フロー情報のストック化

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世の中の様々な情報は、いつでも参照できるストック型情報と、リアルタイムに流れてくるフロー型情報におおまかに分類することができます。最新のニュースや天気予報は重要ですが、古い情報はあまり役にたちませんからもっぱらフロー情報として扱うのが適切ですし、百科事典や辞書などはストック情報として扱うのが適切です。



第21回 流れる情報と留まる情報 | WIRED VISION

この「ストック型情報とフロー型情報」という考え方はおもしろい。

蓄積されている(ストック型)か、流れて行って再取得ができない/困難(フロー型)かの区別で考える。

ネットの情報は検索すれば出てくるものも多いが、

ここでは自分の脳の中でのフローとストックとして考える。

■ストック情報とフロー情報の変換

ストック情報とフロー情報はあらゆる場面で常に変換が行なわれています。聞いた話をメモ帳に書くという行為はフロー情報のストック化ということになりますし、手帳からネタを捜してブログを書いている人はストック情報をフロー化していることになります。人間が見たり聞いたりする情報はすべてフロー的ですが、ストック型の情報蓄積装置である脳内情報に変換され、フロー的な会話情報として出力されます。



第21回 流れる情報と留まる情報 | WIRED VISION

上の文章では、こうやってブログに書くとは「フロー化」としているが、
ここでは、脳内での理解の促進/記憶の定着を目的としているので、
どちらかと言うと「脳内ストック化」と言える。

電脳化されているのならともかく、現状では、
電子化してストックした情報へ、リアルタイムで
アクセスできるようにはなっていない。

従って、脳内にできるだけ多くの情報を、
取り出せる状態でストックしていることは、
しばらく必要とされるだろう。

となると「フロー情報の(脳内)ストック化」をいかに効率良く行うか、
に興味が出てくる。方法はいくつもあるだろう。

  • ブックマーク
  • ソーシャルブックマーク
  • メモ、付箋
  • ノート
  • スクラップブック
  • 音読

など...

検索機能から考えるとブックマークなどがいいが、
脳への記憶の定着から考えるとメモやノートなど、
物理的な刺激があるものの方が望ましい。
スクラップブックは、手間がかかって面倒な分、
記憶に残りやすいはずだ。

ちなみにブログは、自分で書けばストックだが、読む方としてはフローとなる。
読む方が「これはストックしておきたい」と思ったら、
ブックマークを付けたりしてストック化するわけだ。
脳に重要な情報だと思わせるには、単純に何回も触れること。

ブックマークしたら数日後にメールで届く、というようなことができると
ストック化がより確実になるのかもしれない。

それより何より、アウトプットしてみること。
脳の容量というのは思ったよりずっと大きいので、
いろいろなことが脳にストックできるはず。

〜オチなし〜