YouTube約3万ファイルを削除

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JASRACやテレビ局などが共同でYouTubeに削除要請、約3万ファイルを削除

日本音楽著作権協会(JASRAC)やテレビ局など23の著作権関連権利者団体・事業者は20日、 動画共有サイト「YouTube」に対して権利者に無断で投稿された動画の削除を共同で要請し、 約3万ファイルが削除されたことを公表した。

私の考えでは、ユーザーにとってのYouTubeの存在価値は、 現状著作権的には権利侵害である所のテレビの映像がタダで見られる所にあった (細かすぎて伝わらないモノマネ選手権とか)。 素人おもしろビデオもおもしろいとは思うが、それがYouTube大流行の原因かと言えば んなこたーないわけだ。

しかしこれでキリキリと締めつけが厳しくなって、地上波の映像がどんどんなくなって行くとすると、 YouTubeの魅力は激減するのであり、せっかく買ったGoogleさんもションボリな状況になるかも。 YouTubeの本当の価値の記事はとても興味深いと思ったけれども、 それもテレビの映像をYouTubeでタレ流しを続けるということが前提での議論であるように思う。

著作権的に問題がなく、なおかつ興味深い映像というのは、まだまだ少ない。 YouTubeで流すことを目的に、金をかけて映像を作るというしくみはまだできていないので、 そんなクオリティーの高い映像はない方が自然だ。ペイしないし。 そして、今後そういう仕組みができていくかというと、私はかなり懐疑的だ。

なので個人的には、テレビ局側におかれましては、YouTubeを敵視するのではなく、 どう利用して共存するかという立場をとった方が、 テレビ局の戦略的とマイクオリティーオブネットサーフィンライフにとっては良かったのではないかと思ったが、 私がそう思った所で世界は何も変わらず回っているのであった。

追記:こんな記事があった Music Companies Grab a Share of the YouTube Sale
Warnerとか音楽会社がYouTubeの株を買ってるという話で、 ミュージックビデオとかはいつか著作権の問題なしにYouTubeで流せるようになるっぽい。 しかしテレビ局の方が大きな問題だと思う。 各国のテレビ局と一々全部交渉するのだろうか。 今後の成り行きを見守りたい(←便利な言葉)。