日本人女性研究者イグ・ノーベル化学賞受賞

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<イグ・ノーベル賞>化学賞に邦人女性 排泄物からバニラ香(毎日新聞) - Yahoo!ニュース

山本麻由さん(26)おめでとう。 若くして研究の成果が世界に認められたすばらしい栄誉である。 さて、内容はと言うと・・・

ウシの排泄物からバニラの香り成分「バニリン」を抽出した研究が対象。山本さんは「受賞は廃棄物の活用法を知ってもらえるよい機会。ただ、この方法で抽出したバニリンは食物には向かないかも」と語った。
(中略)
抽出コストはバニラ豆を原材料にする方法に比べ「およそ半分」(山本さん)。 シャンプーやロウソクの芳香添加物などの応用が考えられる。

ウ○コの匂いを薄めると香水の香りになると聞いた事があるが、こういうことなのだろうか。 しかし、せっかくこういったステキなプロセスで作られた香料を使うのだから、 採用する商品名もインパクトがあるものにする必要があるだろう。 例えば私ならこう名付ける。

「農家生まれのバニラです」
「Wind from the Back Passage」(肛門からの風)

適当な商品名は置いといて、より注目すべきは山本さんのプレゼンのスライドである。


イグ・ノーベル賞 化学賞に邦人女性 排泄物からバニラ香(毎日新聞) - Yahoo!ニュースより引用

スライドにはこうある。

Cow → Intermediate → Vanillin

Intermediate(中間生成物)という言葉遣いがいい。
ウ○コが必要なわけではなく、それは牛→バニリンという大きな流れの中の、 あくまで中間生成物だと。決してウ○コそのものが求められているのではないと。 そう心の奥底に訴えかけてくるスライドだ。

しかし同時に、山本さんは以下のようにも述べている。

バニリンは樹木などの木質成分「リグニン」から生成するため、 馬や山羊などの草食動物の排泄物も利用可能だという。

牛じゃなくてもいいんじゃん。 むしろ草食動物のウ○コなら何でもいいんじゃん! だましたのね!(注:だましてません)

とすると、先ほどのスライドはちょっと不適切で、 むしろ下のようにウ○コをメインに据えるのが適切ということになる。

Cow → Intermediate → Vanillin
Herbivorous Animals → Dung(ふん) → Vanillin

もう牛は草食動物(Herbivorous Animals)とくくって、脇役へ降格。 その代わりDungが中間生成物扱いから一気にメインに躍り出る。 これで正しい関係を示せた。個人的に満足だ。

ということで、激しくウ○コと書きまくったおかげで、 私の中の小学生男子は激しく満足したのでした。

ちなみに他の2007年度イグ・ノーベル賞受賞で気になったものは、 「言語学賞(スペイン、逆に話された日本語とオランダ語をラットが区別できないことを発見)」 でした。

それでは皆さんまた来週!