感想メモ:デザイン魂 (トム・ピーターズのマニフェスト 1)

トム・ピーターズのマニフェスト(1) デザイン魂 (トム・ピーターズのマニフェスト 1)
トム・ピーターズのマニフェスト(1) デザイン魂 (トム・ピーターズのマニフェスト 1)
  • 発売元: ランダムハウス講談社
  • 発売日: 2005/09/10

★★★★☆

 ドラッガーと並び称される(という人は少なくないが)
トム・ピーターズがデザインの重要性について熱く語る本。
必然的に、この本自体のデザインも相当凝っている
(一部黒地に濃い字で読みづらかったりするが)。

 「エクセレントカンパニー」の頃とは大分雰囲気が変わっている。
といっても悪い意味ではなく、むしろその前面に押し出された
熱いメッセージは、人に伝染し感化する力がある。

 それに「デザインにもっと気を使うべき!もっとこだわれ!」
というメッセージはとても共感できる。
常に心がけていたいものだ。

 ここで言われている「デザイン」とは、物理的な製品のものとは限らない。
いわゆる「user experience」やブランドのデザインも含まれている。
Appleは製品のデザインだけでなく、user experienceやブランドの
デザインも含めて優れている企業だ。

 個人的には、マニュアルを読まなくても使いこなせる製品、
あるいは読むのが苦痛ではないマニュアルに出てきて欲しい。

 以上、よいデザインがあふれる世界を祈って★4つ。

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