締め

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街を歩いていたら、打ち上げが終わって飲み屋から若者の集団が出てきた。 幹事なのだろう、一人が会を締めようとしている。
「さ!お手をハイシャク〜!」
コイツも相当でき上がっている。

「えーと、じゃあ三三七拍子で!!」

なんと、それは新しい!
これならいつも一本締めや三本締めだけじゃ飽き飽きだ、 という人も大丈夫だ。 ということで、新しい「締め」を考えてみた。

・裸絞め
裸と言っても裸の肉体がからみあうわけではない。 これは柔道着などの襟を使って締めるのではなく、 腕で直接首を絞めるところからこの名前がついたのかどうかはよく知らない。 要するに参加者全員が死なない程度にチョークスリーパーをかけあう。 ただでさえ寝てはいけないところで寝てしまいがちな酔っ払いが、 ともすると永遠の眠りに。

・けじめ
飲み会を始めたからには、責任をもって会を終わらせなくてはいけない。 そこのところは、やはり飲酒をたしなむ上では一本筋を通さなくてはならない。 書いててよくわからない。

・いじめ
この言葉を見るたびに、前園はどこへ行ってしまったのかと心配になる。 それはともかく、参加者全員で誰かをいじめることによって会を締める。 理性を失った酔っ払い達がくりひろげるいじめは、 容赦なく、そしてえげつない。 それを見て「こんなのもうたくさんだ!終わりだ終わり!」 という感じになってくるのでその勢いで終わる。 うまく説明できてしまってなんだかつまらない。

ということで皆さんも採用してみてはどうだろうか。 私は絶対採用しないとここに誓おう。