エアギター世界大会2007

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2007年度AWGC(Air Guitar World Championships)でダイノジのおおち氏が連覇を達成した模様。
Dainoji Did It Again: Air Guitar World Championships to Japan for the Second Time in a Row
我が国のエアギターのレベルの高さが、国内外において確認された事例と言えよう。 おめでとうおおち氏。

勝手に感想を書くと、おおち氏のパフォーマンスは、去年の方がインパクトの方が強かった。 昨年はまさしく、それまでのエアギターの枠を広げたパフォーマンスだったと言っていいだろう。 2007年も連覇は達成したものの、2006年の彼自身のパフォーマンスを、 大きく超えることはできなかったように思う。

ということでこれまでのエアギターの流れを振り返る意味で、 AGWCの歴代チャンピオンの動画を拾ってきてみた。 2005年のが見つからなかったが理由は知らない。 この年は「争いは良くない!みんながチャンピオン!」ということになったのではないか(適当)。

YouTube - AIR GUITAR WORLD CHAMPIONSHIPS 2007 Ochi Dainoji Yosuke Japa

YouTube - AIR GUITAR WORLD CHAMPION 2006 - Ochi "Dainoji" Yosuke

YouTube - Air Guitar World Champion 2004

YouTube - Air Guitar World Champion 2003

YouTube - Air Guitar World Champion 2002

YouTube - Air Guitar World Champion 2001

こうしてみると、エア"ギター"から"エアギター"への進化の過程が見て取れる。 つまり、ギターの模倣という枠から、エアギターとしての世界の構築だ。 いかに大げさなギター演奏に見えるか、という価値基準から、 エアギターとしての独自性を模索する段階への進行である。

今後もこの流れに沿い、エアギターならではのパフォーマンスに重点を置いたパフォーマンスが、 主流になっていくだろう。 が、その後しばらくすると「原点回帰」へのムーヴメントが興り、 一時的に厳密な演奏の模写を特徴とするグループが出てくることだろう。

しかし結局のところ、「エアギターとは何か」ということを根本から問い直すことにより、 それはやはり「ギター」ではなく「エアギター」なのだ、 「エア」の部分もまたエアギターの本質なのだ、という認識が定着することだろう。

あるいは、このような流れが起きる前に、みんな飽きて終わるかもしれない。

と、適当な未来予想図を描いてみたが、 私自身はエアギターは全くたしなみませんので、 そこのところ一つよろしくお願いします。