夕立

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夕立が降った。

夕立はなぜ降るのだろうか?

暑い日に地面が太陽光で熱せられる。
すると地表近くの空気が暖まり上昇気流ができる。
上空に冷たい空気があると、その暖かい空気が上がってきてぶつかって、
雲ができ、雨が降る。

では、なぜ冷たい空気が上にある時に夕立になるのだろうか?

上昇気流ができ空気が上に上がると、その空気自体の温度は下がる。
100m上がると0.6℃下がるというアレ。
そして夏でも山は涼しい理由でもある。
一方、空気は温度が高いほど密度が低くなる。
つまり、温度が高いほど軽くなる

では、周りの空気の方が、より冷たいとしたらどうなるのだろうか?
上がってきた空気は周りよりも暖かい。
つまり、周りよりも密度が低い(軽い)。
そうすると、上がっても上がっても周りよりも軽いことになるので、
上昇が止まらなくなってしまう。
そうすると空気はどんどん上に行き、それにつれて温度は下がる。

また、「同じ重さの空気に溶けていられるMaxの水の量」は、
温度が下がるにつれて、減る。
ちなみにこの「Maxの水の量」が空気中に含まれている状態が、湿度100%と呼ばれる。

上昇することで温度が下がり、この「Maxの水の量」「空気に含まれる水の量」を超えると、
(つまり湿度が100%を超えると)溶けれいられなくなった水が出てきて雲ができるのだ。もくもくと。
それで、その出てくる水が増えすぎると、だーっと雨が降ると。

だから、上空まで暑いような日には、夕立も降らない。
「雷三日」(雷は三日続く)という言葉は、
上空に冷たい空気が入り込んだ状態は、そうそう一日ぐらいでは変わらないため、
こう言われるのでしょう。


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