早すぎた「ひかり」

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新幹線に新しい路線が開通する模様。
その名も「はやて」だそうだ。
そこで今日は新幹線の名前の付け方について考えてみよう。

新幹線の名前としては、「こだま」「ひかり」「のぞみ」「はやて」があり、 多分この順番だろう。 違うかもしれないが、私はそう信じているのでそういう前提で考察を進めさせていただく。

さて、この名前の付け方は明らかに失敗なのである。
なぜか。
「ひかり」の出現が速すぎたのである。

「こだま」は音であり、音速。即ち秒速約340m。 マッハ、というくらいであり確かに速いのだが、 これより速いものはまだある。

「ひかり」は光であり、光速。即ち秒速3万キロ。 これは速い、というかこれより速いものは存在しないことになっている。 (タキオンってあるんですか?)

だから、「ひかり」はドラゴンボールにおける「宇宙最強」 のフリーザのようなものであり、とっておきの名前なはずなのである。 そんなものをうっかり登場させてしまうと、 そのあとに「セル」とか「魔人ブゥ」とか、 明らかに「宇宙最強」より弱っちそうなやつらが出てくることになってしまう。

私が言いたいのは、これと同じことが新幹線にも言えるのではないかということである。 まだまだ技術進歩が打ち止めであるという確証もないまま、 うっかり「ひかり」という名前を使ってしまったがため、 その後に抽象的で遅いんだか速いんだかよくわからない「のぞみ」 とかが出てくることになってしまう。 個人的には「のぞみ」はそんなに速くかなうものではないと思うのだが。

今回の「はやて」にしても、はやてというぐらいだから確かに速そうなのだが、 「ひかり」に勝てるとは全く思えない。 それこそ新幹線とナメクジの競争、といった感じだろう(会心の笑みを浮かべながら)。

そこで私の考えとしては、「ひかり」を出す前にとりあえず 「まっは2」とか「まっは3」とかで時間を稼ぎ (「こんこるど」もよさそう)、 満を持して「ひかり」の登場、 というのがあるべき名前の付け方だろうということである。

読者諸賢におかれましてはこれを他山の石とし、 くれぐれも長男に「最強介」とか「最新造」なんて風に命名されぬよう、 ご注進差し上げる次第なのである。