感想メモ:おいしいから売れるのではない 売れているのがおいしい料理だ

★★★★☆

サイゼリヤと言うと、かなり安いイタリアン、というイメージ。
しかし、ただ値段を下げただけでは、利益が出なくなってしまう。

安くてもきちんと利益をを出せているのには、
その裏に強烈な業務効率化、標準化への努力がある
のだ。

この本を読んで初めて知った。

ちなみに標準化のコツは、
従業員の中で一番優秀な人間がやっている"名人芸"を、
誰でもこなせるようにできないか、と考えることだ。

業務効率化をこういったところまで
考えたことがなかったので、参考になった。

経営者や店長の仕事は「考える」ことだ。
時間を作る基本はまず「整理・整頓」。
成功とはほとんどの場合”まぐれ”みたいなものなので、
そこから何かを学ぶのは不可能に近い。
失敗を繰り返し、その経験から学んでこそ、成功に近づける。

サイゼリヤの社長のお話なので、
飲食業界におけるサイゼリヤの打ち手についても
話が多いのだが、個人的には、上に挙げたような、
経営や業務効率化に関する話を興味深く読んだ。

オススメ度は★4つです。おもしろい本でした。
ありがとうございます。

参考:
「おいしいから売れるのではない 売れているのがおいしい料理だ」正垣泰彦 – 【本ナビ】本のソムリエの一日一冊ビジネス書評


その他の書評などはこちら。
Socialtunes – haru

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です