「★★★★」カテゴリーアーカイブ

感想メモ:体が硬い人のためのヨガ

★★★★☆

ヨガの先生というと、
体がグニャグニャにやわらかくて、
謎のポーズを涼しい顔して決める、
みたいなイメージがあるのではなかろうか。

しかし、著者は
「私の体も、ほとんど変わらず硬いままです」
と書いている。
それを額面通り受け取るのもためらわれるが。

体が柔らかければいいってものではない。
逆に、柔らかくならないからといって焦らず、
体との対話を積み重ねていくことが大事

というメッセージだと受け取った。

1章がイメージや呼吸を使うなど、
ヨガを行う上でのコツ。
2章がイラストでのヨガのポーズの紹介。
3章4章が、動きのコツと瞑想について。

どこからどうみても女性向けの本だが、
私のようにストレッチマニアの人は、
色々な気付きがあるでしょう。
オススメ度は★4つです。
勉強になりました。


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感想メモ:愉しい非電化

★★★☆☆

電化製品、家電製品は、もはや私たちの生活の一部。
なくなると相当の不便さを感じるだろう。

一方で、それが本当に適切な設計になっているのだろうか?
というところまで一般人が考えることはまずない。
壮大なブラックボックスに囲まれて暮らしている、ともいえる。
まぁ、便利だからいいか。みたいな。

今まではそれでも良かったかもしれない。
しかし原発事故以降、エネルギーの問題は
一気に身近なものになった。

使わない電源プラグを抜く、省エネ型の家電を買う。
というところから、一歩も二歩も進んだ知識が、
数多く載っている。

例えば携帯の充電器、洗濯機。

充電装置の充電効率は13%。
待機電力をも合わせた全消費電力で割り算してみると、1.6%。(p35)
電気洗濯機の「洗い」と「すすぎ」
標準モード電力の場合…
電力の6割、水の7割が「すすぎ」に
使われていることがわかりました。(p55)

えええそうだったの!?

そしてここからが本番だが、
電気を使わない「非電化製品」の数々を発明し、
実際に作られているのだ。

手押しでドラムが回ることで、ゴミを集める掃除機
消費エネルギーは、桁が2つは違う。
考えたこともなかったけど、
確かに、ものを吸い込んで集めるのってすごく非効率。

他にも、
昼夜の温度差と対流で動作し、電気が要らない冷蔵庫
など、おもしろい発明の数々が。

もちろん最新の家電製品に性能は及ばない。
しかし、世の中にはこれらの非電化製品を
必要としているところがある。

そう。電気が来ていない地域だ。

モンゴルでは、著者が協力する
「非電化製品プロジェクト」が進んでいるそうだ。
電気を使わない冷蔵庫があれば、
夏に肉が腐らずに済むので大助かりなのだ。
モンゴル非電化プロジェクト

ナイジェリアでも、電気を使わない、
非常に安価なオレンジジュースの殺菌装置の開発が、
州政府からの要請で進められているそうだ。

まさに世界のためになる発明の数々。
すばらしい。

私もまずは、携帯の充電器をアダプターを
コンセントから抜くところから…
オススメ度は★4つです。


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感想メモ:僕は君たちに武器を配りたい

瀧本 哲史
講談社 2011-09-22
¥ 1,890

★★★★☆

タイトルが秀逸で、手に取った本。

中身はというと、
不況、グローバル化、国内市場の飽和といった条件の中で、
これから社会に出ていく若者に対してのメッセージとなっている。
どういうことを身につけて、何で勝負すればいいのか、
といったことを「武器」と表現している。

著者が投資家であることもあり、おおまかには
投資家として生きることを勧めている。

ロバート・キヨサキ氏の「金持ち父さん、貧乏父さん」、
勉強ブーム、就活ビジネスなどがザックザックと切られているので、
こういう視点もあると、読んでおくとおもしろいかも。

当然ながら、社会を生き残れるかは、この本を読んだ本人次第です。
オススメ度は★4つです。

瀧本 哲史
講談社 2011-09-22
¥ 1,890


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感想メモ:4年1組命の授業

NHK「こども」プロジェクト
日本放送出版協会 2003-09
¥ 1,260

★★★★☆

小学校の先生というのは、大学の先生のように、
高度な学問が求められるわけではない。
一方で、子供たちに与える影響の大きさは
大学の先生よりもはるかに大きい
だろう。

小学校で与えられるのは、知識というよりも、
価値観、社会のしくみ、他人との関わりかた、
そういった幅広いものだ。

子供は鋭い。大人の言うこと、することはすぐ吸収する。
それだけに、小学校の教師というのは、
性格を含めた人間性までもが問われる、
責任の重い職業なのだな
、という感想を持った。

父親を亡くした子供にどう接するか。
それ以外の生徒たちに、その子供とどう接して欲しいか。
そのことに対して、どう働きかけるのか。かけないのか。
あなたが教師なら、どうしますか?

金森先生の信念、覚悟には心を打たれた。
具体的なエピソードは書かないので、
ぜひ読んでみて欲しい本です。
オススメ度は★4つです。

NHK「こども」プロジェクト
日本放送出版協会 2003-09
¥ 1,260


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感想メモ:はじめの一歩を踏み出そう

★★★★☆

職業人の中には、
起業家、マネージャー、職人
という3人の人格がいる。

多くの起業が成功しない理由は、
その3つの人格のバランスに問題がある…

とてもわかりやすい考え方。
25000社のスモールビジネスに対して
アドバイスを行ってきた著者の言葉だけに、重みがある。

多くの起業家では、
「職人の割合が大き過ぎる」
ということが、問題の原因であるようだ。
自分でやろうとしすぎてしまうのですな。
そうすると、人生と事業のバランスが逆転してしまう。

あなたの人生の目的は、
事業という生き物に奉仕することではない。
反対に、事業という生き物は、
あなたの人生に奉仕するはずである。(p111)

この本の考え方は、
事業を自分と切り離したパッケージとして、
システム化することを意識した方がいい

ということ。
そのためには、数値化、マニュアル化が必要。

以下、メモした部分。

事業を立ち上げること、そして挑戦する価値のあるゲームをつくることによって、
事業というコミュニティをつくることは十分に可能である。
そしてコミュニティは誠実さ、意思、ビジョンといった理念が、
言葉だけでなく実践される場となる。(p196)
テレビのCMでは、最初の三〜四秒で売れるか売れないかが決まる。
印刷物の広告では、購買の意思決定の七五%が見出しだけで行われる。
実演販売では、最初の三分で売れるか売れないかが決まる。(p205)

この本の著者は「史上最高のセミナー」で知ったのだが、
正直その本を読んだときにはあまりピンと来なかった。
が、この本を読んでみたら、かなり印象が変わった。
自分の理解が浅かったのだろう。

似たジャンルの本は、神田昌典氏の「成功者の告白」。
あちらの方が、実体験に基づいたストーリーテリングという色彩が強く、
こちらの方がストーリーは浅く理論の説明の色合いが濃い。

ビジネスに関わる人であれば、
何かしら得るものがあるでしょう。
オススメ度は★4つです。
起業を考えている人、経営に関わっている人であれば
プラス1で、★5つです!


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感想メモ:プーチン 最後の聖戦

★★★★☆

プーチンがロシアの大統領に返り咲き、
また4年(8年?)プーチンの世界に対する影響力は
大きいままだろう。

ロシア情報といえば、ボロボロになった覇権国家
隷属国家 日本の岐路の著者であり、
ロシア政治経済ジャーナル発行の北野氏。

この本を読めば、プーチンという人間のことがわかり、
ロシアの政治の流れがわかり、
これまで、そして今後の国際情勢についても
理解が深まるだろう。

雑感は以下の通り。
・KGB強い
・インフレ2600%とか厳しすぎる
・資源国うらやましい
・日本はリーダーが変わりすぎるのは良くない

ということで、情報としての質はすばらしい。
ただ、私には後半ちょっと読みにくかったです。
オススメ度は★4つです。


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感想メモ:お金も時間も手に入れる!幸せなプチリタイヤという生き方

★★★★☆

プチリタイヤって?

かけた時間に対して収入を得るのではなく、
時間をかけなくても収入が入ってくる仕組みを作る。

一度そういう仕組みを作ったら、
動ける時間は減っていないで、
その時間を使ってまた次の仕組みを作る。

このように繰り返していくことができれば、
時間的な自由も経済的な自由も手に入れることができる…
すばらしいことだ。

1 自由を最大の価値観においたほうが、幸せになれる。
2 その他大勢と同じような考えを捨てたほうが、幸せになれる。
3 お金よりも自由を求める働き方をしたほうが、幸せになれる。

しかし当然のことだが、それには
「かけた時間に対して収入を得る」という
従業員としての働き方から外れなくてはならない。

蛮勇ではなく、そういう勇気を持てるか。
その一歩を、著者は恐ろしい勢いで踏み出しているが、
マネできる人は多くなかろうなぁ、と感じた。

理念としてはすこぶる共感しましたので、
オススメ度は★4つです。


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感想メモ:史上最高のセミナー

マイク・リットマン,ジェイソン・オーマン,ジム・ローン,マーク・ビクター・ハンセン,ジェイ・コンラッド・レビンソン,ジャック・キャンフィールド,ロバート・アレン,シャロン・レクター,マイケル・ガーバー,河本 隆行
きこ書房 2006-10-07
¥ 1,890

★★★★☆

ジム・ローン、ロバート・アレン、マイケル・ガーバー、
そうそうたる面々が、ラジオ番組に出演し、
その成功の秘訣などについてインタビューを受けた内容を
本に再現したもの。

おもしろいのは、分野もやり方も異なる人たちから、
ビジネスに対して異なる内容を語るのだが、
根本的な心構えなどについては、
共通する言葉が発せられるところ。

彼らのいずれにも、
ナポレオン・ヒルの「思考は現実化する」は評価が高く、
いわゆるマスターマインドは必須と言う人が多い。
実現したいことは紙に書く、視覚化するという人も多かった。

以下、メモした部分のまとめ。
メモが多いのは良い本である証。

アイデア自体を愛していなければ、
維持し続けることはできないだろう。
だから、情熱を持てるアイデアでなくてはいけない。(p127)

・実行について

視覚化は計画立案にとって欠くことのできない要素なんだ。

自分が、実際に何らかの行動を実行しているところをみることだ。(p140)
何かを実際に行動に移すためには、
まずそれを書面に書き表すことだ。(p390)
人生とは一つのことを連鎖的に学ぶことであり、
それを実行するための唯一の方法が
自分自身で学ぶことなんだよ。(p383)

・リスクについて

自尊心のレベルを高く持つことだ。
そうすれば、進んでリスクを冒すことが
できるからだよ。

自尊心は拒絶を乗り越えるための自信をくれるんだよ。(p154)
わたしたちはリスクを冒さなければならない。

いつもしていることをし続ければ、
いつも得ているものしか手に入らない
ということなんだよ。(p158)

・マーケティングについて

真のマーケティングとは、
顧客が望むものが何であれ、
その実現に手を貸すための機会なんだよ。(p380)

やはり一流の人の話を聞くのは(読むのは)おもしろい。
個人的にはロバート・アレンの話が興味深かった。
名前を知らなかったけれども、おもしろそうな人もいたので、
その人の本も読んでみようかな。
オススメ度は★4つです。良い本でした。

マイク・リットマン,ジェイソン・オーマン,ジム・ローン,マーク・ビクター・ハンセン,ジェイ・コンラッド・レビンソン,ジャック・キャンフィールド,ロバート・アレン,シャロン・レクター,マイケル・ガーバー,河本 隆行
きこ書房 2006-10-07
¥ 1,890


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感想メモ:小さな会社・儲けのルール―ランチェスター経営7つの成功戦略

★★★★☆

弱者には弱者の戦い方がある。

「ランチェスター法則」
第一法則は、攻撃力=兵力数×武器性能
第二法則は、攻撃力=兵力数^2×武器性能

第一法則は白兵戦、第二法則は距離をおいた戦い。
兵力に乏しい弱者は、白兵戦で勝負すべし。

という戦術上の法則を、実際にビジネスに当てはめて
解説してあるのがこの本。
実例も豊富で、とても説得力がある。

経営戦略7大原則
1 会社経営の目的とは、粗利益を少しでも多く得ることだ
2 経営とはライバルとの戦争だ
3 戦略と戦術とは全然違う。あなたの会社の戦略はあなたしか立てられない
4 戦いの法則「ランチェスター法則」を経営に置き換えることで有利に戦うことができる
5 1000社あったら995社は弱者である。あなたはまぎれもない弱者であることを自覚しよう
6 なにをどこのだれにどうやって売るか、まずはこれをマスターしよう
7 経営内容には的確なウェイト付けと優先順位が必要だ
弱者は先発会社と差別化し、同じやり方をしない
弱者は小規模1位主義、部分1位主義を狙え
弱者は強い競争相手がいる業界には決して参入しない
弱者は戦わずして勝ち、勝ちやすさに勝つことを狙う
弱者は対象を細分化する
弱者は目標を得意なもの一つに絞る
弱者は軽装備で資金の固定化を防ぐ
弱者は目標に対して持てる力のすべてを集中する
弱者は競争相手に知られないよう、静かに行動する
弱者はマスコミに広告を出すのではなく、
いかにマスコミの記事になるか。
これが弱者のマスコミ戦略です。(P181)
日本には法人企業は約290万社ありますが、
個人事業主はその2倍くらいいます。
つまり、企業、個人商店あわせると、「社長」は700万人です。
日本の労働人口は約6000万人ですから、
大人の8.5人に1人は社長なのです。(p18)

「社長」って思ったよりたくさんいるんですね。

そして心に響いたのはこの言葉。

いつの時代も、平凡なことを非凡に続けること。
これが、なにもない弱者が生き延びるための、
最強の戦略鉄則だと思います。(p262)

オススメ度は★4つです。
小さいビジネスを考えている人には、
とても参考になるでしょう。

参考:
小さな会社・儲けのルール – stj064 Life Lab


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感想メモ:体制維新

橋下 徹,堺屋 太一
文藝春秋 2011-11-01
¥ 893

★★★★☆

大阪府知事の橋下氏が、現在の政治家の中で
最重要人物の一人であるのは間違いないところ。
その彼の主張をじっくり聞いたり読んだりしたことが
なかったので、良い機会ということで読んでみた。

まず感じたのが、以下の点。
・非常に強力なリーダーシップ
・結果を出しているからこそ、説得力が増している
・ビジョンを示すことができる数少ない政治家

既得権益を切り崩すことを厭わない橋下氏は、
必ず抵抗勢力を作り出さざるを得ないだろう。

行政改革を徹底し、財政再建を進めた結果、
十年連続して赤字だった府の財政を
二年目に黒字に転換させたのです。(p66)

横浜市の田中元市長の例にもあったように、
ネタの捏造をも厭わない、マスコミによる
イメージ操作などが、今後行われていくだろう。

しかし、ぜひ改革を進めて行ってほしい。
応援したいと感じた。

以下、メモした点。

本当の改革とは、人事の交代や政策の変更ではなく、
体制(システム)を変えることなのです。(p22)
今の財務省も同じことをしているんです。
国家事業を効率化して財政赤字を減らそうというのではなく、
シーリング(予算要求の上限)を付けて要らんものも全部温存して
赤字を増やす、という仕掛けをしている。
その挙げ句に、この不況のさなかに増税する。(p57)
僕は、仕組みを変えるときは、
一点突破の全面展開を考えます。
ここがポイントだと思うところに
ドーンとエネルギーを集中して、
現行制度の欠点をあぶり出していく。(p76)

オススメ度は★4つ。
ここ数年が、大阪の政治の転換点となるはず。
注目しましょう。

橋下 徹,堺屋 太一
文藝春秋 2011-11-01
¥ 893


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参考:
体制維新-大阪都: 本読みな暮らし
今年は総選挙がおもしろい!!・書評『体制維新-大阪都』 : バクヨミ!!part2