支払は、月ごとにまとめて郵便局または銀行引落しが基本で、コンビニ支払ができるところもありますが、クレジットカードは使えません。確かに月単位くらいにまとめて、郵便局か銀行引落しが一番コストがかからない支払方法だろうとは思いますが、やっぱりカードが一番ラク。届出用紙を書いて、金融機関に出してさらに、生協に返送なんていう手間は、かからないに越したことはないです。
また、リードタイムの長さも気になるところです。消費者は、通常、配達日の1週間前に注文を確定させなくてはなりません。生協さんはきっと産地と契約取引をしていると思うのですが、注文確定から配達までの日数を短縮できないのかなー。して欲しい。
あれが面倒くさい、これが無駄と文句ばかり言っていますが、私の感覚が一般的だとも思いませんし、普通は状況を受け入れがちで、さして不満を持たないものだろうとは思います。しかし、業務コンサルティングをしたら、改善の余地はたくさんある気配がします。私としては、生協をやるのがこれほど手間隙がかかるものだとは知りませんでした。私の母くらいの世代だと、これくらいの手間を手間とも思わない人も多そうですけれども。
こういう贅沢を言っていられるのも、サービスが良くて便利な日本の都会ならでは、だとも思います。状況によっては、このようなサービスがあるだけまし、ということもあるでしょう。また、スーパーが「ない」「遠い」「美味しくない」、「体調や家族などの都合で買物に出かけるのは難しいけれども、家にいる時間が長い」という人には、現在でも頼むメリットが大きいことは想像に難くありません。
しかし、日本の宅配スーパーのポテンシャルはいかにも高そうです。現に、生協全体の共同購入の取扱高(売上)は年間1兆4000億円(平成16年厚生労働省「消費生活協同組合(連合会)実態調査結果表)で、ダイエーやイトーヨーカ堂に匹敵します。消費者として見ると、普通のお店とさして違いはないように見えますが、その存在意義はどこにあるんだろう?と思って、調べてみました。
続きます。