感想メモ:パワーの原則

パワーの原則―影響力を発揮しつづけるパワーとは
パワーの原則―影響力を発揮しつづけるパワーとは
  • 発売元: キングベアー出版
  • 価格: ¥ 2,100
  • 発売日: 2003/11

★★★★☆

 人に影響を与えるパワーを持つには、どうすればよいだろうか?
そんな問いに答えてくれる本。

 人に影響を与えるには

  1. 「強制」
  2. 「実用」
  3. 「原則中心」

の3つの方法がある。

 「強制」は文字通り強制して言うことを聞かせる方法。
しかしこれは相手の態度を硬化させるだけで、心を動かすことはできない。

 「実用」はギブアンドテイク、地位による指示、取引などの方法。
相手は妥当なので従うが、妥当性を超えた協力は期待できない。

 最後の「原則中心」の方法がこの本の主題で、
相手の尊敬を勝ちえることができる。
相手は心を動かし、自主的、主体的に活動してくれる、としている。
つまり、「この人のためなら一肌脱ぐ」と思われるようになれ、ということ。

 「原則」という言い方なのは、著者がフランクリン・コヴィーの
人だからだが、内容的には「箱」と共通点を多く感じた。
つまり、自分の心の持ち方によって、相手への影響の仕方が変わるということだ。
個人的には「箱」の方がより心に響いた。★4つ。

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