e-Tax

 東京国税局から、「国税電子申告・納税システムをご利用ください」という封書が届きました。

 私は今年、確定申告をしました。確定申告をするには、


  1. 用紙に手書きで記入して、持参または郵送
  2. 税務署のタッチパネルで作成
  3. ホームページから作成して印刷、持参または郵送
  4. e-Taxで申請

という4つの方法があり、3番目のホームページの確定申告書等作成コーナーを使うのが、一番便利であるように思います。

 税務署は、4番目のe-Taxの利用促進をはかって、今回の封書を発送しているようですが、あまり普及していません。その数値を探していたところ、isologueさんが素晴らしい記事を書かれているのを発見し、もう書くことはないわーと、お腹がいっぱいになりました。

 私は、e-Taxをやめるべきだとは思いません。事前に自宅で手続きしておけば、送信ボタンで申請が完了し、平日に税務署に出向く必要がなくなるなら、それに越したことはないと思うからです。ただ、現在は手数料が1500円だとか、ICカードリーダを買って来いだとかの謎の出費があり、謎の書類を事前に提出するという手間が増えるというのに、e-Taxに乗り換えるメリットはゼロです。そもそも、「確定申告やろう」と思い立ってから、実際に申告ができるまでに最短でも2-4週間かかるので、最終日に出せればいいや、とlast minutesで行動を開始する多くの納税者が、進んでe-Taxに乗り換えることはないですよね。

 納税者の手間が増えるのであれば、普及のために、何かしらのメリットを提供した方がいいのではないかと思うわけですが、どちらかというと、税務署はそうした仕組みを考えるよりは、こうしたお知らせを発送したり(これもコストがかかっていますよね)、税務署員から利用を薦めるように電話したりという行動を取っているように見えるので、あまり好ましく見えなかったりするわけです。

この記事について

このページは、ruruが2006年11月 7日 08:53に書いた記事です。

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