「本」カテゴリーアーカイブ

感想メモ:人生教習所

垣根 涼介
中央公論新社 2011-09-30
¥ 1,785

★★★☆☆

小笠原諸島で行われる、
「新しい認知を確立させ、新しい生き方の指針となるセミナー」。
全国から参加者が集まったそのセミナーにおける、
参加者の行動や内面が描かれている。

4人のタイプが異なる中心人物がいて、
誰もが、誰かしらに共感する部分があるように
書かれていると感じた。

何も問題を抱えずに生きている人なんていない。
それならば、そんな自分をどのように認識し、
どのような姿勢で生きていくか

それこそが、その人の人生の質を
規定するものなのだろう。

そして、そんなこと言われても、すぐに
はい、そうですか、と自分の考え方を
変えられる人なんていない。

この物語を読むことで、自分のなかにある
何かに気づくヒントを得る機会となれば、
読んだ価値は十分あると言えるだろう。

私の中に刺さったのは以下の部分。

無意味な心の規制さえはずせば、
足の竦みなどなくなる。

ただし、その自由と引き換えにするもの……つまりは覚悟だ。

私がこの本を読んで連想したのは、喜多川泰氏の著作。
この本がおもしろいと思った人は、
喜多川氏の作品がヒットする確率は高いでしょう。

垣根 涼介
中央公論新社 2011-09-30
¥ 1,785


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感想メモ:「老けない体」は股関節で決まる!

★★★☆☆

足腰の強さは健康のバロメーター。
足腰の健康を保つ上では、股関節がとても大事。
そのためには、きちんとした歩き方で、
股関節を使って歩くこと。

まとめるとこのような感じ。
まったくその通り。

筋肉の一つ一つを説明するといった専門的な内容ではなく、
一般の人を前提としているので、
体についての知識がない人でも安心して読める本。

逆に、もっと詳しい情報を知りたい人にとっては
多少物足りないかもしれない。

歩き方と共に見逃せないのは姿勢。
自分の体を守れるのは自分だけ。
いたわってあげましょう。
オススメ度は★3つです。


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感想メモ:頭を5cmずらせば腰痛・肩こりはすっきり治る!

★★★★☆

タイトルに惹かれて読んでみた。
もっともだ、というのが読んでみた感想。

「姿勢が悪い」といってまず思いつくのは、猫背の姿勢。
しかし実は、椅子にふんぞり返って座っている姿勢も、
背骨を垂直にすれば、同じ頭が出ている姿勢になる。
猫背もふんぞり返っているのも、実は同じ崩れた姿勢なのだ。

頭の移動5〜15cm、背中の前傾10〜30度
わずかな数字に見えるが、この程度で体のバランスは崩れ、
その結果肩こりや腰痛につながってしまうのだ。

それは、以下のような流れ。

1 多くの場合、頭の位置から姿勢は崩れる。
2 頭の位置変化から、背中が丸まって頭突き出し姿勢になり、
首から肩が硬化する
3 頭突き出し姿勢を補正するため、体全体の姿勢は崩れる

以下、おもしろかった部分。

実は、後頭部のつけねの筋肉の間には太い神経がとおっています。

後頭部のつけねの筋肉が緊張すると、この大後頭神経が刺激され、
その結果、後頭部から頭頂部にかけて頭痛がおきると考えられます。
モデルにおける「正しい」姿勢→衣装などをより美しく見せる姿勢
ダンサーにおける「正しい」姿勢→表現したい演技などが寄り際立つ姿勢
仕事における「正しい」姿勢→楽に仕事が続けられる姿勢

数分でできる姿勢矯正エクササイズも紹介されているので、
興味がある人は試してみると良いと思う。

オススメ度は★4つです。
個人的には、足や腰の歪みから頭の位置がずれる、
という流れもあるのだと思います。


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感想メモ:人生を好転させるたった2つのこと

★★★★☆

いきなりその「2つ」を書いてしまうのは
あまりにもひどいので書かないが
(と言いながらちょっと書いちゃうけど)、

「自分が情熱を持てること」を見つけて、
それに向けてがんばりましょう

ということ。
ソース」や本田健氏の本を読んだ人には
なじみのある考え方かもしれない。

以下、頷かされた部分。

「あなたがいつも報われずに苦しんでいるのは、
自分の好きなことをやっていないからなのでは
ないでしょうか」
人間は成功そのものより、その余韻に浸りたくて
がんばっているのです。
ならば、その感情を先取りして、
初めから喜んでしまいましょう。
大切なのは、自分だけでなく別の誰かにも
喜びをもたらすことです。
「自分以外の誰かのためにやる」という利他の精神がなければ、
あなたを成長させるような進展も大きな成果も決して望めません。

「人生の舵を自分が握っているか?」
と聞かれるとドキッとする人も多いだろう。
オススメ度は★4つです。

最後に、なでしこジャパンの宮間選手の言葉。

「朝、目が覚めた時、もしその日一番やりたいことが
サッカーじゃなかったら、私はその日に引退する」

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感想メモ:前代未聞!?不動産投資を「30万円以下」で始めて小金持ちになろう!

★★★☆☆

地方の中古物件を、初期投資をできるだけ抑えて取得する。
リフォームもできる限り自分で手配することで、
一般的な発注よりもかなり価格を抑える。

確かにここで書かれていることを実行できれば、
リスクをかなり抑えて不動産投資ができるだろう。

ただ、かなりの知識と行動力がある人でないと、
このモデルでやり切るのは厳しいように思われた。
自分がやれと言われても、ちょっと自信ないです。

逆に言えば、ある程度の知識と経験がある人であれば、
有効なのではないかと思われる。
素人なのでわかりませんが。

オススメ度は★3つです。
不動産投資をしている/考えている人であれば、★+1です。


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感想メモ:「ふくらはぎをもむ」と超健康になる

★★★☆☆

これまで2万人以上の脚を触ってきた、
カイロプラクターの大谷さん。
「ふくらはぎを触るとその人がわかる」
とのこと。すごい。

多くの人のふくらはぎを触っているうちに、
「心理的な問題があると、ふくらはぎの
奥の方のしこりが取れない」
ということに気付いたという。

逆に、
「心理的な問題が晴れると、
ふくらはぎのしこりも取れる」

そうだ。奥が深い。

ふくらはぎの筋肉の筋肉は、
足に下がった血を上半身に戻す、
循環ポンプの役割がある。

循環ポンプの性能が悪ければ、
疲労の回復にも影響が及ぶだろうから、
確かにふくらはぎは、きちんとケアしておきたい部分だ。

ただ、一般人は

  • ケアのやり方がわからなかったらどうしようもない
  • 手軽できることでないと続かない

ので、全部やろうとはせず、
まずは一つだけでもやってみよう。

オススメ度は★3つです。
とりあえずお風呂で揉んでみよう。


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感想メモ:運の管理学 人生に「結果」をもたらす幸せの方程式

★★★★☆

「運はマネージメントできる」
何とも刺激的な話。

著者はその内容を、
「ラックマネージメント」という運の管理学として、
その確立したそうだ。

その根幹をなす5要素は以下の通り。

  • 「身の程」を知ること
  • 「天の時」を活かすこと
  • 「地の利」を活かす個と
  • 「人の和」を高めること
  • 「実力」を高めること
  • 人は環境に反応する。
    だから、環境を整えることが、
    無意識に入ってくる情報を変え、
    結果として行動が変わり、運が良くなる。

    「風水は環境脳科学である」
    これが著者による風水の考え方なのだ。

    「片付けが人生を切り拓く」
    「トイレ掃除をすると億万長者になる」
    というのも、同じことを違う形で
    表現しているのだろうと感じた。

    「運命を変えたければ、つきあう人を変えなさい」

    湿気った心に点火してくれる、燃えている人です。

    オススメ度は★4つです。
    「風水」というものに対する考えが変わった一冊でした。
    とりあえず見ぬ振りしている部屋の片付けをしよう。


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    感想メモ:頭で投げる。

    石川 雅規
    ベースボールマガジン社 2011-05
    ¥ 900

    ★★★☆☆

    小さなエース、ヤクルトの石川雅規投手。
    身長167cmながらプロで100勝を上げている。
    これはすごいことだ。

    おそらく、様々な工夫をしながら投げているのだろう、
    と思うわけだが、実際にそうだった。

    古田捕手とバッテリーを組んだことが、
    今の石川投手につながっていることは
    間違いないだろう。

    ただ、それだけではなく、
    「強い探求心」を持っている人であるようだ。

    学生時代から「なぜ?」と感じることがあれば、
    いろんな人に話を聞きまくっていました。
    疑問が浮かべば、ほたらかしにしない。
    高校のころは先生に次々と質問を浴びせ、
    嫌がられるほどでした。

    そしてやはり、野球に対する情熱。

    そして、ユニフォームを脱いだら、そのあとは……。
    草野球でもいいので、野球をやり続けたい。
    だって、野球が大好きなもんですから。

    イヤイヤやらされているのでは、
    一流にはなれないのでしょうな。

    野球好きの人は楽しく読めるでしょう。
    オススメ度は★3つです。

    石川 雅規
    ベースボールマガジン社 2011-05
    ¥ 900


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    感想メモ:面白いほどよくわかる!NLPの本

    梅本 和比己
    西東社 2011-09
    ¥ 1,365

    ★★★★☆

    NLP:Neuro-Linguistic Programming
    →神経言語プログラミング。

    見たり聞いたことはあるものの、
    それってなに?
    と聞かれると答えにくい感じ。

    この本は、膨大なNLPの内容を、
    狭く深くというよりも、
    広く浅く網羅的にカバーしてある感じ。
    全体を知りたい人には良い本です。

    つまりNLPとは、五感(N)と言葉(L)を使って
    脳に行動・思考・感情(気持ち)のプログラムをつくる(P)
    方法(p16)
    NLPでは、特にV、A、Kの三つの感覚を重要視しています。

    V:視覚優位、A:聴覚優位、K:触覚優位、
    だそうです。

    T・O・T・Eモデル

    Test、Operate、Test、Exit
    「物事には、失敗は存在しない、
    フィードバックが存在するのみ」
    という考え方。

    確かに、そう考えるのはいいことでしょうね。

    省略、歪曲、一般化

    物事を変に解釈してしまっているパターンが、
    主にこの3つだそうだ。
    自分がこのパターンにはまっていないか、
    注意するという使い方でしょう。

    ここのテクニックを自分でやってみる方法も
    書いてあるのだけど、さすがに難しそうと感じた。
    きちんと身につけたいのであれば、
    どこかしらで習った方がいいのでしょう。

    全体の知識を眺めるにはピッタリの本です。
    オススメ度は★4つです。

    梅本 和比己
    西東社 2011-09
    ¥ 1,365


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    感想メモ:体が硬い人のためのヨガ

    ★★★★☆

    ヨガの先生というと、
    体がグニャグニャにやわらかくて、
    謎のポーズを涼しい顔して決める、
    みたいなイメージがあるのではなかろうか。

    しかし、著者は
    「私の体も、ほとんど変わらず硬いままです」
    と書いている。
    それを額面通り受け取るのもためらわれるが。

    体が柔らかければいいってものではない。
    逆に、柔らかくならないからといって焦らず、
    体との対話を積み重ねていくことが大事

    というメッセージだと受け取った。

    1章がイメージや呼吸を使うなど、
    ヨガを行う上でのコツ。
    2章がイラストでのヨガのポーズの紹介。
    3章4章が、動きのコツと瞑想について。

    どこからどうみても女性向けの本だが、
    私のようにストレッチマニアの人は、
    色々な気付きがあるでしょう。
    オススメ度は★4つです。
    勉強になりました。


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