就活

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 就職活動というものについて、思ったこと。

 学生側は、何十社という単位で受ける。 職種で絞り、あるいは会社の知名度で絞り。 その人なりに考えて、いろいろ受ける。 というか受けざるを得ない。 だって行きたいところに受かるとは限らないわけだし、 受からないと働けないからだ。

 その数多い会社の中で、普通「第一志望」は一社、 多くても数社だろう。 つまり受けている会社が第一志望である確率は、 単純に考えて「何十分の一」ということになる。

 でも、面接では「何でウチで働きたいの?」と聞かれる。 その業種を志望する理由までは搾り出せても、 業界内での会社間の違いまではよくわからない。 それも志望順位が高ければいろいろ調べる熱意があるかもしれないけれど、 何十社も全部できるはずもない。 でも、聞かれる。
「他じゃダメなの?ウチで働きたい理由は?」
難しい。でも言えないと落ちる。

 なんだか根本的に間違っている、と思う。 理想的なものの見方をしすぎているというか。 採用側は、本当に自分の会社を受けている人間は皆第一志望に違いないと思っているのだろうか。 さっき書いたように、第一志望である確率は何十分の一だ。 ちょっと考えればわかる。 が、採用側は第一志望である人をとりたいわけだ。

 では、もし「第一志望じゃないけど仕事をこなす能力がある人」と 「能力的には劣るが、会社に対する熱意がある第一志望の人」 がいた場合どっちを取るのだろう。 大体、日系企業は後者、外資系は前者を取る感じがする。 もちろんいろいろ変わってきているのだろうが、おおまかに言って。 ここが考え方の違いになるのかな。

 となると、それほどずば抜けた能力はない普通の学生がとりうる方法は2つある。

 一つ目。本当に志望度が高いところしか受けない。
そこに対しては情報を集め、話を聞き、傾向と対策を万全にする。 理想的にはこっちなんだろうけど、手持ちのカードも少なくなるし、 ダメだったときのダメージもでかい。

 二つ目。全て第一志望であるフリ をする。
現実的なのはこっちだろう。 ということで、一生を左右する大事な演技が始まるのだ。 大変。

ところで。 iCabがついにCSS対応!やった。