石鹸のつくり方
〜the outline of making soap〜
 材料の準備はできましたか? それでは実際に石鹸をつくってみましょう。そのためにいくつか注意点を挙げたいと思います。まずは水酸化ナトリウムの取扱についてお話しします。ちょっと長くなりますが、大事なことなのでじっくり読んでください。


  水酸化ナトリウムの取扱について
  • 水酸化ナトリウムは、局方のフレーク状と試薬のペレット(粒)状があります。購入の際、選択の余地があれば扱いやすい後者がよいです。
  • 水酸化ナトリウムは、幼児やペットの手の触れない冷暗所に、購入した容器から詰め替えたりせずに、空気を遮断して保存します。使用時は、幼児やペットに邪魔されない場所を確保してください。
  • 水酸化ナトリウムは、水に溶解して強アルカリ性を示します。皮膚へ腐食性があるので、決して触れてはいけません。目に入ると高い確率で失明します。身体の露出の少ない服装をし、手袋・防護メガネの着用を推奨します。
  • 水酸化ナトリウムに触れるボウルや泡立て器、計量カップなどは、強アルカリと高熱(100℃程度まで)に耐える素材のものを使用してください。ステンレスや耐熱ガラス、ポリプロピレンなどです。
  • 水酸化ナトリウムは、水に溶解すると激しく熱くなると同時に、気体を発生します。換気をよくした場所で溶かしてください。
  • 水酸化ナトリウムには潮解性(空気中の水分を吸収して溶ける)がありますので、蓋を開けて放置したり、計量などに時間をかけることは避けましょう。
  • 使用した容器が割れる、倒れる、物をその中に落とす、こぼす、などの事故を想定して、机や床は新聞紙やビニ−ルでのメバリを推奨します。
  • 万一身体にかかってしまった場合は、即座に大量の流水で流してください。時間が勝負ですので、すぐに流水の出せる場所で作業しましょう。
  • 水酸化ナトリウムを含むものを使用したボウルや泡立て器は、酢で中和してからか、数日放置して鹸化を進めてから洗います。水酸化ナトリウムやその溶液などは、失敗などしても流しに捨ててはいけません。大量の紙で吸わせ、牛乳パックに入れて厳封してから捨てます。そのような事態はできるだけ避けるようにして下さい。

  読んでくれてありがとう。では手順にいきます。
  • コールドプロセス法(水酸化ナトリウムを使用)
  • ホットプロセス法(水酸化ナトリウムを使用)
  • オルト珪酸ナトリウムを使った石鹸製法

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