パラベンよお前もか

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 化粧品や石けんなどに保存料として含まれている化学物質「パラペン」が、 これまで影響がないとされていた少ない量でもネズミの精子の数に影響を及ぼすことがわかった。 東京都立衛生研究所の大石眞之主任研究員によると、 「パラペン」を8週間にわたってオスのラット24匹にえさに混ぜて与えたところ、 精子の数が20パーセントから、40パーセント減り、量を増やすほど精子の数が減っていったという。
(12/15 NHK)
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パラベンはパラオキシ安息香酸エステルのことで、 上にあるようにせっけんの防腐剤としてよく使われている。 無添加寄りのせっけんでも、指定成分として「パラベン、香料」ぐらいは使われていることが多い。 それは、今までパラベンはそれほど害はないものだと考えられていたからだ。

FLAPPAERS SOAPによると、
「人により接触皮膚炎を起こす。アレルギー性湿疹。 飲み下すとむかつき、嘔吐、酸性症、掻痒症、薬物発疹、発熱、メトヘモグロビン血症、肝炎。」
とあるが、今回の問題はこういったアレルギー関係ではなく環境ホルモンとしての働きがある可能性があるということである。

が、人間はせっけんを「えさに混ぜて食べる」ことはないので、 このニュースを見て「すぐにパラベン入りは使わないようにしよう!」 ということもないと思う。
 結局のところ、パラベンは環境ホルモンである可能性は指摘されているので、 使わないに越したことはないだろう。

やはり時代は手作りせっけんか。