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感想メモ:大好きなことをしてお金持ちになる

大好きなことをしてお金持ちになる ― あなたの才能をお金に変える6つのステップ
大好きなことをしてお金持ちになる ― あなたの才能をお金に変える6つのステップ
  • 発売元: フォレスト出版
  • 価格: ¥ 1,365
  • 発売日: 2003/02/22

★★★★★

そうなれたらとても幸せだろう

 誰しも、なれるものなら「お金持ち」になりたいだろう。
何も、好き好んで何十年ものローンを抱えて働いているわけではない。
ただ、それが普通で、それ以外の道を自分が歩める可能性があると思わないだけである。

 しかし「可能性がない」というのは本当なのだろうか?
この本は、お金持ちになるための仕組みと進むべきステップを
丁寧に説明することで、その思い込みを壊してくれる。
そして、その方法として最も現実的なのが、夢中になれるほど好きで
かつ得意なことをすることだ、ということである。

 残念ながら、この本を読んですぐさま成功し、
お金持ちになることができるというほど世の中甘くはないだろう。
しかし可能性がないと思い込んでいれば、その時可能性がゼロになる。
ゼロではないと思えるようになれるのであれば、そのことにはとても
意味があるように思える。

 自分の思い込みを、思い込みだと気付かされるのは楽しい。
そういう意味で、おもしろく読めた。オススメの★5つ。

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感想メモ:上京物語 僕の人生を変えた、父の五つの教え

上京物語 僕の人生を変えた、父の五つの教え
上京物語 僕の人生を変えた、父の五つの教え
  • 発売元: ディスカヴァー・トゥエンティワン
  • 価格: ¥ 1,470
  • 発売日: 2009/02/18

★★★★★

久しぶりに心から「すばらしい」と言える本に出会った

 タイトルからは「誰かが上京してきて生活する中で、
うれしかったり悲しかったりする物語」みたいな感じかと思って油断してた。
良い方に裏切ってくれた、とても良い本だった。

設定は以下の通り。

 大学生活を送るため、実家を出て新幹線で上京する息子。
その手には、父親から贈られた1冊の本のような手紙。
漠然とした「成功」を夢見て胸を膨らませる息子に父親が贈る言葉。

 これ以上はもったいないので書かない。
大まかな内容は上のようなものなので、少しでも興味を持った人は、
だまされたと思って読むべし。

Σ(゚Д゚)だまされた!

 この息子に近い境遇の人だけでなく、
働いている20代、30代の人にもオススメ。

私には★5個じゃ足りない。何回も読む。

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感想メモ:挑戦する経営―千本倖生の起業哲学

挑戦する経営―千本倖生の起業哲学
挑戦する経営―千本倖生の起業哲学
  • 発売元: 経済界
  • 価格: ¥ 1,600
  • 発売日: 2008/10

★★★★★

 携帯・通信事業という規制産業に風穴を開けた、
イー・アクセス、イー・モバイルを創業したベンチャー経営者の雄、千本氏。
ストーリーは時系列に沿い、時の情勢と氏の考えや行動を交えて綴られている。
という形式自体は一般的だが、氏の熱い思いと共に語られるストーリーは
躍動感があり、飽きが来ない。

 イー・アクセス、イー・モバイル両事業とも
「千本氏だからこそできた」ことが多いことに驚かされる。
特にゴールドマン・サックス、モルガンスタンレーからの資金調達など、
同じことができる人間が果たしてどれだけいるのか。

 また、氏のマネジメントについての考え方も、
一般のマネジメントの考え方とは異なり、かなりアグレッシブである。
その考え方は以下の部分に集約されている。

  • マネジメントとは「そのままにしておいたら危機的な事態に際して、隘路を探して成功に導くこと」
  • 九割失敗しても、残る一割で断崖絶壁を縫うようにして次のフェーズを切り開く
  • トップが九割の失敗に絶望した瞬間に企業は坂道を転げ落ちる

(P282)

 ベンチャー企業を立ち上げる経営者というのは、
こういう思いを持たなければならないものなのか。

 松下幸之助、京セラ稲盛会長などの名経営者も登場するが、
彼らの言葉の重なりも興味深い。

  • 「成功とは成功するまで続けること」(松下幸之助)
  • 「始めたらやめるな。筋のいい事業だと信じたら、
    石にかじりついてでもやり抜く。」(京セラ稲盛会長)

 千本氏もそうだが、彼らの考え方の根本にあるのは、
強い「信念」ではないかと感じた。

 通信事業についての知識を得ることもできるし、
純粋に読み物としてもおもしろい。★5つ。

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感想メモ:地上最強の商人

地上最強の商人
地上最強の商人
  • 発売元: 日本経営合理化協会出版局
  • 価格: ¥ 10,290
  • 発売日: 1996/09

★★★★★

商人として成功するための心構えを説く「成功の手引書」。
しかしその内容は、商人のみならずすべての人に当てはまる幅広いものである。
だからこそ、全世界で何百万部と読まれているベストセラーとなったのだろう。

大まかな内容は以下の通り。

  • 成功とは各人の気持ちのあり方の問題
  • 失敗とは、その目的の地に到達できないこと
  • 成功と失敗のただ一つの違いは「習慣の違い」
    →良い習慣をつくり、自らその奴隷となる
    ある習慣を変えるものは、新しい他の習慣だけ
  • 笑顔を忘れない
  • 今、すぐやる
  • 愛を持って接する
  • 明日はないと考える

この本の特徴は、優れた内容もさることがら、後半が実習形式になっている点。
上記の内容それぞれを、50週間かけて習慣として身につけるというもの。

人はそれまでの人生の積み重ねで形作られた習慣の束の中に生きているので、
そう簡単にいくつも新しい習慣を身に付けられるものではない。

それを1つの習慣につき5週間、毎日レビューしながら
じっくり脳にしみこませていくことで、
1年後には大きく変わった自分を発見できることだろう。

人を形作るのは習慣であり、習慣を身につけるには繰り返し実行し続けるしかない。
この方式は、他に新しい習慣を身につけたいときにも有効だろう。

非常にいい本。★5つ。でも高い!(1万円)

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感想メモ:つなげる力

つなげる力
つなげる力
  • 発売元: 文藝春秋
  • 価格: ¥ 1,500
  • 発売日: 2008/09/10

★★★★★

・リクルートから中学校の校長になった著者の「つなげる」試みの数々

1.教職を目指す学生ボランティアと放課後や土曜の生徒をつなげる
→ボランティアは現場での継続的な経験が得られる
→学校側はコストを抑えて生徒の成績向上が得られる
→生徒もお兄さんお姉さんと一緒に勉強ができ、成績も上がる

コストを最小限に抑え、かつ全員が満足する仕組みが作られている。

2.学校と学習塾をつなげる

サピックスの教員を平日の夜や土曜に招き、高額な学習塾に通う以外の方法(半額以下)で、
トップ校を目指す機会を生徒に提供する。
→学校でカバー不足になりがちな、できる子のケアの仕組み
→学習塾にも顧客創出機会のメリット

リクルートでも数々の成果を残してきた、優秀なビジネスマンである著者。
こういった人が校長をすると、これだけのことができるのかと非常に感心させられた。

この本を読んで感じたのは以下のことである。

  • 「アイデアは既存の要素の新しい組み合わせ」であることの確認(参考:アイデアのつくり方
  • ただし、新しいアイデアを形にするには、必ず発生する数々の障害をクリアし、現実に回っていく仕組みを考え、実現する能力が必要
  • 「人は、あなたとつながりたいと思うときに動き、そう思わないときには本気では動かない」

本の作りもすばらしい。章毎のまとめの図もわかりやすい。
最終章は学校以外の試みについて書かれているが、
こちらも仕事の進め方としてみると非常に参考になる。

学校改革のストーリーとしても楽しめる他、学ぶべき点も非常に多い。
読み手次第でさまざまな刺激が得られるだろう。

文句なしにオススメの良著。★5つ。

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感想メモ:本調子 強運の持ち主になる読書道

本調子 強運の持ち主になる読書道
本調子 強運の持ち主になる読書道
  • 発売元: 総合法令出版株式会社
  • 価格: ¥ 1,575
  • 発売日: 2003/12/20

★★★★★

 NPO法人「読書普及協会」理事長兼「読書のススメ」(本屋さん)店長清水氏の「本は人生を変える!そんな本をオススメしたい!」という熱い思いがみなぎる本。その思いに共感した、本田健、斎藤一人氏らがそれぞれの考えを語っている。

 まず、なぜ本を読むのかについて。一生のうちで経験できることなどたかが知れている。しかし読書は違う。何しろ、偉人達が一生を通じて手に入れた経験知を分けてもらえるのだ。ということで世の偉人たちに勝てる自信がある人以外は読むべき。

 次に、読書をいかに実践に活かすか。目的(テーマ)を意識すること、アウトプットを前提とすること、自分にとって重要な部分がどこかを意識すること、などが語られている。

 しかし皆さん読書量がハンパじゃない。「本屋で段ボール箱で買う」「一月に30〜50冊は読みたい」。庶民はマネできないので、図書館を活用しよう。また、フォトリーディングを勧める人が複数いることも気になるポイントだった。

 ということで、本を読もう。読書普及協会の活動主旨も賛同できるという意味も込めて★5つ。

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感想メモ:「福」に憑かれた男 人生を豊かに変える3つの習慣

「福」に憑かれた男 人生を豊かに変える3つの習慣
「福」に憑かれた男 人生を豊かに変える3つの習慣
  • 発売元: 総合法令出版
  • 価格: ¥ 1,365
  • 発売日: 2008/09/24

★★★★★

 本のソムリエさんで★5つだったのでチェック。
「「福」に憑かれた男」喜多川 泰 – 【本ナビ】 一日一冊読書感想集

 ジャンルを言葉にすれば「ストーリー形式の自己啓発本」となるのだろうが、そう堅苦しいことではなく「ストーリーも楽しめる上に、身になる本」と考えるのがよいだろう。読んでいて、考えさせられる部分が多かった。

 例えば

  • 幸せとは、何かを手に入れたり達成したりすることではなく、心の状態
  • 状況とは自ら工夫して作っていくものであり、幸せや成功とはその工夫を楽しんでいるときに「感じる」もの
  • 自分の人生を何に使おうとしているのか考えることは、本当に重要なこと。成功はその手段や結果

など。3つの習慣「人知れずいいことをする」「他人の成功を心から祝福する」「どんな人に対しても愛を持って接する」も含蓄があるが、ストーリーとは少し離れている印象。

 以下ちょっとネタバレ。イヤな人はここで読むのはやめてください。

*****

 このお話は、ある程度実話に基づいていて、出てくる書店にはモデルがあり、それはこの本の直前に読んだ「本調子」の著者の書店「読書のススメ」であった。別々のソースから探してきた2冊なのに、なんという偶然。

 ということで、印象深い本だった。★5つ。

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感想メモ:仕事が夢と感動であふれる5つの物語

仕事が夢と感動であふれる5つの物語 (講演CD付)
仕事が夢と感動であふれる5つの物語 (講演CD付)
  • 発売元: きこ書房
  • 価格: ¥ 1,575
  • 発売日: 2008/10/31

★★★★★

 本当の失敗とは、自分があきらめたときだけ

 「どんな仕事も楽しくなる3つの物語」の続編で、流れる雰囲気は同じ。逆境にあってもあきらめなかったことで、感動的な結果に繋がった物語5つの紹介と、「夢の力」についての説明。

 心に残ったのは以下の部分。

  • わかってくれない人はいない。わかってくれる前に、努力をやめてしまう人がいるだけ
  • あきらめない限り夢は実現する。本当の失敗とは、自分があきらめたときだけ
  • 自分の夢にするためには「あきらめない理由」を見つけ出すことが必要
  • あきらめない理由がある夢は必ず実現することができる
  • あきらめない理由の見つけ方
     1.自分の過去の体験
     2.自分が問題意識を感じたこと
     3.自分が大切にしたいと思っていること
  • できるかどうかを考えず、自分の感性を信じることが大切

 「失敗とは自分があきらめたときだけ」という言葉に衝撃を受けた。確かにその通り。本当に限界まで続けたことなど、あるだろうか。自分に言い訳をつけて、自分からやめただけだったのではないだろうか。

 ちなみにこの本は講演のCDが付いている。同じ内容でも、声で聞くとまた印象が違うのがおもしろい。かなりの数の講演をこなしているだけあり、話もとてもうまい。CD付きで1500円は安いと思う。

 今後の自分の行動にも影響を与える本である気がする。オススメ。★5つ。

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感想メモ:どんな仕事も楽しくなる3つの物語

どんな仕事も楽しくなる3つの物語
どんな仕事も楽しくなる3つの物語
  • 発売元: きこ書房
  • 価格: ¥ 1,050
  • 発売日: 2008/03/28

★★★★★

 仕事でも勉強でも、いつも楽しくできるわけではない。ではどうすれば楽しくできるのだろうか?結局それは自分の考え方次第なのだ、と著者は語る。

  • 面白い仕事も、つまらない仕事もない
  • そこに関わる人が、面白いものにしたり、つまらないものにしたりしているだけ
  • 今、自分が関わっている仕事の面白さは、自分の仕事に対する考え方によって決まる

 そして「仕事が感動に変わる5つの心構え」として以下のものを挙げている。

  1. 仕事の意味を考える
     ・・・自分で仕事の意味を付け加える
  2. ものごとを前向きに受け止める
     ・・・チャンスにできない出来事はない。しなかった人がいるだけ
  3. 自己原因で考える
     ・・・他人や環境は思い通りにならない。不満を作り出しているのは自分自身
  4. 自分の可能性を信じて、自分らしくやる
     ・・・「こだわり」が個性。「こだわる」ことで自分らしい価値を社会に提供できる
  5. 目指すことを、あきらめない
     ・・・あきらめる理由を探さず、「あきらめない」と決意しておく

 最後に、当たり前のことにも感動があり、それを見つけ出すことが生きる喜びに繋がると語っている。

 元気がないときに、やる気を取り戻すことができる本。オススメ。★5つ。

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感想メモ:キミが働く理由

キミが働く理由
キミが働く理由
  • 発売元: 中経出版
  • 価格: ¥ 1,365
  • 発売日: 2009/02/28

★★★★☆

 あきらめない限り、人生には成功しかない

 夢、働く意味、生きる意味を語る、福島氏の著作。働く理由をみつけるヒントとなる、25のメッセージから成る。

 著者の本は、どれも前向きなメッセージで溢れていて、読むと元気づけらレるものが多いが、この本も例外ではない。著者自身が若い頃に働く理由をみつけられずに苦しんだことが、人生の意味や夢を語るという現在の仕事に結びついているとのこと。

 印象に残ったのは以下の部分。

  • やると決めたら、どう実現できるかを考えればいい
  • やると決め、できるまでやめなければ、できる
  • あきらめた瞬間が終わり。あきらめない限り、人生には成功しかない
  • 仕事は意義、目的を忘れるとすぐにつまらなくなる
  • 何のために生き、働くのか、思い出す習慣を付ける
  • 社会、お客様とのつながりに、とても大切な意味がある
  • 世界のため、他人のため。働く目的を毎日繰り返し思い出すのが自己管理
  • 人を励ますと自分も元気になる。自分が元気でないと人を励ませない
  • 批判は感謝に勝てない。感謝は支持者を増やす
  • プラス受信:チャンスを見いだす
  • 面白くしようと思えばどんな仕事も面白くできる
  • 何をしてもらえるかではなく、自分がどうできるかを考える
  • 自分に期待する。周囲には期待せず、信頼する

 最後に著者の挙げる3つの指針を紹介する。

  1. あきらめない
  2. 失敗を糧にする
  3. 自分ができることから行動する

 誰しも、読むと何かしらのメッセージを受け取ることができると思う。
どうせなら日々を前向きに生きたいものだが、それは決して簡単なことではない。
この本では、そのヒントを与えられたと思う。

斜に構えた人は耐えられない前向きさかもしれないが、素直に読むべし。
オススメ。★5つ。

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