感想メモ:ママはテンパリスト 2

ママはテンパリスト 2
ママはテンパリスト 2
  • 発売元: 集英社
  • 価格: ¥ 780
  • 発売日: 2009/06/19

★★★★☆

抱腹絶倒育児マンガ待望の第2巻。

 1巻の続きで、東村アキコの息子さん「ごっちゃん」の
その後の活躍(いろんな意味での)が描かれている。
普通に読んでるだけで笑える。電車の中で読むときは注意。

 読んだことがない人は1巻から買うべき。
育児に格闘している人、かつて育児に格闘していた人、
育児に格闘したことがない人、みんなオススメ。

 とりあえず読んでご覧なさい。1巻の試し読みはこちら↓
Amazon.co.jp: 本: ママはテンパリスト 1

 あーおもしろかった。余裕の★5つ。

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感想メモ:ママはテンパリスト

ママはテンパリスト 1
ママはテンパリスト 1
  • 発売元: 集英社
  • 価格: ¥ 780
  • 発売日: 2008/10

★★★★★

抱腹絶倒育児マンガ

 おもしろい!オススメ!マンガ読んでこんなに笑ったのは久しぶり。
ゴールデンラッキー以来か?(古すぎ)

 ジャンルとしては育児マンガ?なのだが、
子供のおもしろい動きやセリフだけでなく、
育児の大変さをまで全部ひっくるめて笑いで包んで表現している。
体験している方は笑ってばかりはいられないだろうが、読む方は笑い通しで読めた。

 とはいえ、マンガには好き嫌いがある。
が、幸いなことにAmazonで2話ほど読めるので、好みかどうか確認するとよいと思う。
Amazon.co.jp: 本: ママはテンパリスト 1

 ちなみに、私はこちらのレビューが知ったきっかけ。
マンガがあればいーのだ。 この育児漫画が壮絶に面白い!「ママはテンパリスト」

 大当たりでしたありがとう!余裕の★5つ。


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感想メモ:誘惑される意志

誘惑される意志 人はなぜ自滅的行動をするのか
誘惑される意志 人はなぜ自滅的行動をするのか
  • 発売元: NTT出版
  • 価格: ¥ 2,940
  • 発売日: 2006/08/30

★★★★☆

なぜ人は自滅的な行動をするのか?

 体に悪いとわかっていても、タバコやドラッグをやめられない。
損をするとわかっていてもギャンブルをやめられない。
いいことだとわかっていても、ダイエットやトレーニングの決意は
1週間でなかったことになってしまう。

 こういった人の習性は、経済学が前提とする効用理論とは矛盾する。
効用理論では「人は自らの利益(効用)を最大化する」とするが、
実態は明らかに最大化しない行動をとるからだ。

 人はなぜこのような自滅的な行動をするのか?
こんなやっかいな問いに、本書はシンプルな理論で正面から説明してくれる。

 本書の基となる理論は
「双曲割引とその加算性」
だけである。

 単純に言えば、「ハイパー朝三暮四」+「正のフィードバック」とでもなろうか。
双曲線は指数関数よりも減衰が激しいので、
未来の損失を過小評価してしまうので、目の前のお菓子を食べてしまう。
そして一度食べると、次から食べることに抵抗がなくなってしまう、など。

おもしろい。

以下、メモ。

  • 効用に基づく理論は、選択の多くの側面をうまく説明するが、
    自己破壊的な行動の存在も、それを防止する仕組みも登場の余地がない。
  • 人も下等動物も直感的には、将来のできごとを
    期待される待ち時間に反比例して評価する。
  • 双曲線は、多くの効用理論が前提とする指数曲線よりも
    しなっているので、そこから出てくる選好パターンは、
    効用理論的には不合理となる。
  • つまり痛みというのは、癖の周期を急速にしたものでは
    ないだろうか。ちょうど、癖というのが中毒の周期を
    急速にしたものであるのと同じことだ。
  • 意志は自己フィードバックを持った仲介プロセスなので、
    そのフィードバックにより生じるカオスのために、
    わずかな違いがすさまじい結果の差を生み出す。
  • ルールーつまり強い意志に従って何かをやるのは、
    往々にしてその行為自体の喜びを奪ってしまう。
  • 意志の働きにより合理性が高まったために、
    満足度が減ってしまう行動というのもたくさんある。

 著者は「この本はわかりやすいように口語体で書いた」というが、
訳者の山形浩生氏が言うように、全くわかりやすくない。
その代わり、山形氏の「訳者解説」が内容を簡潔にまとめていて
とてもわかりやすい。
なので、この解説から読むことをおススメする。

 内容は興味深いのだが読みにくいのが難点。
ということで★1つ引いて★4つ。

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感想メモ:変な人の書いたツイてる話

変な人の書いたツイてる話
変な人の書いたツイてる話
  • 発売元: 総合法令出版
  • 価格: ¥ 1,575
  • 発売日: 1999/12

★★★★☆

「ツイてる」と唱え続けると人生が変わる

 銀座日本漢方研究所(マルカン)創設者にして高額納税者の常連、斎藤一人氏の本。
彼は「成功と呼べる人生を送る方法」を知っているという。その方法とは?

  • 「ツイてる」と言うことです。

 初めて聞く人には、これだけではなにがなんだか?だろう。
しかし、この「ツイてる」という言葉がどれくらい広がっているかを見ると、
その主張の奥深さが垣間見える。

  • 「ツイてる」という言葉を口に出して、自分の「ツキ」に気がつくと、
    毎日が「ツイてる」ことだらけです。
  • 右に行くか、左に行くかを、判断しなくてはならないときがあります。
    そのときは、どちらが正しいか、ということを絶対に考えないでください。
    どちらが楽しいか、を、判断基準にしてください。
  • 正しいことが何なのか魂はすでにわかっています。
    だったら、楽しい方を選ばなくては、苦労の扉を開くことになります。
    苦労の扉は開かないことです。
    ひと度、その扉を開こうものなら、山のような苦労が出てきてしまいます。
  • 仕事だって、「楽しい、楽しい」と言っていれば、楽しくなって、成功します。

 人の心は、自分が口に出す言葉にも影響を受ける。
毎日愚痴ばかりこぼしている人は、斜に構えたものの考え方になるし、
逆に毎日感謝や幸運を口にする人は、安定した心を手に入れることができる。

 口にすることにも気をつけることで、考え方を潜在意識レベルから変えていく。
ということだと理解した。★4つ。

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感想メモ:あなたに奇跡を起こす笑顔の魔法

あなたに奇跡を起こす笑顔の魔法―心から笑えなくても大丈夫
あなたに奇跡を起こす笑顔の魔法―心から笑えなくても大丈夫
  • 発売元: 青春出版社
  • 価格: ¥ 1,260
  • 発売日: 2006/02

★★★★☆

 笑顔でいることの大切さとすごさ

 著者は以前営業職だったのだが、結果を出すことができなかった。
これで最後の一ヶ月と腹をくくり、作り笑いでもいいから笑顔で行こうと決めたところ、
あれよあれよというまに営業成績トップ、人生も好転し始めたという。
そして現在では、なんと「笑顔のカウンセラー」として活躍しているそうだ。

 メモした部分は以下の通り。

  • 作り笑いでもいいから笑顔で過ごす。そのうち本当の笑顔になる
  • プラス思考は笑顔と両輪
  • 「ありがとうございます」と唱え続ける(特に寝る前)

 「プラス思考」というとスポーツを想像しがちだが、
人付き合いがある全ての人、つまり誰にとっても必要なことなのでは
ないかと思えてきた。

 前向きで笑顔を絶やさない人と後ろ向きで暗い表情の人、
どちらの人と付きあいたいだろうか?考えてみれば明らかだ。

 そしてもう一点、潜在意識への働きかけとしても有効だと思うからだ。
ウソだとわかっていてもいいから、いいことを自分に言い聞かせるのにも、
意味があるのではないか。そう感じた。

 成功について書かれている本には、共通する部分が多い。
この本もまたその例の一つとなった。★4つ。

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感想メモ:ある成功者の秘密

ある成功者の秘密
ある成功者の秘密
  • 発売元: ダイヤモンド社
  • 価格: ¥ 1,500
  • 発売日: 2005/09/29

★★★★☆

 成功者から学ぶ人生の知恵

 成功者(工場長のエベリット氏)に出会った主人公が、人生における成功を引き寄せる知恵、考え方について教えを受ける中で成長して行くというストーリー。最後にサプライズがあるが、ネタバレになるので書かない。

 ソムリエさんの★5つだったので読んでみたのだが、私の中では今一つ印象に残らなかった。
「ある成功者の秘密」 – 【本ナビ】 一日一冊読書感想集

 理由を考えてみた。ストーリーとしてはつながっているのだが、各章で語られる知恵のつながりが弱く、大きなストーリーを感じにくかったことが原因だと思う。

 また、他の本で既に読んだことがある内容が多かったことも、原因の一つだろう。
それだけ多くの人が正しいと感じている知恵だからこそなのだろうが。

以下、メモした部分。

  • 受け取るものを増やしたいなら、まず心の中にその場所を作りなさい。より大きく物事を考え、より壮大な夢を描きなさい。
  • 気持ちを明るくし、自分の直感にしたがっていれば、自分のいるべきところへと導かれるものだ。
  • もちろん、痛みから人は学ぶ。しかし、心を楽にしていることや楽しいことからも学ぶものだ。ときには前者よりも効果的に。
  • 幸福とは、あなたに起こることではない。あなたがつちかう態度だ。
  • 自分が豊かだ感じるなら、あなたは豊かなのだ。お金以外にも、多くの豊かさがある。
  • なぜかすべてはうまくいく。
  • よい教師というのは、自分が必要な存在でなくなるようにすることだ。

 下に挙げる本を読んだことがある人だと、既視感があると思うので、★3つ。なければ★4つ。

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感想メモ:成功者の告白

成功者の告白―5年間の起業ノウハウを3時間で学べる物語 (講談社プラスアルファ文庫)
成功者の告白―5年間の起業ノウハウを3時間で学べる物語 (講談社プラスアルファ文庫)
  • 発売元: 講談社
  • 価格: ¥ 820
  • 発売日: 2006/09

★★★★★

 起業するとはどういうことなのだろう?
どんな生活になるのだろう?
うまくいくときは?うまくいかないときは?
陥りがちな罠は?それを回避する方法は?

 こういったノウハウを、起業から企業を軌道に乗せるまでの5年間に
起こることが多いシナリオを物語形式で説明する、神田昌典氏の著作。

 神田昌典氏といえば、今をときめくビジネスの成功者として
知られているが、その道のりは平坦ではなかったそうだ。
「地雷」は、特にプライベートで数多く起きたという。

 本書は、神田氏の身に実際に降りかかった事件を含め、
複数の実話を元に構成されているという。
例えば、仕事と子供の重病。ポストに残された離婚届。
社員が次々とストレスから病気に。
フィクションとはいえ、その内容は重い。

 神田氏は、ビジネスと家庭とのバランスが重要と説く。
ビジネスの成功者が、家庭に問題が山積みであるケースも少なくないとも。

 久しぶりに、読み始めたら止まらない本だった。
仕事をしている人であれば、誰しも考えさせられる部分があるのではないか。
良著。★5つ。

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感想メモ:オシムの言葉

オシムの言葉―フィールドの向こうに人生が見える
オシムの言葉―フィールドの向こうに人生が見える
  • 発売元: 集英社インターナショナル
  • 価格: ¥ 1,680
  • 発売日: 2005/12

★★★★☆

 サラエボ生まれで元ユーゴ代表監督として、ユーゴをベスト8に導いた。
また、日本代表監督時代には任期中に脳梗塞で倒れ、
後任が岡田監督となったという経緯は記憶に新しい。

 しかし、サッカーにあまり興味を持っていない私は、
・オシム監督ってすごい人なの?
・オシム監督がどういうスタイルの監督なの?
ということを全く知らなかった。この本からは、こういったことが理解できる。

 監督の評価は、選手や他チームの監督に聞くのが良い。
厳しい監督であっても、結果が伴うのであれば選手は監督を評価する。
逆にやさしい監督であっても、結果が伴わなければ評価しない。
選手が一流の選手であればあるほど、そうである。
そしてオシム監督の選手からの評価は、前者である。

 オシム監督は「走るサッカー」を基本とするため、練習は非常に厳しい。
しかしついていくと、必ず結果が伴う。
そこで選手はやる気が出てくる。
そしてついて行けばいいのだと信頼する。

 さらに彼は、一人一人を非常によく見ている。
その結果、ストイコビッチなどの超一流選手をはじめ、
ユーゴの選手、日本の選手一人ひとりの信頼も厚い。

 こうした求心力を元にチームとしての方向性も定まり、
結果として、選手層が決して厚くないジェフにおいて、
3年でチームを優勝に導いている。
ユーゴ代表での結果をはじめ、実績も見事である。

 その裏にあるのは、数学者であるオシム監督の
サッカー哲学ともいうべき、ものの考え方である。
この点については本の中でふんだんに語られている。

 ということで、サッカーに興味がない私も彼はすごいのだなとわかった。
どうすれば人のモチベーションを上げ、成果を出すことができるのか。
そのヒントにもなる一冊。★4つ。

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感想メモ:この世で一番の奇跡

この世で一番の奇跡 (PHP文庫)
この世で一番の奇跡 (PHP文庫)
  • 発売元: PHP研究所
  • 価格: ¥ 580
  • 発売日: 2003/03

★★★★☆

物語形式で語られる「地上最強の商人」のダイジェスト版

 「地上最強の商人」「十二番目の天使」のオグ・マンティーノ氏の著作。
1970年代半ばの本で、世界で700万部以上売られたベストセラー。
それだけ前の本でありながら、その内容は決して古びていない。
それは、いかにして自分を成功と幸福に導くか、
という普遍的な内容だからだろう。

 根本に流れるメッセージは、「地上最強の商人」と重なる部分が多い。
本書は、「商人」の内容を、物語形式でわかりやすくし、
内容も圧縮したダイジェスト版という印象だ。
本書の「神の覚え書き」も、「商人」の「巻き物」を凝縮した感じ。

 ただ、「商人」は非常に高額な本である(1万円程度)ため、
文庫でも手に入る本書の方がより多くの反響を集めたのは
当然かもしれない。

 しかし両方読んだ私としては、「商人」の方がきめ細やかに、
潜在意識を含め自分を変える方法が書かれていると感じた。
期間で比べるのもなんだが、本書は100日間、「商人」は10ヶ月かけて
自分の考え方を変えるプログラムが紹介されている。

以下、メモした部分。

  • 今、彼は幸福で満たされています……裕福ではありませんよ、幸せなだけです。
  • わしらのほとんどは自分自身を閉じこめる監獄を作るのです。
    一定の期間、その中に住んでいると、その監獄の壁に慣れてしまい、
    人生とはこんなものだという偽りの前提を受け入れるようになるのです。
    そういう信念にとらわれるやいなや、人生をなんとかしようとか、
    夢を実現しようという希望を捨ててしまいます。

 良い本だが、「商人」の方が受けた影響が大きい。
こちらを読んで興味を持った人は、「商人」もオススメしたい。
「商人」は「本のソムリエ」さんも激賞している。

 ということで、★4つ。
ちなみに本書は「上京物語」の巻末で読むべき本として紹介されている。

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感想メモ:一瞬で自分を変える法

一瞬で自分を変える法―世界No.1カリスマコーチが教える
一瞬で自分を変える法―世界No.1カリスマコーチが教える
  • 発売元: 三笠書房
  • 価格: ¥ 1,470
  • 発売日: 2006/11

★★★★☆

 アンソニー・ロビンスというアメリカで著名なコンサルタントの本で、全世界で1000万部を超えているらしい。

 内容は、成功するためにはどうあるべきか、どういった行動を心がけるべきか、といったようなこと。そのために、成功者のマネをしてみたり、自信があるフリをしたり、悪いイメージをいいイメージに置き換えたり、自分や他人をコントロールしたり、といった内容が紹介されている。

 どこかで読んだことがある内容と重なっていると思ったら、脳科学の本だった。脳や潜在意識の仕組みを考えると、同じ結論に行き着くのだろう。脳科学の本と異なるところは、NLP(Neuro-Linguistic Programming:神経言語プログラミング)の説明だろう。

 その他のキーワードは、モデリング・ラポール・ミラーリング・アンカリング・リフレーミング。

 全体として、どうあるべきかをわかりやすく示してくれる良著だが、気になるのが「翻訳によって原著の半分程度の内容になっている」ということ。原著は400ページを超えるが、本書は270ページほど。原著は・・・誰かがくれたら読もうかな。★4つ。

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読んできた本の内容をまとめて紹介。