グレート分別

  • 投稿日:
  • by
  • カテゴリ:

学校で、紙類の分別がすごい。

大きさ5mm×40mm以上の紙だったら、全てリサイクルに回すらしい。 お菓子の包み紙も。箱も開いて。レシートも。 これはいかがなものだろうか。

「紙の無駄遣い=森林破壊」 という図式から、 「紙はリサイクル」 という考え方になるのだと思う。 しかしリサイクルはバージンパルプから紙を作るのよりもエネルギーがかかる。 また紙に使われるパルプは熱帯雨林じゃないので、 紙のリサイクルは熱帯雨林の急減を食い止める助けにはならない。

もちろん「リサイクルするな」と言っているわけではない。 例えばトイレットペーパーのリサイクルなんて、どんどんやってくれればいい。 コピー機の隣に箱を置いておき、コピーに失敗したコピー用紙を回収するのもいいと思う。 いつも書いてるけど、消費者側に完璧を求めても絶対にうまくいかないのだ。

重要なのはコスト対効果なわけで、 あまり効果がないことにエネルギーを傾けても効率が悪い。 コストは0から30程度まで上げるとその効果は目覚ましいが、 70から100に上げてもその効果は少なくなってしまうのだ。 100m走で、普通の人がタイムを1秒上げるのは可能だろうが、 国体レベルの選手が1秒上げるのはほぼ不可能に近い。 そんなイメージ。

要するに、誰でもできる程々のところでいいんじゃないか、 ということでした。