2006年10月アーカイブ

生協4:支払方法

 支払は、月ごとにまとめて郵便局または銀行引落しが基本で、コンビニ支払ができるところもありますが、クレジットカードは使えません。確かに月単位くらいにまとめて、郵便局か銀行引落しが一番コストがかからない支払方法だろうとは思いますが、やっぱりカードが一番ラク。届出用紙を書いて、金融機関に出してさらに、生協に返送なんていう手間は、かからないに越したことはないです。

 また、リードタイムの長さも気になるところです。消費者は、通常、配達日の1週間前に注文を確定させなくてはなりません。生協さんはきっと産地と契約取引をしていると思うのですが、注文確定から配達までの日数を短縮できないのかなー。して欲しい。

 あれが面倒くさい、これが無駄と文句ばかり言っていますが、私の感覚が一般的だとも思いませんし、普通は状況を受け入れがちで、さして不満を持たないものだろうとは思います。しかし、業務コンサルティングをしたら、改善の余地はたくさんある気配がします。私としては、生協をやるのがこれほど手間隙がかかるものだとは知りませんでした。私の母くらいの世代だと、これくらいの手間を手間とも思わない人も多そうですけれども。

 こういう贅沢を言っていられるのも、サービスが良くて便利な日本の都会ならでは、だとも思います。状況によっては、このようなサービスがあるだけまし、ということもあるでしょう。また、スーパーが「ない」「遠い」「美味しくない」、「体調や家族などの都合で買物に出かけるのは難しいけれども、家にいる時間が長い」という人には、現在でも頼むメリットが大きいことは想像に難くありません。

 しかし、日本の宅配スーパーのポテンシャルはいかにも高そうです。現に、生協全体の共同購入の取扱高(売上)は年間1兆4000億円(平成16年厚生労働省「消費生活協同組合(連合会)実態調査結果表)で、ダイエーやイトーヨーカ堂に匹敵します。消費者として見ると、普通のお店とさして違いはないように見えますが、その存在意義はどこにあるんだろう?と思って、調べてみました。

 続きます。

生協3:注文

 取扱商品は、スーパーのチラシを何十ページも束ねたような分厚いカタログに掲載されてきます。カタログを眺めて、OCR用紙に記入する、というプロセスも私は気が進みません。webでちゃっちゃと選んで、しかも定番品はいちいち毎回入力しないでいても、締め切り時間までに変更しなければ同じだけ発注するくらいでいい。紙のカタログがいいという方も、たくさんいらっしゃるでしょうから、webのみであるべきではないでしょうが、私にはカタログ配達がそもそも不要で、そういう人は他にもたくさんいるのではないでしょうか。

 取扱商品は、カタログからは、生協間の違いを知るのは難しいようです。ダイエーとイトーヨーカ堂よりは違うけど、業務スーパーと普通のスーパー、普通のスーパーと紀伊国屋よりは違わないくらいでしょうか。添加物や農薬に敏感で、スーパーと同じくらいかちょっと高いくらい。顧客セグメントはほぼ同じ、生協を統廃合しようという話になるのも、もっともです。

 最近は、多くの生協でインターネット注文が可能になっているようですが、この注文サイトは非常に使い勝手が悪いです。


  • 商品名と価格のテキストデータしか取り込まれていない。写真や「賞味期限」「特価」「次回未定」といったカタログには載っている情報は参照できない。
  • 検索ができない。
  • 目的のものを探し出すための操作性が悪い。例えば「牛乳が欲しいな」と思ったとすると、「カタログに掲載されている牛乳の商品NOを探し出して入力する」か、または「50ページくらいあるカタログの中から、どのページにあるかを探し出して、一覧表示されたら発注数量を入力する」という操作をする。

 ちょっと作りこめば、更新の手間もかからず、ごく普通のネット販売のように綺麗で便利なサイトが作れるように思いますが。

 ちなみにネットで注文できるようになるために、申し込みが別途必要な生協もあります。面倒なので、申し込みが必要なところには申し込んでいません。ずぼらで、すいません。

 続きます。

生協2:配達のシステム

て下さる生協もあります。システムの説明を聞くにつけ、「ああ、これは続かないな」と思いましたが、一応試してみよう、と加入してみました。

 入らなかった生協の方も、とてもいい方で申し訳なかったのですが、その後フォローアップの電話が10回くらいかかってきて、ちょっと引きます。たまたま、タイミングが悪くて、電話が取れなかった私も悪いのですが、それにしてもかけすぎじゃないでしょうか。最近、こういう営業をするところは少なくなってきているような気がするのですが。

 さて、注文や配達のシステムは、どこも似ています。土日配達なし、時間指定不可、この地域は何曜日の何時くらいに来ます、受け取れない場合はエントランスに放置です。生協のために早く帰って来るつもりはないので、保冷材入りとは言え、長時間放置されるのは気になります。夏はありえないでしょう。ちなみに、これは生協に限らず、らでぃっしゅぼーやや、大地を守る会なども同じシステムなようです。

 他にも、決まり事がいろいろとあります。例えば、注文書は、決まった曜日に決まった場所に入れておかなければなりません。注文しないときは、OCR用紙にバツをつけて、注文しない日にも入れておいてください、だそうです。何曜日までに注文書を記入しておき、何曜日の朝それを決まった場所に出し、荷物が来た容器も出してから出社する、とか考えるだけで、うんざりしてしまいます。もちろん、それを皆さんやっていらっしゃるのだとは思いますが、私の場合、ラクしようと思って生協を頼もうとしているのに、これではラクになってるんだか、なんだかわかりません。

 配達のスケジューリングや、注文書の出し方(これは回収忘れがあると、クレームがあるからなんだそうですが)などからも、どうも普通のお店に対する感覚でいると、なんか違うな、という気がむくむくと湧き上がってきます。

 続きます。

生協1:資料請求

 週末に買出しに行く時間を節約したくて、生協を頼もうと思い立ちました。

 たくさんの方が利用して、満足されていることは承知していますが、私は期待していたのとはちょっと違いました。これは、生協が消費生活協同組合法のもとで活動する、特殊な法人であることに由来しているようですが、まずは食料品の宅配業者としての使い勝手について、書いてみようと思います。

 私の住んでいる地域には、複数の生協があります。webサイト上から資料請求してみると、1つの生協からは資料が郵送されてくるのみですが、他の生協からはすかさず電話がかかってきます。何のための電話かというと、システムの説明にいらっしゃるとのこと。アポりますが、土日不可。配送の方が時間をやりくりして来られるようです。

 まず、これどうなんでしょう。システムをきちんと説明する資料をいただければ、説明に来ていただく必要はありません。もっとはっきり言えば、そういう時間を割きたくない。さらに言えば、資料なんて邪魔な紙を家に増やしたくないので、webサイトできちんと情報提供してもらいたい。紙の資料は不要です。例えば土日配達してくれないなんて、サイトのどこにも書いてなかったりするので、そういうのどうにかなりませんかと。

 長くなります。続きます。

味噌

手前味噌

 今年、初めて味噌を仕込んでみました。

 味噌は、仕込む日に半日ゆでた大豆潰し作業がある以外は、基本的にほったらかしでいいので、ラクチンです。何ヶ月かに1回覗いてみて、カビを取り除いてから天地返し(かき混ぜる)するくらいで。今年の様子を見る限り、カビ大発生なんて、そうそうするもんじゃなさそうなので、失敗なくできますね。

 しかし写真がド下手です・・・。味噌の写真てー、なんというか難しいです。違うものに見えやすいというか。

 さっそく、味噌汁に使ってみましたが、思ったより塩気がマイルド。市販の味噌よりも、心持ち美味しいです。
 500gほど、普段使い容器に詰めた他、1キロほどジップロックに入れて、冷蔵庫に保存。発酵を遅らせるものを作ってみます。2キロほど、お裾分け用に小分け。残りはラップしてさらに放置。5キロもできちゃうのが、ちょっと困るところ。半分でいいのに。

 しばらくは、味噌汁を作りまくろうと思います。
 

現実逃避

 えー、皆さん日々幸せに暮らしていらっしゃいますでしょうか。

 最近の私の現実逃避の手段は、コレ。

 日々、どれだけやってるんだってくらいやってるかも・・・。

モラル・ハラスメント--人を傷つけずにはいられない

マリー・フランス・イルゴイエンヌ /高野優 / 紀伊国屋書店 / 1999年12月

★★

 最近、モラル・ハラスメントという現象に興味を持っています。

 この本は、フランスで大ヒットして、職場や家庭におけるモラル・ハラスメント(精神的ないじめ)問題を顕在化させる役割を果たしたのだそうです。この本のヒットによって、モラル・ハラスメントという言葉は市民権を得て、2002年以降、フランスやベルギーではセクシャルハラスメントと同じく職場において禁止事項となるに至ったそうです。

 星の数が少ないのは、この本は読み物としては構成に難があり、読みづらいと感じたためです。しかし、現在モラル・ハラスメントの被害に遭っている方からすると、思い当たる節が多すぎて、ショックを受けつつ休み休み読み通し、読み終わる頃には、自分がモラル・ハラスメントの被害者であったと気づいて愕然とするようです。

 モラル・ハラスメントとは何か、ということは、たとえばこちらのサイトをご覧になると、ご自分なりのイメージをつかんでいただけると思います。日本では夫から妻へのモラル・ハラスメントの事例が多く、典型的なタイプとしては、

  • 外面(そとづら)が良く、結婚前にその性格を見抜くことは困難。結婚後に本性を発揮する。
  • 同一傾向の性格の両親など、問題のある家族を持っていることが多い。
  • 独自の「マイルール」があり、自分に甘く、妻や子に厳しい。例えば「オレは趣味に散財していいが、お前は100円ショップでタワシを買っても無駄遣い」「オレは男だから浮気していいが、お前は女だからダメ」など。
  • 被害者に罪悪感を持たせることで、加害者への批判を退ける。マヨネーズの買い置きを忘れたくらいの些細なことを、「お前は何も感じないのか」などと被害者の過失として激怒し、「怒らせるお前が悪い」と言って、怒りを正当化する。
  • 自分の正しさを揺ぎなく確信しており、下に見ている被害者とは話し合いにならない。またカウンセリングその他の矯正プログラムによって、矯正されない。
  • 被害者の唯一の対抗手段は離婚で、離婚を切り出しても容易には応じず、鬱病を詐病し始めたりする。
  • 子供がいて離婚せずにいると、その行動様式を子が模倣して、モラ(モラハラをする人)に育つ。
   現状では、妻が友人や家族に被害について話すと、しばしば「どこの家庭にもあることよ」「あなたにも至らないところがあるんじゃない」などと言われて、ただでさえ自責の念にかられやすい被害者は自分の忍耐力が足りないのではないか、と考えて弱っていく、ということがよくあるようです。

 明らかに理不尽なケースを話されているにも関わらず、そのように答える人も、面倒臭いから誠意のある回答をしないのか、あるいは自分が似たような理不尽を経験しているから、特に問題だと思わないのか、本当に普遍的なことだと認識しているのか・・・?

 モラル・ハラスメントは、ちょうどセクシャル・ハラスメントのように、問題を定義した言葉が多くの人に認知されると、被害に遭っていない人にも、被害の様子を理解してもらえるようになると思われます。そのうちきっと、ドラマになるんだろうなーと思っています。

2006年のノーベル賞: 生理学医学賞

すごく綺麗・・!
"...sort of unrelated looking stories just keep coming together and unfolding in beautiful ways. "

 2006年のノーベル生理学医学賞は、1998年のRNA干渉の発見によりアメリカのアンドリュー・ファイア氏とクレイグ・メロー氏に授与されました。RNA干渉とは何かを理解するにあたっては、Natureの提供しているアニメをご覧になるとよいと思います。スクリーンショットを貼りましたが、とても綺麗ですよね。
 
  簡単に言うと、細胞内に特定のDNAにマッチするRNAを導入することで、そのDNAの発現が抑制される現象のことだそうです。
 
  RNA干渉の発見の偉さは、まずは細胞の中で起こっている重要な現象のひとつを明らかにしたことです。RNA干渉は、菌類や植物、哺乳類まで幅広く真核生物に見られる遺伝子の発現コントロール機構のひとつで、ウイルスなどの異種遺伝子に対抗する手段にもなっているそうです。

 また、人工的にRNAをこしらえて導入してあげれば、特定の遺伝子の発現を抑えられ、ある種の病気の治療にも有効です。特定の遺伝子の発現を抑える手段は、似たところでアンチセンスDNA(特定の遺伝子の発現を1回だけ抑制)やリボザイム(特定のRNAを複数回切断)などもあるのですが、実用性の点でRNAiの方が偉いらしい、、、?

 さらに、遺伝子の機能を調べる上で、特定のRNAを導入して機能不全が起これば、そこから遺伝子の機能を特定するというような、今後の研究に役に立ちそうなツールになりうるというわけです。

 ・・・これを毎日やるのはしんどいので、ノーベル賞シリーズは明日はお休みしまーす。

2006年のノーベル賞: 平和賞

Mohammad Yunus talking to family

"... poverty in the world is an artificial creation"

 今月の上旬に発表された今年のノーベル賞は、村上春樹氏がノーベル文学賞を逃したことと、平和賞の報道くらいで、そのほかの賞に関する記述は、日本語ではあまり見かけないようです。ということで、医学、物理学、化学、経済学、文学の各賞について、力の続く限りご紹介しようと思います。今日はまず、日和って平和賞から。

 2006年のノーベル平和賞は、バングラディシュの銀行家、ムハマド・ユヌス氏とグラミン銀行に授与されたそうです。
 グラミン銀行は、1976年にユヌス氏が始めたマイクロ・クレジット(個人に対する少額の無担保融資)を実施するプログラムが、1983年に銀行になったもので、バングラデシュのほぼすべての村で融資の実績があり、その借り手の97%が女性なのだそうです。そのあたりの経緯はこちらでよく紹介されています。
 
 返済の動機付けのために5人組を組ませて、初めは二人にしか貸さず、さらに6週間後に返済実績ができてからさらに二人に、最後のリーダーに貸す、だとか、毎週返済のための会議を複数の5人組合同で持つだとかの、様々な工夫により、返済率98%。日本の消費者金融より高いです。
 
 実情は、いろいろあるのではと思いますが、「貧困をなくすことが夢」で、それに基づく行動によって、一定以上の成果が上がっており、素晴らしいことだと思います。

カスピ海ヨーグルト

 私のカスピ海ヨーグルト熱が冷めてしまったので、しばらく経代培養をやめていたのですが、涼しくなってきたので、今度は種菌から起こすことにしました。使用したのは、コレの旧タイプ。

 培養してるときから様子が違うんで、ドキドキしちゃいました。今まで使っていた株が、どれだけコンタミしてたかってことに。今回培養できた株は、


  • 香りが良い。ヨーグルトの甘酸っぱい匂い。
  • 揺らしても動かないくらい表面は固く固まる。表面は、滑らかできめ細かい。
  • 表面と中身にさほど違いがない。
  • 美味しい・・・!

 カスピ海ヨーグルトは友達から貰わず、種菌から起こした方がいいということが、よーくわかりました。本来の姿がわからないですからね・・・。いやはや。

ホームベーカリー

 結婚式のカタログ引出物にはロクな商品がない、というエントリーを以前書いたことがありましたが、その後ヒットした商品がありました。それがホームベーカリー。この機種でした。

 材料を入れて、スイッチを入れるだけなので、手間要らず。しかも期待以上の美味しさでした。バケツ状の金属ケースの底にはめこんだくるくる回る羽根が、生地をこねるのですが、こんなシンプルな構造なのに生地を複雑にこねる動きをしていてスゴイ。音も静かで場所もそれほど取らないし、お手入れも簡単。世の中いろいろ進化してます。

 この機種に関して難を言えば、ねかしから焼きまで規定のコースがいろいろあるものの、時間や温度を自分でマニュアル設定できないのが、凝り性な私にはちと不満です。あとコースの初めにある、何も起こらない「ねかし」時間はスキップしたくてたまりません。

 材料に関しては、国産小麦粉がやっぱり美味しいです。「はるゆたか」とか「春よ恋」とか。ただ美味しい小麦粉を使うと、スーパーで買う食パンに比べて特に安い、というわけではなくなってしまうんですが、ホームベーカリー買うべきか悩んでる方は、多分買っても後悔はしないんじゃないかなーと思います。

肥満とダイエットの遺伝学

肥満とダイエットの遺伝学

蒲原聖可 / 朝日新聞社 / 1999年8月

★★★★★


人類はだんだん丸くなっている。人格ではなく体型の話だ。

 1999年刊のため、今更感のあるご紹介ですが、広範囲な話題をカバーしており、新しい発見も多い良い啓蒙書だと思います。こうした学術論文をベースとした定説とトレンドをまともに紹介してくれる本は、もっと増えてくれるといいなあと思います。

 面白いなと思ったことはいろいろありますが、


  • あるアンケートで20代の日本人女性の6割以上が、痩せることのみで幸せな気分になると回答している。
  • ヒトが年間で摂取するカロリーに占める体重増減に寄与するカロリーは、微々たるもの(1パーセント以下)であり、食事療法その他で体重をコントロールするのは困難。
  • 体重は環境要因より、遺伝要因の寄与する割合が高い。一定の値に収束するよう、複数の遺伝子が加齢その他の環境要因に対応して発現してコントロールしている(セットポイント説)。
  • セットポイント周辺での体重の維持に関与する重要な物質のひとつに、脂肪細胞から分泌されるレプチンがある。体脂肪が増えるとレプチン濃度が増して、食欲が抑制され、エネルギー消費が増大する(痩せる)。レプチン合成に異常があると太るが、これが肥満の原因である人は少ない。太っている人の多くは、レプチンが受容される脳脊髄液の濃度が相対的に低く、機構は不明だがレプチンの輸送や受容以降の伝達に問題があるせいではないかと言われている。

 要するに、体重は遺伝子が決めています、と言っていますが、どういう決め方をしているんでしょうね。
 体重が100キロで安定している人は、遺伝子にキミは100キロ!と書いてあるとも思えないですし、期間は? 触れ幅は?

 人間の体は、短期・長期のカロリー収支の変動を緩衝して、体重を一定値に収束させる仕組がよく出来ているので、ダイエットは難しい、というのは確かにその通りなのですが、現実には摂取カロリー、筋肉量(基礎代謝量)、運動量のバランスを大きく変えて維持できれば、減量は可能なんですよね。

 しかしそれを容易に実現するためにも、肥満のしくみがもっと物質的に解明されると面白いと思います。

加藤諦三氏のサイト

 別のことを調べていて、ふと行き当たった加藤諦三氏のサイト
 膨大な量のテキストが収蔵されていて、とても読み尽くせませんが、メンタルな偏りをチェックするのに役に立ちます。加藤諦三の言葉で当たっていて痛いなー、と思うことが少なければ、けっこう心理的に健康かもしれない。

 以下、ちょっと抜粋。

"あなたのために"という言棄ばまず嘘である。"自分が嫌われたくないからしている"というのが大抵の場合は真実である。 青い鳥を探しすぎる心理 (P.175) (PHP研究所)

 人は自分のために働いている。それなのに人のために働いていると思う人がいる。そして人のために働いていると思うから相手に対して要求が出て、不満が出るのである。自分のために働いていると思えば、とんでもない結果が出てきたときでも「これも甘受しよう」という気持ちになる。

 「あなたのためにしてあげた」という感情こそ、人間関係の最大の障害である。恋愛関係であろうと親子関係であろうと仕事の上司と部下との関係であろうと、この感情があると関係はこじれる。その人を好きなら、あまり「あなたのために」とは思わない。

 その人を好きでないから、何かをするときに、「あなたのために」と思うのである。「あなたのために」を連発する人は人を愛する能力にかけている人である。

 ある高齢者が死を前にして書いた目記には次のようにあった。「人のためなどと偉そうに、言ったりやったりしたことは、全て相手のためではなく自分のためだった」。正直な感想である。

プロテイン

 私の最近の趣味といえば、筋トレです。
 飽きっぽい性格なので、始めるときにはとても続くとは思われなかったのですが、筋トレはすっかり生活の一部になった感があります。

 さて、仕事帰りにジムに行こうとすると、さて夕食はどうしよう?ってことになります。一旦家に帰ったら、もう出かける気になんてならないし、時間のロスも大きいので、できれば軽く済ませたい。

 そこで私は、いろいろ試行錯誤の上、ジムの日はプロテイン・ゼリーを摂ることにしています。DNSのJel-Xという商品は、ドラッグストアでは売られていませんが、容量が大きくてお腹が膨れて、たんぱく質も摂れます。食事によほど気を使っていないと、カロリー過多にならずにたんぱく質を必要量摂るのはかなり難しいので、筋トレのためというよりは、私はカロリーコントロールのために摂っています。値引きがほとんどないので、もっとディスカウントして売って欲しいですね。

 ドラッグストアで簡単に買える商品では、ジョグメイトが好きです。容量とたんぱく質量から、こちらだと1食で2個。こう言ってはナンですが、ゼリー系食品の大半は大した成分が入っていなさすぎる!

 ジムの前にプロテイン、というとやる気がありすぎるように見えるので、いつもコソコソしているのですが、ちょっとカミングアウトしてみました。

毛穴詰まりに重曹

 普段はお化粧していて、周りの人に気づかれているかわかりませんが、私は現在人生で一番顔に吹き出物が多発していると思います。原因は多分ストレス。しかし、ニキビというか吹き出物は、年齢を経るごとに、発生する場所が顔の下の方に下がってきますね。どこまで下がるのやら。

 という私が言うので、あまり説得力がありませんが、最近小鼻の毛穴詰まりに重曹パックするのが好きです。ナチュラビゼのグリコピーリングもけっこう取れますが、重曹の方がずっと安いんで、こっちで。

 重曹をスプーン2杯分くらい手に取って水で緩め、それを顔の上に乗せていく。しばらくすると乾いてカピカピしてくるので、適当な頃合で流す。そんな適当パックです。肌が弱い人には、もしかしてキツイかもしれません。でも毛穴の詰まりはすごくスッキリ。おすすめです。

怖いYouTube

衝撃。効果音の作り方。本当なの・・?
グロが苦手な方は見ないで下さい。

Dear Mama

 お友達のサイトで紹介されていたもの。
 お母様へのメッセージにいかがでしょう?

 Dear Mama
 音出ます。注意! でも音が聞こえないとあまり意味がないので、音が出せる環境で見てください。

ネガティブワード

                              <p> 以前、ブックレビューをやって困ったことは、褒める頻度よりはけなす頻度の方がずっと高いということでした。<br />
 書いていても、ネガティブなことは、楽しくない。その本に関わった多くの人の労力やら、作者の努力みたいなことにまで無駄に思いを馳せてしまったりすると、何も創作的なことをしていない自分が上からモノを言うみたいなのは失礼なんじゃないか?と思ってしまうわけです。<br />
 でも、だからといって楽しくなるために、無理に褒めるわけにもいかない。</p>

<p> 結局のところ、自分の評価は、とても不確定なもの。<br />
 何かをこらーダメだ、と思ったとしても、それは自分が勘違いしていたり、視点が不足していたり、要するに自分に至らない点があるせいで、良く評価できていないだけなのかもしれない。しかし、人格が完成するまで待っていたら、それこそ死ぬまで何も言えなくなってしまう。</p>

<p> だからこそ、何も言わないという選択が魅力的で、私はずっとそうしてきたような気がします。他人やその作品を、あえて自分の時間を使って貶めなくてもいいじゃないかと。</p>

<p> でも、自分が読み手に立つ場合、批判が有益でないということはなくて、むしろポジティブな意見の方が、安直に書かれがちな気がします。あらかじめネガティブな情報を得たいケースもあるし、何よりも良いテキストは、批判的な論調であることによって、その価値が損なわれるわけではないですし。問題はそういうテキストが書けないことにあるわけですが。</p>

<p> という、どうでもよい逡巡を経て、レビューなコンテンツもこしらえていこうと思った次第。どなたかのお役に立ちましたら。</p>

 レンタルサーバー吹っ飛び事件以来、放置していたブログですが、愉しみにして下さる方もいらっしゃるとのことで、細々と更新してみます。

 私は音に敏感な方で、少しの音でも目が覚めてしまいます。何かに集中するときは、無音がベスト。音楽を聴きながら勉強するとか、そういうことはできません。電車のウォークマン音漏れも大嫌いです。

 ですから、選挙の街頭演説も大嫌い。週末の午前中の街宣カーには、ほんと勘弁してもらいたいですね。

 私は選挙に出たことがないので、自分を知らない人に名前を知ってもらうためには、街宣カーもしょうがないのかなあ、と思っていたら、少し前に友人が選挙に出ていました。何の後ろ盾も縁故もなく、徒手空拳で立候補し、残念ながら落選してしまいましたが、彼は街宣カーはおろか、拡声器さえも使っていませんでした。誰も聞きたいと思っていないことを大音量で流す人は、やっぱりちょっと違うんだとわかりました。

 とりあえず、地方自治体やら国やらは、街宣カーに補助金を出すのは止めて欲しい。そして街宣カーを出す人には、私は基本的に投票しません。青島さんに懲りずに、政治家の皆さんにはどんどん街宣カーや拡声器を使った街頭演説を止めていただけるとありがたいです。


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