「潜在意識」タグアーカイブ

感想メモ:一瞬で自分を変える法

一瞬で自分を変える法―世界No.1カリスマコーチが教える
一瞬で自分を変える法―世界No.1カリスマコーチが教える
  • 発売元: 三笠書房
  • 価格: ¥ 1,470
  • 発売日: 2006/11

★★★★☆

 アンソニー・ロビンスというアメリカで著名なコンサルタントの本で、全世界で1000万部を超えているらしい。

 内容は、成功するためにはどうあるべきか、どういった行動を心がけるべきか、といったようなこと。そのために、成功者のマネをしてみたり、自信があるフリをしたり、悪いイメージをいいイメージに置き換えたり、自分や他人をコントロールしたり、といった内容が紹介されている。

 どこかで読んだことがある内容と重なっていると思ったら、脳科学の本だった。脳や潜在意識の仕組みを考えると、同じ結論に行き着くのだろう。脳科学の本と異なるところは、NLP(Neuro-Linguistic Programming:神経言語プログラミング)の説明だろう。

 その他のキーワードは、モデリング・ラポール・ミラーリング・アンカリング・リフレーミング。

 全体として、どうあるべきかをわかりやすく示してくれる良著だが、気になるのが「翻訳によって原著の半分程度の内容になっている」ということ。原著は400ページを超えるが、本書は270ページほど。原著は・・・誰かがくれたら読もうかな。★4つ。

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感想メモ:人生のすべてを決める鋭い「直感力」

人生のすべてを決める鋭い「直感力」―問題解決の“最強のツール”が身につく本!
人生のすべてを決める鋭い「直感力」―問題解決の“最強のツール”が身につく本!
  • 著者: リン・A. ロビンソン
  • 発売元: 三笠書房
  • 発売日: 2008/05

★★★★☆

直感はあなどれない

 この本では、直感を問題解決、想像力、意思決定など
様々なことに使っていくと良い、と説く。

 直感というと、不思議に当たるかも知れないけど、
根拠がないのでイマイチ信用できない、というイメージが一般的かと思う。

 しかしそもそも、人間の脳が既に十分信用できないのだ。
行動経済学の本などを読むと、脳の弱点はよくわかる。
「理性的に」判断したからといって、未来を正しく見通すことなど
できやしないのだから。

 潜在意識は過去の記憶のデータベース、と行ったのは誰だったか。
直感は、そのデータベースから合致したものが浮かんでくるというものであれば、
適当にこじつける理性よりも信頼性は高いとも言える。

 他には、直感を用いる際のヒント的な記述が多い。

  • 直感による判断は、身体感覚の変化に注意する
  • 脳をクリアに保つためにはパワーナップが有効
  • 夢(夜見る方)を活用する
  • 将来を決定する

 しかし公の場で、直感を元に判断した、と説明するのは難しい。
「根拠は?」「勘です/なんとなくです」
既に実績や地位が確立された人以外には、許されにくい感じだ。
言い訳を準備した上で、感情的に悔いのない判断を下すために、
直感を有効活用するのはいいことに思える。

 ちなみに翻訳は本田健氏。★4つ。

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感想メモ:ワクワクしながら夢を叶える宝地図活用術

ワクワクしながら夢を叶える宝地図活用術
ワクワクしながら夢を叶える宝地図活用術
  • 発売元: ゴマブックス
  • 価格: ¥ 1,575
  • 発売日: 2005/09/17

★★★★☆

宝地図活用だけでなく、日々の考え方の参考にも

 「幸せな宝地図であなたの夢がかなう」の続編。
宝地図を活用する上で役に立つ補助ツールの紹介、というのがメイン。

 それはそれで参考になるのだが、私の印象に残ったのは、本の終盤に書かれた
「宝地図とそのツールを使うことで生き方がどう変わるか」
という部分だった。

 著者の望月氏は、この宝地図と、レイキという気功の事業を行っているそうだ。
しかし、そこにたどり着くまでの道は決して平坦ではなく、
借金を数千万抱え、月末が越せるかという日々も経験していたとのこと。

 そんな中でも、周りの人々に助けられていること、
それまでの経験があったからこそ現在に繋がっていることなど、
感謝を大切にして過ごされているように見受けられる。

 結局のところ、そういった心のあり方こそが、その人の生き方を
左右する一番の要素である気がする。
この宝地図というものは、その心のあり方を前向きにすることで
日々の暮らしをイキイキとするもの、として捉えるのがよいのだろう。

以下、メモ。

竹内均氏

  • 自分の好きなことをしている時
  • それで生活できること
  • それで他人の尊敬を受けること

この3拍子揃ったとき、人は間違いなく幸せである

  • 「夢に一歩踏み出すために、今、何ができるのか?何が重要なのか?
    行動の決断をする」ことが大切

 まず「幸せな宝地図で・・・」を読んでから読むと良い。★4つ。

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感想メモ:ほんとうの心の力

ほんとうの心の力
ほんとうの心の力
  • 発売元: PHP研究所
  • 価格: ¥ 1,050
  • 発売日: 2006/05

★★★★★

天風哲学の名言集

 中村天風の言葉を集めた、読みやすい本。
見開き2ページで1項目という形式。

中村天風名前はよく目にしていたのだが、実際に読むのは初めて。
堅苦しい感じなのかと思っていたが、融通の利く柔らかい思想という印象を持った。

 以下、印象に残ったフレーズを挙げる。

  • 心のあり方が人生を決める
  • 感謝と歓喜で人生を考える
  • 笑いの効用を意識し生活に微笑みを:苦しいときも微笑む
  • 消極的感情は潜在意識の不整理から
  • 絶対的な積極心=平安を確保した心=強さを持つ心を持って生きる
  • 常に心を監視し積極か消極かを見つめる
  • 自己には厳然と、他人には寛容に
  • 潜在意識を意識でコントロールする
  • 言葉は強い暗示力を持つ
  • 不平不満は口にせず感謝と喜びを
  • 寝がけは心が無防備 おだやかな気持ちで
  • 暇なときには心が喜ぶ想像を
  • 手に入らないことより持っていることに感謝

 大体雰囲気はわかるのではないだろうか。

 結局のところ、意識して変えられるのは自分の考え方だけである。
しかしその心の持ちようこそが、人生に影響を与える決定要因なのだ。
こう考えて生きる人とそうでない人とでは、長い年月をかけ大きな差が生じることだろう。

 簡単に読めるからこそ、何回も読み直す価値がある本。オススメ。★5つ。

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感想メモ:幸せな宝地図であなたの夢がかなう

幸せな宝地図であなたの夢がかなう―きっと! 今日から人生が変わる
幸せな宝地図であなたの夢がかなう―きっと! 今日から人生が変わる
  • 発売元: ゴマブックス
  • 発売日: 2003/05/17

★★★★☆

夢を持とう。

 自分の夢をイメージできる写真を貼って作る宝地図。
文字ではなく、画像で訴えかけてくることで夢の実現が潜在意識に刷り込まれ、
不思議と夢が叶っていくという。
夢を叶える宝地図 – 叶う夢だから心に宿る

 基本的に、人は自分が想像できる範囲でしか生きることができない。
それ以上の状態を考えたことがなければ、実現することもない。
もしチャンスがあったとしても、自分で自分にリミッターをかけてしまい
モノにすることができない。
これが「10人の法則」で「なりたい10人を友達に持て」と言っている理由だろう。
人は、自分を周りに合わせてしまうものなのだ。

 しかし夢を持つのは自由である。
そして、イメージを活用することで潜在意識に訴えかけ、
脳をその夢のきっかけを探すアンテナとする。

 そんなうまくいくか、と疑うのも当然自由である。
しかしほぼノーリスクで始めることができるのだから、試さない理由もない。
やってみようかな、と思える楽しい本だった。★4つ。

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感想メモ:思考は現実化する

思考は現実化する―アクション・マニュアル、索引つき
思考は現実化する―アクション・マニュアル、索引つき
  • 発売元: きこ書房
  • 価格: ¥ 2,310
  • 発売日: 1999/04

★★★★★

ナポレオン・ヒル博士の生涯をかけた成功研究の集大成

 ベンジャミン・フランクリン、スティーブン・コビーらと並び、
成功に関する研究の大家であるある著者の、研究の集大成とも言える本。
他の成功に関する本は、多分に本書の影響を受けているとわかった。

 「思考が現実化する」という考えは、古くは「原因と結果の法則」から、
現代の成功本まで広く語られていることではあるが、
本書は、そのために具体的な目標を描き、期限を設定し、達成できるという信念をもち、
熱意を持って、仲間と共に実行する、というように細かく方法が説明されている。

 そして他の本の内容を考えると、そのどれか、または多くの部分を別の言い方で
語っていることが多い。
第2章の「願望」は、望月氏の「宝地図」が非常によく重なるし、
第4章の「深層自己説得」という概念は、潜在意識の本とよく重なる。

 ということで、他の本と重なる概念が多く、それだけ本書の内容は後世にも
受け継がれているということだろう。
誰しも他の本との共通点を見出すことができるはず。

 600ページ超、ヒモのしおりが2本と、本としての風格も格別。
読むのもかなり時間がかかるので、腰を据えてかかるべき。
この本の内容を身につければ、確かに成功に近づくと思われる。
問題は、身につけることができるか、だ。

 以下、メモしたところ。

  • 成功とは、他人の権利を尊重し、社会正義に反することなく、自ら価値ありと認めた目標【願望】を、黄金律に従って一つ一つ実現していく過程である
  • 思考というものは、一つの実体、しかもその思考内容そのものを現実化しようとする衝動を秘めている実体、といってもよい。
  • あなたが心底そうしようと望んだことは必ず実現する エドウィン・C・バーンズ
  • 願望実現というのは、当初の願望とは異なった結果として実現することがよくある。
  • 成功を手に入れるために必要なものはただ一つ。健全で素直なものの考え方である。
  • 何かできないことがもしあるとするならば、それは、当人に知恵がないだけのことだ。事実が例えわかっていなくても、ともかく前進することだ。前進し、行動している間に事実はわかってくるものなのだ ヘンリー・フォード
  • 願望や目標を持つことがすべての達成の第一歩である。
  • 行動計画を立て、積極的に行動し、報酬以上の働きをすることが、成功のためにいかに大切なことであるか

願望実現の6箇条

  1. 実現したいと思う願望をはっきりさせる
  2. その代わりに何を差し出すのか決める。代償を必要としない報酬など存在しない。
  3. 実現したい願望を取得する最終期限を決める
  4. 願望実現のための詳細な計画を立てる
  5. 1〜4の4点を紙に詳しく書く
  6. 紙に書いたこの宣言を、1日2回、朝起きた直後と夜寝る直前に
    なるべく大きな声で読む。すでにその願望を実現したものと考え、
    そう自分に信じこませることが大切

 宝地図はこの6箇条のアレンジなのだと思った。あと↑メモしすぎ。

 これだけのボリュームで2000円ちょっと。読んでおくべき。★5つ。

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感想メモ:「心のブレーキ」の外し方

「心のブレーキ」の外し方〜仕事とプライベートに効く7つの心理セラピー〜
「心のブレーキ」の外し方〜仕事とプライベートに効く7つの心理セラピー〜
  • 発売元: フォレスト出版
  • 価格: ¥ 1,365
  • 発売日: 2006/11/21

★★★☆☆

潜在意識のクセを知って自分をコントロールしよう

 潜在意識、無意識、そのような言葉で語られる、
脳の表層意識に上らない部分。
その部分が習慣や意思決定にも大きな影響を与えている。

 コールドリーディングで有名な石井裕氏が、
潜在意識の特徴やクセについて説明している。
自分をコントロールする術を身につけよう、という本。

 メモしたのは以下の部分。
はしょっているので、意味が通らないのは気にしない。

・現状維持メカニズム・・・潜在意識は変化を嫌がる
→スタートの一歩を丁寧に、徐々に慣らしていく

・感情を長続きさせる・・・感情は冷めるもの
→気分が高揚したら感情を行動に変える。受動的な体験を能動的な行動に

・潜在意識はつながっている
→一つの成果だけを求めず、人生全般での成長に心を配る

・潜在意識は答えを見つけるまで探し続ける
→やらずに後悔を続けるよりも、やってみる

・潜在意識には時間というものがない
→過去も未来も解釈で意味付けを変えられる

・潜在意識には「ないもの」が理解できない
→今、できること、に集中する

・知識や経験が意識レベルでフィルターをかけ潜在意識に落ちない
→実績や経験に頼らず、根拠がなくても自信を持つ

・目標を実現した自分を演じる

 他で目にしたことがあることがあることが度々出てくる印象。
「現状維持メカニズム」は、「1つの習慣」で述べられていることだし、
「目標を実現した自分を演じる」というのも、数々の本で述べられている。
そういった知識を確認することができた。
逆に、あまり新しい知識を得られなかった印象。

 付録のCDで通信講座「ダイナマイトモチベーション」の第1回分が聞ける。★3つ。

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感想メモ:カリスマ 人を動かす12の方法

★★★★☆

  潜在意識に訴えかけるコールドリーディングの手法をビジネスでも活用すれば、チームマネージメントがうまく行くに違いない、という本。以下まとめ。

  1. 人を動かすカリスマ性を持つには「何ができるか」より「どういう人か」
  2. カリスマ性を持つ人になるには自信は持つこと
  3. 自信を持つには最初は「なりきる」
  4. 「はったり」も続ければ「本物」に
  5. カリスマ性を感じさせるテクニックの紹介
  6. 部下を叱るときはポイントで、褒めるときは拡大解釈で
  7. 性格分析はMeタイプとWeタイプの2つだけで十分

 5.は、人に安心感を与えるコツというようなもので、他のコールドリーディングの本でも詳しく述べられている。知識として知っておくとよいかと思う。1.〜4.については、コーチングの本(例えばアンソニー・ロビンズ)と共通する部分がある。

 テクニックを学んだからといって、すぐに信頼を得られるわけではないが、人はどういう人を信頼しやすいのかという知識は、知っておいて損はない。★4つ。

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