哺乳瓶の消毒

 育児にまつわる定説には、根拠がわからないものが多々あります。

 例えば、哺乳瓶は、何で消毒するのでしょうか? しないと何が起こるのでしょうか?
 
 食中毒? 赤ちゃんが消毒の不備で食中毒になったという事例を、私は聞いたことがありません。口内にカビが生える鵞口瘡(がこうそう)は、放っておいても治ることがほとんどで、せっせと予防に努めるほどの病気ではありません。消毒によって予防したい疾病や症状が不明なので、そもそも何がしたいのか、わかりません。

 さらに、母乳の場合には、皮膚の消毒などしないのが普通だし、哺乳瓶はよほど不潔に管理していなければ、皮膚よりも雑菌が少ないように思えます。また、一人目の子供のときは消毒していて、二人目ではしなかったけど、問題なかったというのは、よく聞く話です。また、消毒の操作は、常に上手くいくとは限らないはずですが、その割に失敗したせいで不都合があったという話も聞きません。

 要するに、やってもやらなくてもいい操作だということだと思います。哺乳のたびに消毒するのは大変ですから、やめちゃっていいんじゃないでしょうか。

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このページは、ruruが2009年2月24日 22:02に書いた記事です。

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