感想メモ:業界再編NOW & FUTURE

業界再編NOW & FUTURE
業界再編NOW & FUTURE
  • 発売元: 日本経済新聞出版社
  • 価格: ¥ 1,890
  • 発売日: 2010/05/25

★★★☆☆

新興国ビジネス、環境ビジネス、ICT、制度・ボーダーなど
動きの大きい分野それぞれについて、キートピックが7個前後ずつ
紹介されている。

なんとなく聞いた事はあるけど意味は知らない単語や、
特に聞いたこともがいトピックについて、
概要や最近の動向を知ることができる。
2010年5月発行なので、情報の賞味期限は適宜判断して欲しい。

日本の消費者の中で「利便性消費」が最大多数を占めていることがわかっている。

安い方が良い、というのがトップではないのがなんとなく意外だった。
しかし、実は中国の消費者も同じ。特に上海は、利便性消費や
プレミアム消費の傾向がより強いそうだ。

他には、KPO(Knowledge Process Outsourcing)とか、
知らないことが色々書かれていて勉強になった。

より単純でマニュアル化しやすい業務を
BPOの対象業務として定義していることに対し、
KPOはより多くの判断を伴う業務のアウトソーシングといえる。

特殊リサーチ、分析、そして経営管理、戦略立案なども対象になるようだ。
インドの受注が盛んなようだが、日本は英語がイマイチであり、
求めるクオリティが不要に高かったりするので、ほとんど拡がっていないと。

しかし、こういう本をおもしろいと思ってしまうとは、
オトナになってしまったなぁ、と思った。
オススメ度は★3つです。

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