感想メモ:白い扉の向こう側

白い扉の向こう側 ようこそシルク・ドゥ・ソレイユへ
白い扉の向こう側 ようこそシルク・ドゥ・ソレイユへ
  • 発売元: ランダムハウス講談社
  • 価格: ¥ 1,300
  • 発売日: 2007/02/06

★★★☆☆

「サルティンバンコ」「O」などで有名な、シルクドソレイユ
サーカスというの創造性が求められる業界の中でも、
とびきりクリエイティブなショーを見せる集団。

本書は、現実のシルクドソレイユに基づいた小説という形で、
世界でも有数のクリエイティブな集団の人々や企業文化など、
舞台の内側を紹介している。

一企業を紹介する本でありながら、仕事に取り組む姿勢、
創造性を発揮するための心構えのようなことも説かれている。

・人生は短いんだ。だから、情熱を傾けられないことに時間を使う暇なんてないだろう
・外の世界に興味を持たないのは、すごくもったいないことだよ。発想の幅を広げるチャンスを逃しているわけだからね。
・創造性が命のこの世界では、お客さまに届く商品と自分たちとつながりを見失ってしまったら、死んだも同然。

間接部門でお客さまへのつながりを意識することなど、
サーカスという特殊な業界だけでなく多くの業界あてはまる内容も多い。
個々人のモチベーションや心構えについてなど、
誰しも参考になる部分に出会うだろう。

物語で軽く読める薄い本だが、内容は決して薄くない。★3つ。

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