売元: 現代書林
  • 価格: ¥ 1,260
  • 発売日: 2001/11/01

★★★★☆

成功している人というのは、「自分は運が良い」
と思っている割合が高いそうだ。
しかし、運なんて生まれつきじゃないの?変えられるのだろうか?

人間とは、記憶データ以外のなにものでもない。
そして、記憶データは後から変えられる。
つまり、自分は変えることができるのだ。

個々人の能力に、それほど大きな差があるわけではないので、
実績がない時点から、いかに「根拠のない自身」を
持つことができるかが勝負。
それには、自分を知ること、そして成功者のマネをすること。

脳幹(反射脳)→大脳辺縁系(感情脳)→大脳新皮質(理屈脳)
脳は、辺縁系の扁桃核でもって快不快、好き嫌いを判断する。
感情が先、理屈はその後。つまり、感情がパフォーマンスに影響を及ぼす。
このあたりは、「脳に悪い7つの習慣」にも同じことが書かれていた。

天才と凡人の違いは、「どれだけ好きになったか」
そして、好き嫌いは書き換えが可能。その鍵は「感謝」すること。
感謝は脳を「快」にし、ツキを呼び込む究極のワザ。
ウソでもよく、心の中でつぶやくだけでいい。

ツキや運をつかもうとしたら、自分で思う「中身」より「評判」の方が大切。
なぜなら、ツキや運は他人が運んできてくれるものだから。
そして自分自身も、知らないうちに自分に貼られたレッテルに適応していく。
自分のイメージをどうデザインし、どうプレゼンしていくか、がとても大事なのだ。

他にもいろいろと参考になるところがあった。

  • 成功した人間が共通して大好きなものは「熱意」と「感動」
  • 成功者は他人に感動する能力を持った人
  • 弱みを見せず長所だけ見せよ
  • 夢を見続け、語り続ける
  • 不満や言い訳を口にしない
  • 仕事を「快」にするには、仕事が面白いフリをする
  • 弱点は自慢してしまえば長所になる
  • プラス思考:脳は正反対の2つのデータを同時に入力できない
  • まずいときは反省するな。反省は絶好調のときにする
  • スランプのときは考えずに行動する

ツキというのは、自分で作るという面もあるようだ。
なんとなく理由がわからなかったことが説明されていて、
参考になる部分が多かったです。
オススメ度は★4つです。良い本でした。

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感想メモ:回想の野口晴哉

回想の野口晴哉 ちくま文庫(の-7-3)
回想の野口晴哉 ちくま文庫(の-7-3)
  • 発売元: 筑摩書房
  • 価格: ¥ 840
  • 発売日: 2006/03/09

★★★★☆

野口晴哉氏と言えば、整体法の創始者。
この本は、野口夫人が語る野口氏の姿なのだが、
他人の目に映る姿だからこそ、そのすごさが際立つ。

十代で道場を開き、愉気をして両親も含む一家を養っていたという。
その頃のものだという言葉も、とても十代のものとは思えない。

我あり、我は宇宙の中心なり。我にいのち宿る。
いのちは無始より来たりて無終に至る。
我を通じて無限に拡がり、我を貫いて無窮に繋がる。
いのちは絶対無限なれば、我も亦絶対無限なり。
我動けば宇宙動き、宇宙動けば我亦動く。
我と宇宙は渾一不二。一体にして一心なり。

この言葉、「ヨーガに生きる」に出てくる
ヨーガの言葉ととても似ている。
それも、行者が長年の修業の末にたどり着いたという言葉に。
この人は、一体どういう人なのだろう。

また、脳科学も今とは比べ物にならないほど未発達だった時代に、
潜在意識の話が出ているのも驚きだ。
最近でも、それだけで本になっているような話もサラッと書かれている。

だから”念じた通りになる訳はない”と思っている人は、
そう思っていることが実現しているに過ぎないのだろう。
人間は自己の可能性をいつの間にか限界しているのかもしれない。

他にも、野口氏は教育の話もすばらしい。

「一人を丁寧に観ていることだ。
そして子供の眼がいつもいきいき輝いているように導くことだ。
それさえ出来れば、大人は簡単さ。
大人の中にある子供を見て話しかければ、それでいいのだ」

野口氏は育児関連の本も出しているので、詳細はそちらに譲りたい。

また、野口晴哉氏は六〇代半ばで亡くなった。
早く亡くなったのだなと言う印象だったが、
人とは密度の違う人生なので、普通の人の八十年分以上、
いや、百年分以上なのではないかと考えるようになった。

野口氏は、あまりに他の人から離れた境地にたどり着いてしまったため、
深い諦めや孤独の中で生きていたのではないか。
やはり野口晴哉氏は、オンリーワンの異能の人だった。
そして、今の時代にこそ、もっと評価されるべき。
オススメ度は★4つです。

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感想メモ:「そうじ力」であなたが輝く

「そうじ力」であなたが輝く!
「そうじ力」であなたが輝く!
  • 発売元: 総合法令出版
  • 価格: ¥ 1,365
  • 発売日: 2006/02

★★★★☆

そうじをすれば、悩みや問題の解決、
仕事や恋愛の成功、収入アップ、夢が叶う…

などといきなり言われると、眉につばしてしまう人もいるだろう。
しかし実はこれ、他にも様々な人が言っていることだ。
例えば、カリスマ体育教師の原田先生の大人が変わる生活指導
外国でも、コーチングのタレン ミーダナーさんの人生改造宣言など。

私の理解は「そうじは潜在意識のクリーニングになる」ということだ。

例えば、部屋の中に、片付けなくちゃなー、
と見る度に思う場所があるとする。しかしやっていない。
この状態では、「やった方がいいことができていない」ということが、
その場所を見る度に潜在意識に刷り込まれていく。
これはよいことではない。

ハウスクリーニングをやっていた著者は、
成功していることと、部屋がそうじされていることの関係に
気づいたと言う。

そのうち私は、ただ単に汚い=不幸ということだけでなく、
どこの部分がヨゴレているかによって、
どういう問題点があるのかということに気が付いたのです。

逆に、「靴を揃える」「少しでもそうじをする」
ということを積み重ねていくことで、
小さな成功体験が積み重ねられ、自信が育くまれていく。

こういった細かいことの積み重ねが、いざという時の行動力をも左右する。
という話だと理解している。
誰しも、そうじをしよう、しよう、と思っていたところを、
片付けられたときの爽快感は知っているはず。

また、場が人の行動を変える、いわゆる「割れ窓理論」も
よく知られているところ。
汚いところは、そこにいる人間の精神にも影響を及ぼすのだ。

なので、大事だと思いますよ。整理整頓。
(机の隅の小山を見ないようにしながら)

紹介されているステップは、
「換気」「捨てる」「ヨゴレ取り」「整理整頓」「炒り塩」の5つ。
換気はあまり気にしていなかったので、
試してみようかな。

見ないようにしていたものたちと、少しずつでも向かい合う、
良い機会になりました。ありがとうございます。
自戒を込めて、オススメ度は★4つです。

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感想メモ:ヨーガに生きる

ヨーガに生きる―中村天風とカリアッパ師の歩み
ヨーガに生きる―中村天風とカリアッパ師の歩み
  • 発売元: 春秋社
  • 価格: ¥ 1,680
  • 発売日: 1988/07/25

★★★★★

中村天風氏と言えば、東郷平八郎、稲盛和夫など、
多くの著名人が師事したことで有名。
その教えの元となったのは、チベットでの
ヨーガの聖人タリワッパ師の元での修業だという。

そこでは、どんなことをしていたのだろうか?
その修業の様子を、事実に基づいて小説風にアレンジしたのが
この「ヨーガに生きる」だ。参考になる部分が多かった。

心の統禦は、あくまでも、波騒ぐ心そのものに手をつけず、
むしろ放っておいて、他に転ずるというのが、基本の原則となる。
そして、いつしか気づいた時には、その目的が達成されていた、
というのが正統法である。

例えば、膝が痛いとする。
膝が痛い膝が痛い・・・と思っていたら、つらい。
他のことに気を向け、痛いことは出きる限り心から
追い出すようにするのがコツ、ということ。

他にも、潜在意識の重要さとそのコツなど、
興味深いことが盛りたくさんだった。
中村天風氏の他の本でサラッと書かれていることが、
長期にわたる修業の果てに得た教訓だということがわかる。
中村天風氏の本を読んでいる人は、ぜひこの本も読んでおくべき。

心をコントロールするということは、
現代でも多くの人の求めるところであり、
それでいてこれほど難しいこともない。
その問題に、ずっと取り組み続けてきたのが、
ヨーガの聖者と呼ばれる人たちなのかもしれない。
オススメ度は★5つです!

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感想メモ:人生を好転させる「新・陽転思考」

人生を好転させる「新・陽転思考」
人生を好転させる「新・陽転思考」
  • 発売元: ポプラ社
  • 価格: ¥ 1,365
  • 発売日: 2009/08/22
  • 売上ランキング: 2772

★★★★★

この本はで語られているのは、難解な理論ではなく、
ちょっと気をつければできること。
だからこそ続けられるし、
続けていけば人生が変わる。
そういう力がある本だと感じた。

「陽転思考」と言っても、いわゆるポジティブシンキングとは異なる。
こちらは「マイナスの感情になってしまうのはしょうがない」
と認めているのだ。
その上で、その事実の中から、一つでも何か良い点を見つけ出す、
という作業を習慣化していくのだ。

それならできるかもしれない。でしょう?

考え方の習慣を変える本としては、
地上最強の商人」があるが、この「新・陽転思考」の方が
シンプルな分、続きやすい気がする。
オススメ度は★5つです。
続ける価値があり、続ければ人生が変わると思います。

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感想メモ:アインシュタイン・ファクター

アインシュタイン・ファクター
アインシュタイン・ファクター
  • 発売元: きこ書房
  • 価格: ¥ 1,890
  • 発売日: 2009/05/25

★★★★☆

天才は生まれた時から天才なのではなく、なっていくもの。
では、どうやったら天才に近づくことができるのだろうか?
天才と言われる人たちは、どんなことをしていたのだろうか?
ポイントは、潜在意識や右脳の力を使うこと、であるようだ。

電磁気のファラデーの法則で有名なファラデーは、
驚いたことに、数学をあまり理解していなかったらしい。
彼のノートを研究した学者のたどり着いた結論は、
散歩に行った景色について書かれていたりして困ったという。
彼がたどり着いた結論は以下の通り。

ただ単に頭に浮かんだことを認知していっただけです。
彼のアイディアは、筋道立てて生み出されたものではなく、
彼自身の経験から無秩序に湧き出てきたものだったのです。

かのアインシュタインも、こう言っているらしい。

私は数学的な法則を使う代わりに、主に視覚的なイメージや
感情で物事を考えている

ベンゼン環、夢で出てきた蛇のイメージから見出されたという。
新しいものを生み出すような作業の場合、
左脳的な分析よりも右脳的なイメージの方が相性がよいのだろう。

では、右脳の力を使うといっても、どうすればいいのだろうか。
ここでは、様々な方法が紹介されている。

  • イメージ・ストリーミング
  • イメージの解釈
  • 夢を
  • 天才になりきる
  • フォトリーディング

イメージ・ストリーミングというのが、この本の中で
大きなポイントになっているテクニックなので、復習がてら引用する。

  1. 頭の中に浮かんだイメージは、大きな声で、ほかの人、
    あるいはボイスレコーダーに向かって説明しなければならない。
    小さな声では、効果がない。
  2. 説明するときには、体中の全五感を使わなければならない。
    例えば、雪の積もった山を見たら、外見だけでなく、
    雪を口に入れたらどんな味がするか、手触りや匂いはどうか、
    山頂を吹く風の音はどうかなどについても説明することが必要。
  3. 説明は、全て現在形で話さなければならない。

声を出すのは、自分が説明している声を聞くことで、
見ているイメージが明確になるというフィードバックがかかる、
ということらしい。
説明することで理解が深まる、というのは体験からも頷ける。

遺伝や外部からの刺激ではなく、むしろ私たち自身の自発的な表現行動が
フィードバックの輪を作り、これこそが私たちの脳の大部分を発達させる
ものであるということです。

まとめる。
天才は、右脳でイメージし、それを解釈するということを行っているようだ。
普通の人は頭の中でイメージする、ということはあまりしない。
しかしこれは、訓練次第でできるようになる。
それがイメージ・ストリーミング。
このイメージを解釈する訓練をすることで、
問題解決や新しいものを生み出すことに役立つ。

神田昌典氏の全脳思考がこの方法を参考にしているので、
参考にするとよいかもしれない。
オススメ度は★4つです。おもしろかったです。

アインシュタイン・ファクター
アインシュタイン・ファクター
  • 発売元: きこ書房
  • 価格: ¥ 1,890
  • 発売日: 2009/05/25

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感想メモ:ストン!―あなたの願いがかなう瞬間

ストン!―あなたの願いがかなう瞬間
ストン!―あなたの願いがかなう瞬間
  • 発売元: 風雲舎
  • 価格: ¥ 1,470
  • 発売日: 2005/04

★★★☆☆

想い続ければ、願いはかなう

夢はあるだろうか?
小さい頃に「なりたい職業」を書かされたときから、
とくになかった身としては、
ドキっとする質問だ。

著者の藤川さんは、
願いを叶えるコツを知ってから様々な願いを叶え続け、
(その中には「3億円のビルを買う」というものもある)
執筆時点でも夢が283個あるそうだ。

そんなコツがあるならぜひ知りたいもの。
どうすればいいんだろう?

それは、「潜在意識に任せる」ということらしい。
例えば、ノートに書く。書き続ける。
口に出す。出し続ける。
イメージする。し続ける。

と言われてもとまどうのだが、
実際に藤川さんがしていることがそうなのだから仕方ない。

確かに、望まなければ叶うわけがない。
ノートに書く、口に出す、イメージする、
ということにより、自分が望んでいるんだと
意識できるようになるだろう。

人には変化に対する恐怖心があるようだ。
それは良い方向に対してもそうなので、
夢を叶えるためには、
その恐怖をなんとかしなければならない。

その方法が、書いたり、口に出したり、
イメージしたり、ということなのではないか。
つまり、変化後の自分をシミュレーションし、
慣れておくのだ。

ノートに書く、口に出す、
イメージする、というのは
ほとんどコストをかけずにできることばかりだし、
それで夢が叶うのならこんなにうれしいことはない。
さて、あなたはどうします?

いろいろ考えさせられた。
オススメ度は★3つです。

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感想メモ:インナーゲームオブストレス

ストレスに打ち勝つ!インナーゲームオブストレス
ストレスに打ち勝つ!インナーゲームオブストレス
  • 発売元: 日刊スポーツ出版社
  • 価格: ¥ 1,575
  • 発売日: 2010/06/23

★★★★☆

インナーゲームは、元々はテニスを教えるためのものとして生まれた。
自分に指示を出し、そして自分にダメ出しをする、司令塔であるセルフ1。
その命令や罵倒を受けつつ、健気に実行するセルフ2。
と、自分の中には2人の自分がいる、というもの。
詳細はこちらを参照されたい。

この考え方はをゴルフやスキーにも適用できることを示したのが
インナーゴルフ、インナースキー。
そして更には、日々の生活におけるストレスとの戦いにも使える!
というのがこの、インナーゲームオブストレス。

「ストレスがない人なんていない、
パフォーマンスを得るにはストレスが必要だ」
という考え方もある。しかし、この本では

「ストレスは百害あって一利なし」

としている。
ストレスに対する人間の反応はいまだ動物的なものだから、
仕事のストレスに対しては的外れな対応なのだ。

それでは、どうやってストレスに対処するか。
いろいろな考え方、ツールが紹介されている。

ストレスと戦ったり、逆に管理しようとしても、うまくいきません。
もっと知的で積極的なゴールを設定しなければなりません。
それは「あなたが本当にしたいことに焦点を当てる」ということです。
  • 4つのR
    rest(休息)、relaxation(リラックス)、
    recreation(レクリエーション)、reflection(熟慮)
この4つの要素は単に「あればいい」というレベルのものではなく、
「絶対的に人生と健康に不可欠なもの」なのですが、
多くの人は、最初はそのことを理解するのに手こずるものです。
  • ACTトライアングル
    現実をあるがままに認識(Awareness)し、自ら行動を選択(Choise)し、
    自分自身のリソース(セルフ2のリソース)を信頼(Trust)する。
  • STOP
    step back 一歩下がって距離を置く
    think 考える
    organize your thoughts 考えを整理する
    proceed 前進する
  • PLEトライアングル
    Performance 成績
    Learning 習得
    Enjoyment 喜び
あなたは、起きてもいない不幸への恐怖によって
人生の楽しみを台なしにしてしまったりしていませんか?

ストレスは自分(セルフ1)が作っていて、
それは変えられるということを知るだけでも、
良い影響があるのではないかと感じた。
オススメ度は★4つ。良い本でした。

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感想メモ:第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい

第1感  「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい (翻訳)
第1感 「最初の2秒」の「なんとなく」が正しい (翻訳)
  • 発売元: 光文社
  • 価格: ¥ 1,575
  • 発売日: 2006/02/23

★★★★☆

・適応性無意識≒直感≠無意識

うまく説明できないけれども結構正しい、いわゆる直感。
そもそもどういうものなのか?
どんなときに働いて、どんなときに働かないのか?
間違うことはないのか?
そんなおもしろそうな話題がちりばめられている本。

この本では、直感のことを「輪切り」と表現している。

「輪切り」は、様々な状況や行動のパターンを、
ごく断片的な観察から読み取って瞬間的かつ無意識のうちに
認識する能力のこと。

一体頭の中で、何が行われているのだろうか?

実は、大量の情報を瞬時に処理するのではなく、
不要な情報を削って大事なところに集中しているようだ。
人は選択肢が多すぎると、逆に判断できなくなってしまうからだ。

プロスポーツ選手が体験するいわゆるゾーン体験で、
周りの音がなくなってボールしか見えなくなった、
というのは不要な情報を遮断する事で必要な情報への
集中を高めているのかもしれない。

直感は、分析的な思考よりもはるかに高速で判断する事ができる。
が、万能ではない。
真実に、ではなく経験に基づいているので、間違えるのだ。
直感(と思わしき判断)にも先入観が入り込むのだ。

個人的には、どうも左脳と右脳の働かせ方の違いな気がする。
しかし左脳と右脳について知らないはずがない著者が
このことについてほとんど触れていないことから考えると、
もっと複雑なプロセスなのかもしれない。

というように「直感」について様々な情報が書かれている。
著者は「天才!」「急に売れ始めるにはワケがある」のマルコム・グラッドウェル。
オススメ度は★4つです。さすが、おもしろかったです。

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