感想メモ:ダーウィン賞!

ダーウィン賞!―究極におろかな人たちが人類を進化させる
ダーウィン賞!―究極におろかな人たちが人類を進化させる
  • 発売元: 講談社
  • 発売日: 2001/05

★★★☆☆

恐るべきくだらなさを誇る死に様の数々

世にもくだらない死に様を見せ、淘汰されることで人類の遺伝子プールの質を向上させた人に、与えられる賞。それがダーウィン賞らしい。

  • たとえばこの世には、ガソリンの入った缶をライターの火でのぞきこむ人や、もうすぐ大嵐が来るというのに、浜辺で「ハリケーン歓迎パーティー」を開く人たちがいる。そこでわたしは、このように死んであたりまえの無謀な人たちに「ダーウィン賞」を与えることにした。

絶対車の外に出るなと書かれまくっているサファリパークで、車の外に出て虎に襲われ命を落とすカップル、銃口をライターの火でのぞきこみ頭を打ち抜かれる人、ゴムヒモが伸びることを計算しないでバンジージャンプした人。

そんな事例が山と並んでいて、読んでいると人生について深く考えさせられる、ような気がした。

ただ、ときどき意味不明すぎておもしろいものもある。

例えば「女房を放り投げた男」。
派手に口論したあげく、奥さんを8階のバルコニーから放り投げた男。
しかし奥さん運良く送電線に引っかかって助かった!
すると男は奥さんめがけて自分も飛び降りた!
そして自分はかすりもせずに落ちて死んだ!

もう意味わかんない。
こんな死に方はいやだと心底思った。★3つ。

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