「メリハリをつける」って何をつけてるんだ一体?

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「メリハリをつける」

何の気なしに使っているこの言葉ですが、
「メリハリ」って何なのでしょうか?
我々は、知らず知らずのうちに、一体何を
つけてしまっているのでしょうか?

今日はこの謎について、常人にはたどり着けないくらい
深く考えていきたいと思います。

さて、この「メリハリ」。
区切る位置は、可能性としては

  1. 「メ」「リハリ」
  2. 「メ」「リハ」「リ」
  3. 「メ」「リ」「ハリ」
  4. 「メ」「リ」「ハ」「リ」
  5. 「メリ」「ハリ」
  6. 「メリ」「ハ」「リ」
  7. 「メリハ」「リ」
  8. 「メリハリ」(区切らない)

の8通りが考えられます。

この全パターンについて詳細に検討したいのは山々ですが、
時間の都合もありますので、可能性のトップ3に限って
検討していきたいと思います。

1.「メ」「リハリ」

「メ」とはまさに「目」。
「リハリ」とは、「リハーサルする」の意味の動詞「リハる」の
連用形「リハり」の片仮名表記です。
ちなみに「メ」「リハ」「リ」でも同じような意味合いになります。

つまり「メリハリをつける」とは
「(心の)目でリハーサルをしたかのように、テキパキやる」
ということです。

若干取ってつけたような()が怪しいですが、全く気になりません(暗示)。
むしろ、予想外に意味が通じてビックリですね!

2.「メリハ」「リ」

「メリハ」とは、剥離系の呪文「メリ」の高位の呪文。
「メリ」が敵単体にしか効かないのに対し、
「メリハ」では敵1グループに有効です。
最上位の「メリハマ」になると、敵全体に有効です。
僧侶系がLv35あたりで覚えます。

「メリ」だとかさぶたがはがれるくらいの痛みですが、
「メリハ」となると、顔に貼られたガムテープを一気にはがされたくらい、
「メリハマ」ともなると、爪がはがれるくらいの
激しい痛みに襲われます。恐い恐い!

ちなみに「メリハ」は眠ってしまった味方に使うと、
痛くてみんな瞬時に起きます。
なんかいろいろ混ざってきました。

そんなこんなで「メリハリをつける」とは、
眠くならないように「メリハ」の呪文を自分にかけながら、の意味。
これはおちおち寝てもいられず、テキパキやらざるを得ませんね。

これまた意味が通じてしまい、非常に心外です。

3.「メリ」「ハリ」

言うまでもありませんが、
「メリ」は「メリーさんの羊」の「メリー」の短縮形、
「ハリ」は「ハリー・ポッター」の「ハリー」の短縮形です。

つまり、こういうことです。

「ハイ!メリーでーす」
「ハリーでーす」
「二人合わせて」
『メリハリでーす』
「ボクこの間ね、アレしましたよ!」
「何?何?」
「やかましいがな!」
「イタ!いきなり何しますの?」
「もっとね、キミ、こう、メリハリつけて!」
「なんでやねん!」
『どうもーありがとうございましたー』
(二人、したり顔で退場)

観客ポカーン顔。

で、何の話でしたっけ?


ということで、答えはと…

【メリハリの語源・由来】
メリハリは、「メリカリ」が転じた言葉である。
「メリカリ」とは、低い音を「減り(めり)」、高い音を「上り・甲(かり)」と呼んでいた邦楽用語のひとつで、現代では、主に尺八などの管楽器で「浮り(かり)」が使われている。
「減り」は「減り込む」など一般的にも使われていた語であるが、「上り・甲」は邦楽以外で使われることがなかったため、一般では近世頃より「張り」が使われ「減り張り(めりはり)」となった。
現在では、音以外にも「仕事にメリハリをつける」「メリハリボディー」など、比喩的にも用いられるようになった。

メリハリ - 語源由来辞典

えええええ!「減り(めり)」「上り・甲(かり)」って何それ!
特に「上り・甲(かり)」って、「上り」と「甲」じゃ全然違うじゃん!
しかも「減りこむ」ってこんな字だったの!へぇええ!!
本気でためになった!

現在では「減り張り」なんですね。
元々は音の高い低いなんじゃないですか。
そういう意味では、2.が一番近かったですかね。(←笑うところです!)

ということで、とても知的(恥的)になれる当サイト、
今日はここまでです。さようなら!