Coreserverリニューアルに伴いWordPressが動かなくなった問題の対処メモ

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2017年8月から、Coreserverがサーバのリニューアルを行なっていた。
リニューアルにおけるサーバーシステムの増強と移行について | お知らせ一覧 | レンタルサーバー CORESERVER(コアサーバー)

メモリが増強されたり、ストレージがSSDのみになったり、
転送量が無制限になったりと、リニューアル自体はいいことだ。
しかしMySQLが5.1→5.7、PHPが5.3→7.1へと変更になったため、
運用しているWordPressのサイトに、以下のような問題が発生してしまった。

問題1. サイトの本文のみが表示されない(ヘッダーやサイドバーは表示される)
問題2. メディア管理画面を開くと500 Internal Server Error発生
問題3. ファイルのアップロードができない(ログイン画面に飛ばされる)

うわー困った。
ということで色々試行錯誤した結果、
紆余曲折を経て勝利にたどり着いたという汗と涙の記録、
は読んでも特におもしろくないと思うので、
うまくいった点だけを書いておこうと思う。

以下の情報がとても参考になった。感謝。
CORESERVERの大規模リニューアルでWordPressが詰んだ

対応1 .htaccessの編集

500エラーから半日以上復帰しなくなったので、
サポートに問い合わせたら、以下のことを教えてもらった。

ご連絡いただきました件につきまして、
/~~~~~/.htaccess 内の
AddHandler application/x-httpd-phpcgi .phpの記述を
コメントアウトまたは削除して無効化した後に
動作のご確認を行っていただきますようお願いいたします。

早速 .htaccessを確認してみたら、確かにその記述があったので、
全部削除した。コメントアウトでもいいと思う。

直後は500エラーのままだったが、
数時間したらサイトの表示が復帰した。

これで、問題の8割は解決したような気がする。

対策2 プラグインやテーマのPHP7対応確認

調べた途中で、「PHP7に対応していないプラグインが
悪さをしている」という記事も複数読んだので、
各プラグインのPHP7対応状況を調べたいと思った。
しかし、プラグインを一つ一つ外してチェックするのは
とってもめんどくさい。

と思っていたら、
PHP Compatibility Checker」というステキなプラグインがあるそうだ。
WordPress プラグインのPHP7互換性チェック - Xakuro System

早速インストールして、PHP7とのチェックしたところ、
「EZ zenback」がError1つ、
「Broken Link Checker」がWarning1つ、
「WordPress Database Backup」がWarning5つ、
他はOKという結果だった。

「EZ zenback」は特に使っていないようだったので、削除。
ついでに、特に必要なさそうなプラグインを整理した。

私のケースでは、以上の対応で、サイトは通常通り表示され、
WordPressの管理画面も、これまで通り使えるようになった。
めでたしめでたし!


当たりだけ書けば単純な話だが、結構時間がかかってしまった。
当初はMySQLのバージョンアップを疑って、
いろいろいじっていたのだが、結果的にはハズレ。
やれやれ...

まぁ、問題が片付いてみれば、サイトの表示は早くなったし、
最悪のケースであるテーマ変更はやらずに済んだ。
その点はよかったと言えよう(プラス思考)。

現場からは以上です。