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感想メモ:山崎拓巳の道は開ける

山崎拓巳の道は開ける
山崎拓巳の道は開ける
  • 発売元: 大和書房
  • 価格: ¥ 1,575
  • 発売日: 2006/02/22

★★★★☆

「夢実現プロデューサー」の山崎拓巳氏。
山崎拓巳公式サイト:凄いことはアッサリ起きる

 彼の人生は熱い。
 22歳での起業。現在は3つの会社の運営。
本業以外にも画家ではないのにNYでの個展を開き、
現在は講演やセミナーなどを年間200件以上こなし、
述べ150万人以上にスピーチをしているとのこと。

 この本では、著者の実体験をなぞりつつ、
人生を切り開くためのヒントが書かれている。
具体的には以下のようなもの。

  • メンターを持つこと
  • 自分の可能性に自分でフタをしないこと
  • チャンスを受け入れる準備をする
  • 既に起きた気持ちで生活すると現実がついてくる
  • 成功者と会う

 このあたりの話は、本田健氏が言うところとも重なる部分は多い。
それだけ多くの人が感じていることだということなのだろう。

 しかし本書を読んで一番感じるのは、
山崎氏が非常に密度の濃い人生を送っていること、
その人生は、様々な人との出会いを求め、出会い、
その出会いから成長を遂げることで成り立っていることだった。
自分をふり返ると、出会いは求めないと与えられないと反省した。

 人生のヒントとして読むこともできるし、著者の人生物語として読むこともできる。
個人的には、後者としての意味合いを強く感じつつ読んだ。
サラッと読めるが、心に残るものがある本。
ちなみにデール・カーネギーの名著「道は開ける」とは別の本なので注意。
★4つ。

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感想メモ:一冊の手帳で夢は必ずかなう

一冊の手帳で夢は必ずかなう - なりたい自分になるシンプルな方法
一冊の手帳で夢は必ずかなう – なりたい自分になるシンプルな方法
  • 発売元: かんき出版
  • 価格: ¥ 1,470
  • 発売日: 2004/03/24

★★★★☆

 手帳はとても便利なツールで、いろいろな使い方がある。
スケジュール管理だけでなく、TODOリスト、買い物メモ、
行動指針や目標を書く人もいるだろう。
この本では、手帳を夢を叶えるためのツールとしての使い方を紹介している。

 考え方自体は、他の本でも語られているように、

  • 目標を決める
  • その目標を紙に書いたり口に出して、潜在意識化させる

というもの。
そのツールとして、常に持ち歩き、良く目を通す手帳を使うのである。

 著者は、GMO創業者の熊谷氏。
彼が企業を志したのは20歳の時。
「35歳までに会社を設立、上場」という夢を手帳に書き、
実際に達成したのは35歳1ヶ月だったそうだ。

 本の前1/3が夢の実現についての手帳の使い方。
夢手帳、行動手帳、思考手帳について。
残りは仕事術、情報整理術、時間管理術などについて。

  • できない日があっても、できる日もある---手帳があきらめずに挑戦する気持ちを持続させ、年表が計画とのズレを埋めるための努力を促してくれます。
  • MTG TODOリスト
     …項目の左に□を書いてチェックボックスにする
  • いずれにせよ、頭に対して”放任主義”でいると、物事のポイントを捉えた集中思考が妨げられます。
  • (怪物経営者について)私がお会いしたみなさんに共通しているのは、やはり夢や目標を信じ、高いモチベーションを維持して、コツコツと努力をしておられることでしょう。
  • 一件につき、一リフィルにまとめる。

 頷ける内容が多かった。
例えば「思考の集中を中断する要素をシャットアウトする」などは、とても同感である。

 他には、「私の時間創造術」の「ながら行動」の徹底っぷりがすごい。

  • 「消耗品は高い安いにかかわらずまとめ買い」→買いにいく時間節約
  • 手帳をチェックしながら、トイレで用を足す
  • コーディネートを考える時間がもったいないのでポラロイドで撮って貼っておく

など。ここまでやると人生ゆとりがなくなったりしないだろうか・・・

 私は、自分の忘れっぽい脳みそを全く信用していないので、
記録は手帳に頼りまくりである。
そんな手帳依存度の高い人にオススメの方法。
ちなみに、バイブルサイズの手帳が必要とのこと。
★4つ。

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感想メモ:君に成功を贈る

君に成功を贈る
君に成功を贈る
  • 発売元: 日本経営合理化協会出版局
  • 価格: ¥ 1,890
  • 発売日: 2001/12

★★★★★

中村天風氏が語る成功への秘訣

 中村天風氏の講演の内容を書き起こしたもの。
天風氏といえば、松下幸之助、稲盛和夫も師事した人物で、
天風哲学という言葉もあるくらいだから硬そうな雰囲気を感じていたが、
その言葉はどちらかというと軽妙。
それでいて、心に響く言葉が多かったため、メモした部分も多かった。

  • 一番先に必要なことは、「他人に好かれる人間にならなければいけない」ということであります。なんでもないことのようですが、これが、もう人生の一番の根本基礎なんであります。
  • 他人に好かれようと思ったら、何よりも自分があまり好き嫌いのないようにすることです。
  • 途中でやめず、幾度かしくじりを繰り返していても、努力すること。そうしていれば必ずうまくいくんですから。
  • 「絶対に他人に迷惑をかけない」ようにしなくてはダメです。
  • 自分のことをするときと同じ気持ちで他人のことをしてあげればいいんです。
  • 他人から受けた恩義はもちろん、どんなささいな事でも、他人の好意は常に大きな感謝で受け入れることです。
  • 何をする場合でも、現在恵まれている自分を感謝しなければいけませんよ。
  • 持たなくてもいい重い荷物を、誰にも頼まれもしないのに一生懸命ぶらさげていないか。
  • 何を志すにも自己向上を目的とし、しかも自他の幸福のためという広い意味を忘れてはいけない。
  • 言葉には、人生を左右する力がある。この自覚こそ勝利に導く最良の武器である。
  • 「困った」「悲しい」「腹が立つ」など消極的な言葉は絶対に口にしない。
  • 「正直・親切・愉快」
  • 「今日一日、怒らず、恐れず、悲しまず」

 引用だらけになってしまった。

 巻末には、天風氏の金言100選と、日常で何を心がければよいかを記した
「日常の心得」のページがある。

 腑に落ちる部分が多かったので、日常の気持ちの持ち方も変わる気がする。
こういう本に出会うのが、自らの成長につながる読書であり、
これこそが読書の醍醐味だと思う。★5つ。

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感想メモ:大人が変わる生活指導

大人が変わる生活指導
大人が変わる生活指導
  • 発売元: 日経BP社
  • 価格: ¥ 1,260
  • 発売日: 2006/05/11

★★★★★

結果を出したいなら、まず生活から見直そう

公立の松虫中陸上部において、7年間で13人の日本一を輩出した原田氏の本。
中学の教師を退いてからは、企業など大人の指導に軸足を移しているという。
そして、中学において培った指導のノウハウは、大人に対してもそのまま通用する、という。
その内容と理念を語っているのがこの本である。

陸上競技では技術やトレーニングだけでは、一定の結果で伸び悩む。
しかし、靴を揃える、お皿を洗うなど、一見関係がなさそうな生活面に取り組んだところ、
心が鍛えられことで成績も飛躍的に伸びたそうだ。
そしてこのことはそのまま、社会人にも通用したそうだ。
毎日会社の前を掃除する、身の回りを整理する、きちんと挨拶する、など。

私は本を読むときは、いい内容をメモしながら読むのだが、
この本はメモをする箇所だらけになってしまい、読むのに時間がかかった。
それだけ納得させられることばかりだったのだ。
要するに、オススメである。

以下、内容。

  • 夢を描いてそれを目標に変える。
    目標達成のための方法を考えて、達成しきる。
    被害者意識がなく心のコップがいつも上を向いている。
    心・技・体+生活のバランスが取れている。
    こうした人が私の目標とする自立型人間です。
  • あなたが人生をさらに充実したものに変えたいと願うならば、
    日々の仕事をつまらないと思ってあきらめるのは、この瞬間からやめましょう。
    どんな仕事でも本気になって取り組むことからすべてがはじまります。
  • 技を磨くだけ、体をつくるだけではそこから得られる成果に限界があることを知りました。
    著名なスポーツ選手やオリンピックの金メダリスト、またその指導者を調べた結果、
    最後に勝負を分けるのは心であるということに気づいたのです。
  • 心づくり:心を使う、心をきれいにする、心
  • を強くする、心を整理する、心を広くする
  • 仕事も人生も充実させたい。どちらも楽しみたい。ごく当たり前の願いです。
    しかし、いまの日本では、その当たり前のことが、むずかしくなってきています。
  • 小さな継続が、仕事において意外なほど大きな力をもたらしました。
  • 身の回りをきれいにすれば、その場のすさみがなくなり、そこにいる人間の心もきれいに保たれるからです。
  • 奉仕活動で心がきれいになるひとつの理由は、感謝の気持ちを実感できることです。
  • 極論するならば、この世のあらゆる仕事を成功させる秘訣は、相手の心にチャンネルを合わせることだと思います。
  • しかし、何より注目すべきは、(経営者達が)熱き思い、夢、志を持ち、
    仕事を通して社会に貢献することを真剣に考え、熱く語る多くの言葉を持っているということです。
  • 自分の長所をしっかりと意識し、それが行きすぎぬよう自分をコントロールする事ができれば、
    短所は自ずと改善できる。長所と短所が表裏一体だと考えれば、大きな欠点は大きな長所にもなりうるのです。
  • 自分を元気にしてくれた言葉、かかわり、態度などを、いつでも振り返れるようにしておくのです。
  • つまりリーダーは、部下の技能を高める以前に、
    他人に対した「やる気」を与え、「やる気」を高めることに長けていることが、
    何より大切なのです。
  • では、やる気を与えるポイントとは何でしょうか。
    特に重要なポイントは、有能感、統制感、受容感の三つ。
  • 外発的動機づけだけでは、人は心から動かない。
    まさに、成果主義の欠点でもあるのです。
  • 相手の欠点を突いて徹底的に落ち込ませるのが目的ではないはずです。
     〜(中略)〜
    檄を飛ばして、燃え上がらせることです。
    そうすれば、父性は、やる気や元気を強く注入するかかわりとなります。
  • 心のツボ
    1人との関わり
     自分に対して本気でかかわってくれたとき
    2原体験、楽しかったこと、感動したことを振り返る
    3人にプラスのストロークを与えて元気づける

いちいち頷かされる。

理念だけでなくツールの紹介などもあるが、
この本の本質は「いかに心に火をつけるか」といところなのだと思う。
それには、心が大事。リーダー自ら率先して示すこと。

中学生の指導での実績は伊達じゃない。
すばらしい。★5つ。

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感想メモ:変な人の書いたツイてる話

変な人の書いたツイてる話
変な人の書いたツイてる話
  • 発売元: 総合法令出版
  • 価格: ¥ 1,575
  • 発売日: 1999/12

★★★★☆

「ツイてる」と唱え続けると人生が変わる

 銀座日本漢方研究所(マルカン)創設者にして高額納税者の常連、斎藤一人氏の本。
彼は「成功と呼べる人生を送る方法」を知っているという。その方法とは?

  • 「ツイてる」と言うことです。

 初めて聞く人には、これだけではなにがなんだか?だろう。
しかし、この「ツイてる」という言葉がどれくらい広がっているかを見ると、
その主張の奥深さが垣間見える。

  • 「ツイてる」という言葉を口に出して、自分の「ツキ」に気がつくと、
    毎日が「ツイてる」ことだらけです。
  • 右に行くか、左に行くかを、判断しなくてはならないときがあります。
    そのときは、どちらが正しいか、ということを絶対に考えないでください。
    どちらが楽しいか、を、判断基準にしてください。
  • 正しいことが何なのか魂はすでにわかっています。
    だったら、楽しい方を選ばなくては、苦労の扉を開くことになります。
    苦労の扉は開かないことです。
    ひと度、その扉を開こうものなら、山のような苦労が出てきてしまいます。
  • 仕事だって、「楽しい、楽しい」と言っていれば、楽しくなって、成功します。

 人の心は、自分が口に出す言葉にも影響を受ける。
毎日愚痴ばかりこぼしている人は、斜に構えたものの考え方になるし、
逆に毎日感謝や幸運を口にする人は、安定した心を手に入れることができる。

 口にすることにも気をつけることで、考え方を潜在意識レベルから変えていく。
ということだと理解した。★4つ。

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感想メモ:あなたに奇跡を起こす笑顔の魔法

あなたに奇跡を起こす笑顔の魔法―心から笑えなくても大丈夫
あなたに奇跡を起こす笑顔の魔法―心から笑えなくても大丈夫
  • 発売元: 青春出版社
  • 価格: ¥ 1,260
  • 発売日: 2006/02

★★★★☆

 笑顔でいることの大切さとすごさ

 著者は以前営業職だったのだが、結果を出すことができなかった。
これで最後の一ヶ月と腹をくくり、作り笑いでもいいから笑顔で行こうと決めたところ、
あれよあれよというまに営業成績トップ、人生も好転し始めたという。
そして現在では、なんと「笑顔のカウンセラー」として活躍しているそうだ。

 メモした部分は以下の通り。

  • 作り笑いでもいいから笑顔で過ごす。そのうち本当の笑顔になる
  • プラス思考は笑顔と両輪
  • 「ありがとうございます」と唱え続ける(特に寝る前)

 「プラス思考」というとスポーツを想像しがちだが、
人付き合いがある全ての人、つまり誰にとっても必要なことなのでは
ないかと思えてきた。

 前向きで笑顔を絶やさない人と後ろ向きで暗い表情の人、
どちらの人と付きあいたいだろうか?考えてみれば明らかだ。

 そしてもう一点、潜在意識への働きかけとしても有効だと思うからだ。
ウソだとわかっていてもいいから、いいことを自分に言い聞かせるのにも、
意味があるのではないか。そう感じた。

 成功について書かれている本には、共通する部分が多い。
この本もまたその例の一つとなった。★4つ。

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感想メモ:ある成功者の秘密

ある成功者の秘密
ある成功者の秘密
  • 発売元: ダイヤモンド社
  • 価格: ¥ 1,500
  • 発売日: 2005/09/29

★★★★☆

 成功者から学ぶ人生の知恵

 成功者(工場長のエベリット氏)に出会った主人公が、人生における成功を引き寄せる知恵、考え方について教えを受ける中で成長して行くというストーリー。最後にサプライズがあるが、ネタバレになるので書かない。

 ソムリエさんの★5つだったので読んでみたのだが、私の中では今一つ印象に残らなかった。
「ある成功者の秘密」 – 【本ナビ】 一日一冊読書感想集

 理由を考えてみた。ストーリーとしてはつながっているのだが、各章で語られる知恵のつながりが弱く、大きなストーリーを感じにくかったことが原因だと思う。

 また、他の本で既に読んだことがある内容が多かったことも、原因の一つだろう。
それだけ多くの人が正しいと感じている知恵だからこそなのだろうが。

以下、メモした部分。

  • 受け取るものを増やしたいなら、まず心の中にその場所を作りなさい。より大きく物事を考え、より壮大な夢を描きなさい。
  • 気持ちを明るくし、自分の直感にしたがっていれば、自分のいるべきところへと導かれるものだ。
  • もちろん、痛みから人は学ぶ。しかし、心を楽にしていることや楽しいことからも学ぶものだ。ときには前者よりも効果的に。
  • 幸福とは、あなたに起こることではない。あなたがつちかう態度だ。
  • 自分が豊かだ感じるなら、あなたは豊かなのだ。お金以外にも、多くの豊かさがある。
  • なぜかすべてはうまくいく。
  • よい教師というのは、自分が必要な存在でなくなるようにすることだ。

 下に挙げる本を読んだことがある人だと、既視感があると思うので、★3つ。なければ★4つ。

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感想メモ:成功者の告白

成功者の告白―5年間の起業ノウハウを3時間で学べる物語 (講談社プラスアルファ文庫)
成功者の告白―5年間の起業ノウハウを3時間で学べる物語 (講談社プラスアルファ文庫)
  • 発売元: 講談社
  • 価格: ¥ 820
  • 発売日: 2006/09

★★★★★

 起業するとはどういうことなのだろう?
どんな生活になるのだろう?
うまくいくときは?うまくいかないときは?
陥りがちな罠は?それを回避する方法は?

 こういったノウハウを、起業から企業を軌道に乗せるまでの5年間に
起こることが多いシナリオを物語形式で説明する、神田昌典氏の著作。

 神田昌典氏といえば、今をときめくビジネスの成功者として
知られているが、その道のりは平坦ではなかったそうだ。
「地雷」は、特にプライベートで数多く起きたという。

 本書は、神田氏の身に実際に降りかかった事件を含め、
複数の実話を元に構成されているという。
例えば、仕事と子供の重病。ポストに残された離婚届。
社員が次々とストレスから病気に。
フィクションとはいえ、その内容は重い。

 神田氏は、ビジネスと家庭とのバランスが重要と説く。
ビジネスの成功者が、家庭に問題が山積みであるケースも少なくないとも。

 久しぶりに、読み始めたら止まらない本だった。
仕事をしている人であれば、誰しも考えさせられる部分があるのではないか。
良著。★5つ。

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感想メモ:この世で一番の奇跡

この世で一番の奇跡 (PHP文庫)
この世で一番の奇跡 (PHP文庫)
  • 発売元: PHP研究所
  • 価格: ¥ 580
  • 発売日: 2003/03

★★★★☆

物語形式で語られる「地上最強の商人」のダイジェスト版

 「地上最強の商人」「十二番目の天使」のオグ・マンティーノ氏の著作。
1970年代半ばの本で、世界で700万部以上売られたベストセラー。
それだけ前の本でありながら、その内容は決して古びていない。
それは、いかにして自分を成功と幸福に導くか、
という普遍的な内容だからだろう。

 根本に流れるメッセージは、「地上最強の商人」と重なる部分が多い。
本書は、「商人」の内容を、物語形式でわかりやすくし、
内容も圧縮したダイジェスト版という印象だ。
本書の「神の覚え書き」も、「商人」の「巻き物」を凝縮した感じ。

 ただ、「商人」は非常に高額な本である(1万円程度)ため、
文庫でも手に入る本書の方がより多くの反響を集めたのは
当然かもしれない。

 しかし両方読んだ私としては、「商人」の方がきめ細やかに、
潜在意識を含め自分を変える方法が書かれていると感じた。
期間で比べるのもなんだが、本書は100日間、「商人」は10ヶ月かけて
自分の考え方を変えるプログラムが紹介されている。

以下、メモした部分。

  • 今、彼は幸福で満たされています……裕福ではありませんよ、幸せなだけです。
  • わしらのほとんどは自分自身を閉じこめる監獄を作るのです。
    一定の期間、その中に住んでいると、その監獄の壁に慣れてしまい、
    人生とはこんなものだという偽りの前提を受け入れるようになるのです。
    そういう信念にとらわれるやいなや、人生をなんとかしようとか、
    夢を実現しようという希望を捨ててしまいます。

 良い本だが、「商人」の方が受けた影響が大きい。
こちらを読んで興味を持った人は、「商人」もオススメしたい。
「商人」は「本のソムリエ」さんも激賞している。

 ということで、★4つ。
ちなみに本書は「上京物語」の巻末で読むべき本として紹介されている。

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感想メモ:「原因」と「結果」の法則

「原因」と「結果」の法則
「原因」と「結果」の法則
  • 発売元: サンマーク出版
  • 価格: ¥ 1,260
  • 発売日: 2003/04

★★★★☆

成功本の古典

 「7つの習慣」のスティーブン・コビー、ナポレオン・ヒル、
その他数々の自己啓発本の名著が本書に影響を受けていると言う。

 主張としては、「原因」としての「思い」こそが、
「結果」としての「人生」を作り上げている、というもの。
つまり「人生は自分の考え方次第」ということだ。

 その他の部分については、こちらの記事が大変参考になる。
http://www.shiawasehp.net/diary/200701/01.html

 本としてのボリュームも少なめで、サラッと読める。
その分印象が薄くなりがちなので、繰り返し読むと良い。
こういった分野に興味があるなら、目を通しておくべき本。★4つ。
ちなみに続編が何冊かあるらしい。知らなかった。

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