感想メモ:首を治せば病気が消える

松井 孝嘉
ワニブックス 2007-03
¥ 1,365

★★★★★

自律神経失調症、うつ病など、
心の病気とされているものは、
完治が難しいとされている。

知人にも例はあるし、
そうなのだろうな、と思っていた。

しかし、もしこれらの原因が
「首の凝り」
であるのだとしたら、首を治すことで、
症状も完治させることができる…

「頸性神経筋症候群」
というのがその病名。

何より、今まで有効な打ち手が少なかったことに対し、
明るい可能性が示されているのだ。
事例も豊富だ。これはすごい話だ。

IT系にうつや自律神経失調が多く見られるのも、
ずっとPCを使ったうつむいた姿勢で
首に負担がかかりやすいということで説明がつく。

うつむいた姿勢は、
まっすぐな状態よりも、通常の三倍、
首に負担がかかる(p54)

画面に集中して姿勢を崩す、
点ではゲームも同じだ。

私は、「ゲーム脳」ではなく、
「ゲーム首」という言葉を
提唱したいと思います。(p55)

ゲームで脳が変わる、とかではなく、
首に悪い、という話であれば納得がいく。

他にも、頚性神経筋症候群であるのに、
慢性疲労症候群、繊維筋痛症などと
誤診されているケースもあるようだ。

「頸性神経筋症候群」
おそらくこれから知名度が上がっていきそう。
覚えておこう。

重要な知識を新たに得ることができました。
オススメ度は★5つです!

松井 孝嘉
ワニブックス 2007-03
¥ 1,365


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