せっけんと合成洗剤の最近のブログ記事

パラベンよお前もか

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 化粧品や石けんなどに保存料として含まれている化学物質「パラペン」が、 これまで影響がないとされていた少ない量でもネズミの精子の数に影響を及ぼすことがわかった。 東京都立衛生研究所の大石眞之主任研究員によると、 「パラペン」を8週間にわたってオスのラット24匹にえさに混ぜて与えたところ、 精子の数が20パーセントから、40パーセント減り、量を増やすほど精子の数が減っていったという。
(12/15 NHK)
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パラベンはパラオキシ安息香酸エステルのことで、 上にあるようにせっけんの防腐剤としてよく使われている。 無添加寄りのせっけんでも、指定成分として「パラベン、香料」ぐらいは使われていることが多い。 それは、今までパラベンはそれほど害はないものだと考えられていたからだ。

FLAPPAERS SOAPによると、
「人により接触皮膚炎を起こす。アレルギー性湿疹。 飲み下すとむかつき、嘔吐、酸性症、掻痒症、薬物発疹、発熱、メトヘモグロビン血症、肝炎。」
とあるが、今回の問題はこういったアレルギー関係ではなく環境ホルモンとしての働きがある可能性があるということである。

が、人間はせっけんを「えさに混ぜて食べる」ことはないので、 このニュースを見て「すぐにパラベン入りは使わないようにしよう!」 ということもないと思う。
 結局のところ、パラベンは環境ホルモンである可能性は指摘されているので、 使わないに越したことはないだろう。

やはり時代は手作りせっけんか。

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Part 1 環境への影響

自然と髪の毛を大切にする人へ。

Part1は主に環境への影響について、Part2は人体への影響について書かれています。

合成シャンプーで髪の毛が痛むのか、地肌に悪いのか、 そして何よりハゲるのかということについて知りたい人はPart2からどうぞ。

1.1 Introduction

例の「買ってはいけない」という本を読んでいたら、「シャンプーが髪に悪くてせっけんなら良い」 とかいう項がありました。 なに〜!?髪の毛に悪い?? 髪に悪いと言うことは、抜け毛が増えるということなのか? ってことは・・・もしかしてハゲるのだろうか?

世の男子一般の例にもれず、シャンプー時に手についた抜け毛を見て「・・う〜む」と思ったことがある私としては、 やや動揺して、というか興味をそそられて

「普通のシャンプー(合成界面活性剤入りシャンプー)は
髪の毛や頭皮に悪いのか?」

ということについて調べてみることにしたわけです。
(参考にしたサイトはリンクのページにあげてあります)

調べてみたところ、だいたい2つの意見に分かれているとわかりました。
まず「シャンプーとリンスは髪や頭皮(人体)に危険だ」という意見。
これは「シャンプーとリンスは合成界面活性剤で、この合成界面活性剤こそが諸悪の根源だ」という論調のものが多いです。
 もう一つは「合成洗剤だって進歩してきていてせっけんに劣らない、せっけんばかり使うことこそ問題になる」というものです。

つまり「せっけん派」対「合成界面活性剤(合成洗剤)派」という対立があるようだとわかりました。 しかしややこしいことに、その両者の言っていることに食い違う点があるのです。

例えば、せっけん派には

「合成洗剤は生分解性(微生物により無害な物質になるときの分解されやすさ)が悪く、せっけんは天然資源から作るので生分解性が良い」

という意見があります。これに対し合成洗剤派は

「今の合成洗剤はせっけんと同じくらい生分解性が良いし、 むしろせっけんカス(脂肪酸のカルシウムまたはマグネシウム塩。 せっけんで体を洗ったスポンジを濯いだ時に水に浮くやつ) のほうが分解しにくく、皆がせっけんを使うようになったら下水管がせっけんカスでつまる」

と反論します。

それに対してせっけん派は

「せっけんカスは微生物の食べ物になるのですぐに分解される」

と反論する、という具合です。
これじゃあ、素人の私には何が正しいのかわかりません。
(この問題についての答えはこちら)

そこで、せっけんと合成洗剤の環境への負荷、 髪や頭皮への影響について調べてみた結果を 簡単に説明しようというのがこのページの趣旨です。
そもそもこういう二極型が単純すぎると思うんだけど・・・

さて、この「せっけん派対合成洗剤派」の話は、大雑把には「環境への影響」と「人体への影響」という2つの話に分けられます。 このPart1では「環境への影響」について書くことにします。

とりあえずいろいろ情報を集めてみました。 結果、第三者的な立場の研究機関による 研究報告を見つけることができました (東京都環境科学研究所の研究内容報告)。

以下まとめてみます。
結構細かいので、だいたいのところがわかればいい、という人は「まとめ」だけ見てもOKです。

1.2 界面活性剤の生分解性

興味がある人だけどうぞ。細かい人にこだわらない人は飛ばして下さい。

界面活性剤は、親水基の電離極性により

という風に分けられます。
良く使われるのは陰イオン界面活性剤で、次が非イオン界面活性剤です。残りはあまり使われていません。
そのうち代表的なものをあげます。

○陰イオン界面活性剤の例

  • ABS:分岐鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩(現在使用されていない)
  • LAS:直鎖アルキルベンゼンスルホン酸塩(使用量が一番多い界面活性剤)
  • AES:ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩
  • AOS:α一オレフィンスルホン酸塩
  • AS:アルキル硫酸エステル塩

○非イオン界面活性剤の例

  • AE:ポリオキシエチレンアルキルエーテル

河川水中での生分解性はASが最も速く、次いでAESとAOS、LAS、一番分解が遅いのがABSです。
つまり早い順に並べると

  AS(≒せっけん)>AES≒AOS>LAS>ABS

ということになります。
非イオン界面活性剤AEも生分解性は良いです。

生分解性は温度にも依存し、合成界面活性剤のなかで一番使用量の多いLASは高水温(25°C程度)では比較的すみやかに分解されます(2〜3日)が、 低水温域(15°C以下)では分解されにくい(6〜7日以上)です。

合成洗剤は以前は生分解性の悪いABSが主体でした。
しかしそのことが判明してからは、生分解性の比較的よいLASを主体に切り替えています。
このことを、「洗剤のソフト化」と言います。
(生分解性については、よくLASが7日かかって分解されるがせっけんは1日で分解されるというが、 これはおそらく低水温域でのものなのでしょう。しかしこのことはこの報告には入っていません)

ここまでは河川に直接流入した場合でしたが、下水道から生物処理を施された時の生分解性はどうでしょうか。

「下水処理場におけるMBASの除去率は98%(1993年度)、合併処理浄化槽*5におけるMBASの除去率は、低水温期でも96%との報告があります。 これらのことから、陰イオン界面活性剤は、生物処理により、効率良く分解されることが分かります。」

MBASとは陰イオン界面活性剤による汚れ具合の指標と言えます。
つまり下水道が整備されることにより、河川に合成界面活性剤を含む廃水は流れにくくなったということです。
しかしこのデータを「おお、96〜98%も除去されるのか。すごいすごい」と見るか、 「残りの2〜4%はどうなの?どんどんたまっていくんじゃないの?」と見るか、 こちらに判断の余地があります。
せっけん寄りの話では、東京湾の底にはLASの層ができているそうです。

結局のところ、せっけん派の主張に見受けられる、「せっけん派生分解性が良く合成洗剤は悪い」という意見は、 下水の整備されていない地域についてはその通りですが、されている地域についてはそれほどの差は出ないことになります。

1.3 界面活性剤の魚毒性

ここも細かいことなので、興味がない方は飛ばして結構です。

界面活性剤の中では、石けんが全般的にみて最も毒性が低いという結果になっています。 毒性にも急性毒性長期毒性があり、当然長期毒性の方が低い濃度で影響が出ます。 これはアルコール中毒で考えるとわかりやすいですね。
すると河川での影響を考えた場合、問題となるのは長期毒性の方です(長期毒性で影響が出なければ、急性毒性も出ないでしょう)。

結果を見てみます。淡水魚におけるLASの最大無影響濃度の大まかな目安と、MBAS濃度を比較してみると、


「一部の中小河川は魚類の生息にとって好ましくない状況にあると言え、これらの河川では水生生物の回復のための施策の実施に当たって、 界面活性剤濃度の低減にも努める必要がある」


とのこと。
つまり「毒性の高い界面活性剤は川に魚を住みにくくしている」ということです。

上の項のことも考えると、やはり分解されやすいものを使った方が無難だろう、と言うことになります。

1.4 まとめ

 「合成洗剤中の界面活性剤については、ソフト化、無リン化といった水辺環境への影響を少なくする対策がとられてきた。 この結果、界面活性剤の生分解性は向上し、下水処理場等において高効率で除去されるようになり、 下水道の整備や合併処理浄化槽の普及など生活排水対策の進展により、河川水中の濃度も改善されつつある。

 しかしながら、界面活性剤は、魚類等水生生物にとって望ましい物質ではなく、私たちが多量に使用すれば、 下水処理場等で処理しても、処理しきれない分が水生生物に悪影響をもたらすことになる。

したがって、水辺環境の改善・向上のためには、今後とも、生分解性の良い石けんや合成洗剤の適量使用、下水道の整備や合併処理浄化槽の普及など、 生活排水対策の推進に努めるとともに、界面活性剤自体も、より生分解性が良く、 水生生物への影響の少ないものへの転換を目指すことが必要と考えられます。」

つまり、下水処理施設によって合成界面活性剤はよく分解されるが、あくまで界面活性剤は環境にとって有害な物質であるため、 下水が整備されていない地域はもちろん整備されている地域でもなるべく生分解性のよいもの(せっけん、あるいは生分解性のよい合成界面活性剤)を、 適量の範囲で使っていくべきだ、ということです。

せっけんにも、分解されにくいエデト酸を出すエデト酸塩などの物質を使っているものもありますし、合成洗剤だから、 とひとくくりにする必要はないのです。

しかしまだ合成洗剤に含まれる物質すべてについて、環境に与える影響が分かっているわけではありません

これもまだよくわかっていないそうなのですが、金属封鎖剤の問題があります。 これは硬水中の金属イオンによる製品の変質を防ぐものですが、本来川に溶けているはずの金属イオンをまとめてしまいます。 これにより、魚の体内に通常よりも多い金属イオンが入ってしまい、それを食べる人間にはもっと多くの金属イオンが入ってくる(生物凝縮)ということも考えられるそうです。

また資源の面から見ると、ヤシ油を使うせっけんは環境に負荷を与えていて、 石油製品の合成洗剤の方が環境負荷が小さいと言う話があります。 これは私調べた限りでは、プランテーションで森林を拓くのはパーム油で、 海岸沿いで栽培するヤシ油の方が負荷が少ないということです。

ですから、なるべく今まで長く使われてきて、環境に与える影響がわかっているものを使うに超したことはない、といったところでしょう。 ただ、個人的にはせっけんを使う理由を環境面には求めないほうがよいと思います。 何もかもせっけんがよい、という考えは視野を狭めてしまいます。 せっけんは決して万能ではありません。

さて、ここまでは主に「環境への影響」という点について述べてきました。
個人的には髪の毛(特に頭皮)への影響も大事なので、そこのところはどうなっているんだろう?

というわけで、気になる髪の毛への影響などについてを次のページで説明します。

Part 2 人体への影響

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Part 2 人体への影響

自然と髪の毛を大切にする人へ。

何となく、いつも使っているから、普通の人はいつもそんな理由でシャンプーやリンスを選んでいると思います。 しかし知らないことがいっぱいあるもので、知っておいて損はない、というかむしろ知らない方がまずいのでは、と思われることもありました。

さてこのPart2では、合成シャンプー(CMを流しているような普通のシャンプー)は果たして髪の毛や頭皮によくないのだろうか、ということについて書いてみます。

2.1 髪の毛に悪いのか?

どうやら、合成界面活性剤(=合成洗剤)入りのシャンプー・リンスは、髪の毛や頭皮に良くないようです。 これらの合成洗剤は「弱酸性」や「中性」で界面活性効果が発揮されるようになっているため、洗い流して濃度が薄くなってからもその界面活性効果、 つまり脱脂力が維持され、その結果皮膚から必要以上に脂が奪われてしまう、つまり肌が痛めつけられてしまうためです。 また、その中性であるという性格上、合成シャンプーはすすいだあとも頭皮や毛髪に成分が残りやすいのです(中性はいくら水で薄めても中性です。酸性雨の水ならば話は別・・・)。

合成リンスはこれらの残留物質ごと髪をカバーリングします。 そしてリンスはプラスに帯電することにより、マイナスに帯電している毛髪に強く吸着します(+と−は引きあう)。 そのプラスの電荷でコーティングした毛髪同士のクーロン反発力によって(+と+は反発する)、 よくCMに出てくるようなふんわりさらさらな髪の毛になるのです。

しかし。
 頭皮から必要以上に脂を取り去り、人工的な補充、コーティング
このサイクルは、どう考えても自然なことではありません。 このことが繰り返されることにより、毛髪や頭皮に長期的な悪影響をおよぼすことが考えられます。

一方せっけんは、活性化する活性域のpHはアルカリ側です。 ですから肌の酸性物質と結合したり、水で流して薄まったりすることでphが活性域から外れ、脱脂力が低下するのです(アルカリは水で薄めれば中性に近づきます)。 これは必要以上に皮脂を奪わない、ということを意味します。
 皮脂は、肌を守るものでもあるので、取りすぎはよくないのです。

またせっけんが肌に残留したとしても、皮脂と皮脂せっけん(せっけんの塩基が皮脂と結合したもの)を作るために界面活性効果はなくなります。 よくCMで「肌に優しい弱酸性」とか言っていますが、せっけんはアルカリ性だからこそ、肌に優しいのです(アトピー性皮膚炎の人など、pHに敏感な肌の方にとってはアルカリ性はよくないでしょうが)。
 そしてTVでCMを流しているシャンプーやリンスは、ほとんど全部合成洗剤であることも覚えておいていいでしょう。

結局のところ頭皮に与える影響は、合成界面活性剤入りのものの方が悪いと言えます。 これは、浴用せっけんや化粧せっけんなど、せっけんが肌に使用する分野において優位を保っている理由でもあります。
(といっても化粧せっけんなんて、女の人が使うのだろう、というぐらいの知識しかなかったので、優位を保っているなんて全く知らなかったのですが。)
「では洗顔フォームはどうなの?顔を洗う専用のものでしょう?」と考えるでしょう(というか、私がそう思いました)。 これは上に書いた通り肌に使用するものなので、 化粧せっけんや純せっけん(添加物がない、純度の高いせっけん)が望ましいことになります。
合成洗剤は脱脂力が強力なために、肌に使用するためにはその脱脂力をセーブするために混ぜ物をしなくてはなりません。 これは二度手間なことですよね。

 ここまで肌に与える影響においてせっけんが有利だと述べてきましたが、肌に使用するという用途に限ってのことであり、合成洗剤を全て否定しているわけではありません。 合成洗剤には、メリットとしてその洗浄力の強さや活性域をコントロールできることなどがあります。 ですからこの長所を活かして、工業的な洗浄などその力が発揮できるところで利用すればよいのです。
 適材適所ですね。

まとめます。

皮膚の洗浄では、皮脂は皮膚を守っているものでもあるために、 これを取り過ぎてしまうことは皮膚のバリアーを取ってしまうことになるので望ましいことではありません。
従って頭皮への影響を考えると、合成シャンプーよりもせっけんシャンプーが望ましいと言えます。

毛髪への影響に関しては、両論があるので断定はできませんが、その機構を考えるとせっけんシャンプーの方が安心して使用できると言えるでしょう。 女性の方でも「せっけんシャンプーに変えると髪の毛の質がよくなる」という感想が、見受けられます。

以上から、せっけんシャンプーを使った方が将来のために安心であると思われます。

次は指定成分の話です。


毛髪について補足します。細かいことは気にしない人は飛ばして次へ進んで下さい
。 さて、人間の毛髪のphは約5です。 酸性に対しては、ph1以下の強酸性に対しても「3分間でわずかに溶解」という程度であり、酸に対しては非常に強いと言えます。 アルカリに対しては「弱アルカリに対して膨潤、強アルカリに対して分解とその影響を受けやすい」とあります。

さてせっけんは弱アルカリですが、このことから合成洗剤寄りの資料には「洗髪剤は中性に近いものが望ましい」と結論づけています。 しかし合成シャンプーからせっけんシャンプーに変えた人の経験談には、必ずと言っていいほど 「せっけんシャンプーに変えてから、髪にツヤが出てきて、髪質が良くなった」という記述が出てきます。
またシャンプーが髪に付いている時間なんて数分なので、影響を受ける時間もないという意見もあり、ここの判断は私には付けられません。
しかし経験者の声が多いというのは無視できないでしょう。

2.2 指定成分って何だ?

「指定成分」ってなんだろう?

シャンプーやリンスの「商品名」とかかいてあるところの隅の方に、「指定成分:パラベン、ジブチルヒドロキシトルエン、・・・」などと書いてあります。
これらは「有効成分」のような良い意味のものではなく、厚生省が「これはアレルギーやかぶれの元になるかもしれないですよ」と指定した、 要するに良くない成分たちなんですね。 有効成分のような、多ければよいというものではなく、 指定成分は少なければ少ないほどトラブルの可能性が減る、というわけです。
近頃「無添加」という言葉を聞くようになりましたが、それはこういうことをふまえているわけです。

しかし、今までずっと普通のシャンプーを使ってきたが、そんな肌のトラブルは起きたことがない、という人もいるでしょう。 しかしこれはそれだけでは済まない問題かも知れないのです。
 これらの指定成分のなかには、環境ホルモンの疑いがあるものや、肝臓の機能障害を起こすものなどがあるようなのです。 髪の毛に悪いだけじゃなく、体に悪いのかも・・・

既に環境ホルモンに侵されていることは間違いない私達としては、こういう情報には目を光らせておく必要があるでしょう。
 詳しく知りたい人は雑学研究さんの-表示指定成分を参考にして下さい。

これらは短期的な影響というのはそれ程ないと思われますが、人体はごく少量の化学物質に長期間曝され続けた場合、悪影響を受けることがあります。 そしてそういう長期的な影響というのは、その性格から解明しにくいのです (長期間調べなければ影響はわかりませんが、そんなに長い時間商品を出すのを待ってはいられませんから)。

だからこそ、未来の事や後の世代のことを考え、可能ならば疑わしきは使用せず、というスタンスの方がとる方が安心です。 環境ホルモンなんて、特にそうですね。 ピコグラムなんて量、普通に暮らしてたら、どうやってもわかりませんから。
 とにかく長期的な影響に関しては、一刻も早い解明が待たれるところです。

2.3 何を使えばいい?

上に既に出てきてますが、せっけんシャンプーとかいうものがあるんです。
私も調べるまで知らなかったんですけど。
しかし、せっけんシャンプーを使う場合にはいろいろコツがあるようなのです。
「シャンプーをする前に、お湯で予洗いをした方がよい」とか、 「せっけんシャンプー用のリンスは使わないで、クエン酸をお湯にとかして使う方がいい」(面倒くさいのでやってません)とか。 いろいろ調べて、自分で試してみて下さい。 実際に何を使うかは、自分で選んで決めた方がいいと思いますので。

とりあえず一応の目安は書いておきます。 私が調べた中では三友さんにあるものが良いようです。
 ロフトとか東急ハンズのには「せっけん」関連のコーナーがあり、そこにはたくさんあります。 近頃増えてきましたね。こういうのが。

見ていて評判がいいのは、太陽油脂パックスナチュロンシャンプーです。 私はしばらく使っていましたが、泡立ちは合成のシャンプーと比べても遜色ありませんし、ちょっと試してみるにちょうどいいと思います。 マツモトキヨシで2割程安く売っていたりします。 ハンズとかだと定価なんですよねー。

注意が必要な所では、玉の肌せっけんの「オリーブ畑」シリーズは、シャンプーはせっけんシャンプーでもリンスは合成リンスだとか。
これは大手の薬屋でもあるだけに、紛らわしいです。

2.4 まとめ

髪の毛は遺伝で全て決定されているわけではない! が、「ハゲやすい体質」は遺伝するようです。

つまり努力の余地がある!ということです。
こう考えれば、あきらめる前にいろいろやる気がおきることでしょう。

シャンプーを変える、というのも簡単な手ですが、同時に規則正しい生活を送る、とかストレスをためない、 とかいうことも(の方が?)大事だそうです。 頭皮をマッサージするのなんかもよいみたいですね。 せっけんシャンプーのリンスはすぐ流さない方がよいので(ph調整のため)、 そのときに頭皮を揉むのもよいのではないでしょうか。

髪の毛が気になる人も気にならない人も、髪をいたわりましょう。



Part 3 Q&Aコーナー

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「自然と髪の毛を大切にする人へ・・・」

せっけんと合成洗剤について調べていると、一般の人にはよくわからない専門用語にぶつかることがあります。ここではそういう専門用語っぽいものについての説明をしてみようかなと。

Q1 BOD、CODってなに?どうちがうの?

BODBiochemical Oxygen Demand=生物化学的酸素要求量
CODChemical Oxygen Demand=化学的酸素要求量
です。どちらも「水中にどれくらい酸素を消費する物質を含むか」というもので、水の汚れ具合の目安となります。

なぜ酸素を消費するものが汚れなのでしょう。
もし水中に酸素を消費するものがたくさんあると、水中の酸素濃度は低くなり、魚などの生物が住めなくなってしまいます。そして一部の嫌気的な(酸素を必要としない)バクテリアぐらいしか生きていられなくなり、メタンが発生する沼のように水質が汚濁してしまうのです。

では、何が酸素を消費するのかというと、大部分は有機物です。有機物は水中の酸素によって酸化されるため、酸素を消費するのです。ですから「BODやCODは水中の有機物量を表している」と考えてだいたい間違いありません。(厳密には、無機物であるアンモニアも酸素を消費するので、完全に有機物の量だけを表すのではないことに注意が必要です)

ここまでで、BODとCODは水中の酸素消費量を表すものだとわかりました。ではこの二つは何がちがうのかというと、その測定方法です。

BODは、測定する水を20°Cに保って五日間おき、そのあいだに消費された酸素の量を調べます。これは微生物による酸化を見るもので、河川の条件に近いのが利点です。実際の酸素消費量が見たいときはこちらが有利です。しかし前述のようにアンモニアなどの酸素消費量を含んでいるため、有機物の指標として用いる場合は注意が必要です。

これに対してCOD化学薬品によって酸化を行い、その酸素消費量を求めるものです。薬品としてはマンガンを用いるものとクロムを用いるものがあり、マンガンは対象によって酸化しやすさが異なるのでクロムの方が望ましい(9割方酸化できる)のですが、日本ではマンガンが主に用いられているようです。
しかし実際の河川ではここまで酸化は進まないので、環境中でのことを想定するならば上限値と考えるべきです。しかし最終的にどう分解されるかを見るには、非常に役立ちます。

ちなみに現在の下水処理上の一般的な方式である活性汚泥法は、微生物の働きにより有機物などを除去するものですが、これはまさに放流水中のBODを提げることを目的とするシステムであり窒素、リン、重金属などを除去することは目的とされていません(ある程度は除去可能ですが)。そこで窒素、リン、重金属などがどのように処理されているのか注意が必要です。活性汚泥法はトータルで見ると決してベストな方法ではないのです。

Q2 合成洗剤は下水道で分解されるの?

横浜市下水道局のホームページから見つけた。さすがにこの情報は確かだろう。
以下問答。

<Q>
いま、家庭でよく使われているのは合成洗剤ですが、例えば、これがすべて石けんにとってかわるとしたら、下水処理の観点からなにか困ることはあるでしょうか?(石けんカスで下水処理場へのパイプがつまるというようなことはありえるでしょうか?)
合成洗剤も処理できるとのことですが、それは全ての下水処理場で可能ですか?
もし、ランクによって違うようなことがあれば教えて下さい。
また、合成洗剤に含まれている表示指定成分についても、きちんと処理できているのでしょうか?
表示指定成分のなかには環境ホルモンの疑いがあるものも入っている場合があると聞きますが、大丈夫なのでしょうか?

<A>
石けんは,脂肪酸カリウム・脂肪酸ナトリウムといった分解性の高い物質が主要成分となっています。これらの物質は,下水処理における生物処理の過程でほとんどが分解されるため,下水処理への影響は無いと考えています。
水中に含まれるカルシウム,マグネシウム,鉄のイオンが水の硬度100をこえるあたりから石けんと反応して石けんカスが発生します。ただし,日本の水は,硬度50程度の軟水のため,石けんカスが多量に発生することはなく,下水管が詰まるといったことはないと考えております。
合成洗剤については,多種多様のものがありますが,家庭用として市販されている洗剤の主成分は,陰イオン界面活性剤ではLAS(直鎖アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム),非イオン界面活性剤ではAE(ポリオキシエチレンアルキルエーテル)が多く,これらは微生物による分解性の高いものであるため,石けんと同様に下水処理における生物処理の過程でほとんどが分解されていると考えられます。
いずれにしても,下水処理の観点からは適正な量で使用していただくことが必要と考えております。
なお,非イオン界面活性剤の一種であるノニルフェノールエトキシレートについては,その分解生成物であるノニルフェノールが環境ホルモンの疑いのある物質とされていますが,平成10年度の本市調査結果では,下水処理過程でかなり低減されていることが確認されております。

その他横浜下水道局による、水質に関するQ&Aのコーナーはこちら

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ガッツゴリラ

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