Mac OSXでExcelファイルをいじっていたところ、 
「文字入力がとんでもなく遅くなる現象」 
に遭遇。
例えば、「日本語」と打ったとすると、
n 
に 
にh 
にほ 
にほn 
にほん 
日本 
日本g 
日本ご 
日本語  
みたいな感じに、1秒ずつ進んで行く感じ。 
「日本語」と打ってから、全部表示されるのに10秒以上。 
こんなの絶対におかしい!妖怪のしわざだよ!
ということで、妖怪不祥事案件 
「Excelで文字入力してたら、 
表示されるのが遅すぎて寝ちゃったよ〜」 
を引き起こす妖怪を退治することにした。
環境
- OS X El Capitan ver 10.11.4
 - Microsoft Excel for Mac ver 15.20(160315)
 
MacBook ProとiMacの両方で再現した。
問題の切り分け
- El Capitanの日本語入力を疑い「ライブ変換」をオフ → 変わらず。あれ...
 - 英字入力してみる → これでも遅い。日本語変換のせいじゃなかった!?
 - Wordではどうか → 正常。じゃあExcelのせい?
 - Excelで新規ファイルを作った → 正常。じゃあファイルが悪い?
 - 問題のExcelファイルに新しいシートを作ってみた → 正常。じゃあ、そのシートが悪い?
 
ということで、 
「文字入力が極端に遅くなるシート」 
が存在することがわかった。  
じゃあ、そのシートの何が悪いのだろう?
原因と対処法
Font?
Google先生に聞いてみると、 
「Fontの重複が悪い」という意見が多いが、 
それだとシートが違うだけで再現しないのが説明できない。
(実際、Font Bookで調べたら重複はなかった)
初期設定、cache?
「初期設定ファイルやcacheを削除する」という意見もある。 
→ MacのExcel 2011が異常に遅くなってきたので対処方法。 - 技術者出身、営業が苦手な自営・起業家のため情報発信術
ところが、私の環境ではExcelのplistファイルがなかった。
しょうがないので、
~/Library/cache/Microsoft/
フォルダだけ削除して、再起動してみたが、 
解決しなかった。
結論
なんとなく「ウインドウ枠の固定を解除」してみたら、 
きれいに文字入力のもたつきは解消した!
<追記> 
このファイルはOneDriveで同期している 
フォルダに置いていたのだが、 
それをローカルのフォルダに移して 
作業することでも、改善することがわかった。
ただ、「ウインドウ枠固定」の話は 
それとして早くなったので、 
両方試してみると良いかと思う。 
<追記ここまで>
まとめ
OS X El Capitan + Excel(ver15) の組み合わせで、 
「シートのウインドウ枠の固定」をしていると、 
文字入力が超絶遅くなることがある。
私の環境では、以下のことでもたつきが解消した。
- 「ウインドウ枠の固定を解除」
 - 「クラウドで同期しているフォルダから移して編集する」