2009年2月アーカイブ

哺乳瓶の消毒

 育児にまつわる定説には、根拠がわからないものが多々あります。

 例えば、哺乳瓶は、何で消毒するのでしょうか? しないと何が起こるのでしょうか?
 
 食中毒? 赤ちゃんが消毒の不備で食中毒になったという事例を、私は聞いたことがありません。口内にカビが生える鵞口瘡(がこうそう)は、放っておいても治ることがほとんどで、せっせと予防に努めるほどの病気ではありません。消毒によって予防したい疾病や症状が不明なので、そもそも何がしたいのか、わかりません。

 さらに、母乳の場合には、皮膚の消毒などしないのが普通だし、哺乳瓶はよほど不潔に管理していなければ、皮膚よりも雑菌が少ないように思えます。また、一人目の子供のときは消毒していて、二人目ではしなかったけど、問題なかったというのは、よく聞く話です。また、消毒の操作は、常に上手くいくとは限らないはずですが、その割に失敗したせいで不都合があったという話も聞きません。

 要するに、やってもやらなくてもいい操作だということだと思います。哺乳のたびに消毒するのは大変ですから、やめちゃっていいんじゃないでしょうか。

ベビーソープ

 我が家に、赤ちゃんが来ました。沐浴にはベビーソープ、と思いがちですが、我が家ではボディソープはもちろん、石鹸さえも、基本的には使いません。

 沐浴は、おむつ汚れがつく場所だけ、普通の石鹸で洗い流してから、お湯を張ったベビーバスに入れ、お湯をよく含ませたガーゼを使って汚れが溜まりやすい場所を撫で洗い、温まっておしまい。くさくなったら、石鹸洗いしようと思っていましたが、いつまでたっても、くさくなんてなりません。

 子供が大きくなったら、泥んこを洗うために、石鹸を使うこともあるのでしょうが、まだ外遊びをしない赤ちゃんには、石鹸やシャンプー、リンスの類は、不要なようです。

 よく「赤ちゃんの敏感な肌に」というキャッチ・コピーがありますが、肌トラブルのない健康な子の場合、新陳代謝が活発なために、湿疹などの肌トラブルは数時間で治ってしまうし、むしろ大人よりもフレキシブルで、丈夫ではないかとさえ、思えます。

 それに石鹸を使わないと、石鹸が赤ちゃんの目に入ったり、手すべりで赤ちゃんが頭を打ったりといったトラブルがなく、お父さんでも余裕を持って沐浴させることができて、いいことずくめです。

 ちなみに、赤ちゃんの沐浴は、清潔のためではなく、運動なので、毎日した方がいいんだそうです。ベビーソープ、いただいたらありがたく楽しむと良いですが、用意する必要はなさそうです。

このアーカイブについて

このページには、2009年2月に書かれた記事が新しい順に公開されています。

前のアーカイブは2008年4月です。

次のアーカイブは2009年3月です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。

カテゴリ

ウェブページ

Powered by Movable Type 6.2.4